4月12日に公開された『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』、早速見てきました!
今回はキッドと服部がメインキャラということで、情報公開時からずっと楽しみにしていました。
新選組が好きなので、土方さんにも期待大……!
薄桜鬼を通ってきた者としては、ちー様が土方さん?!と大変驚きのキャスティングだったのですが、渋くてカッコいいお声なのでお似合いですよね。
ということで、以下ネタバレ感想です。
キッド作品の中では『世紀末の魔術師』に次ぐ傑作
キャラクターとしてのキッドは好きなのですが、近年の劇場版では、彼が出る作品はイマイチなところがあり心配していたのですが……
今作はとにかく良かった!
平次が和葉へ想いを告げるという結末へ向けて、ミステリとコナンらしいアクション、そして大泉洋が程よく織り交ぜられたストーリーが進んでいきます。
なぜキッドが刀を狙うのか。その謎を追いつつ次々と起こる事件を解決することになるので、展開が目まぐるしい。
一緒に推理しながら観ているとなかなか忙しいのですが、ちょこちょこ挟まれる紅葉ちゃんのシーンが清涼剤的で、混乱する頭をすっきりできてよかったです。
紅葉ちゃんや沖田さんもですが、思いがけないキャラがたくさん出てきたのは嬉しかったです。
恋愛がテーマの一つなので、工藤家や鈴木家のご夫婦だったり、青子ちゃんが出てくるのは「だよね!」とにやにやしちゃったんですが、まさか鬼丸が出てくるとは……!
子供の頃『ヤイバ』も読んでたので、思わず叫び出しそうになって口を押さえました。
コナンだと津田さんが声優らしいので、中の人繋がりですね。沖田さんとの共闘も胸熱です。
最後のサプライズはとんでもなかったですが、これからどんな展開になるのか超楽しみです。
新選組好きとしての感想
土方さんの刀として『星稜刀』が出てくるということで、兼定、和泉守兼定はどういう立ち位置になるのかなと思っていたのですが、兼定のことを大事にしていることが伝わるシーンがきちんとありました。
こういうファンへの気遣いが嬉しいですね。
土方さんが新政府軍から襲撃されるシーンについては、時期が冬なのでどうなのかなとも思うのですが、少人数で潜入していた新政府軍の部隊とか、箱館府の人とかならありえるのかも?
豊玉発句集が謎解きのキーとして出てきたのは面白かったですね。
有名なのは梅の句ですが、舞台が五稜郭ということで連想ゲーム的?に月の句が使われました。
山南さんにまつわる俗説が有名な句も出てきて、個人的にはニヤッとしました。
その他
ちゃんと函館の観光案内も映画に嫌味なく散りばめられててよかったですね。
五稜郭は当然、市電にラッキーピエロにまさかの函館運輸所と……
アジア圏でも大人気のコナンで函館がここまでフィーチャーされると更に外国人旅行客が集まりそう!