オタク夫婦の「○○が好き」

30代オタク夫婦の語り場です。漫画・映画の感想がメイン。特撮と世界一初恋とBANANA FISHもアツい。そんな夫婦です。

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『世界一初恋 小野寺律の場合』14巻感想

待ちに待った、『世界一初恋 小野寺律の場合』14巻。
フラゲしてきました。

 

以下、全力でネタバレ感想ですのでご注意下さい。

 

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*****

 


細かな修正がすごい


今回はエメラルドと比較しながら読んでみたんですけど、ちょっとしたコマでもより可愛く・よりカッコよく修正されていて、春菊先生のスゴさを見せつけられました。

基本的には物語に影響するような直しではなく、より見た目が美しくなるようになっていたのですが、一箇所、「こう変えたか!」とびっくりしたコマがありました。

それは、コミックス26ページ右上の1コマ。

「やっぱお前の事好きだわ」という尚くんからの告白に対する、律っちゃんの反応です。


【エメラルド】

セリフ→「…………」「………は?」

描写→黒目がちな瞳。ぽかんとしてあっけにとられているような表情。緊迫感はあまり感じられない。

【14巻】

セリフ→「…………」「………は?」

描写→瞳孔が収縮している。驚きで声も出ないような表情。その場の緊張感が伝わってくるような。


律っちゃんが尚くんからの告白をどう受け止めたかわかる重要なシーンです。コマ自体の書き込みが増えていましたし、今後の展開(律っちゃんの気持ちの動き)的に大事になってくるから修正されたのかな?と思いました。

 

 

『小野寺律の場合 no.28.5』はいつの話なのか

 

個人的は0日後だといいなって思います!!!


伯父さんからおすそ分けしてもらった野菜の旬の時期を調べてみました。

・ピーマン6~9月

・なす7~9月

ししとう6~8月

・にんじん10~12月

・じゃがいも10~11月

うーん、バラバラ!

にんじんとかじゃがいもは一年中スーパーにおいてあるので、伯父さんはいわゆる夏野菜を収穫されたのだろうと都合よく解釈。


あと、時期の特定に不可欠なのは服装ですね。

今回、高野さんも律っちゃんも、アウターとトップスが長袖なんです。

ししとうとピーマンの出荷時期(6月)に該当する話数・no.24(※1)を見てみると、トップスは半袖なんですよね。no.23でも似たような服装だったので、6月ではなさそう。

となると、より寒い時期だと考えられるので、9月ごろでは?と推測できる気がします。

ちなみに、no.1では結構着込んでいたので(コートも着ていた)、no.28.5と同じくらいかより寒い時期だという見方もできそうです。no.1の時点であと364日ですから、堕ちるか堕ちないかの瀬戸際ですね……。

律っちゃん、いい感じにデレてましたから、0日前後と考えてもいいのかな、なんて思いつつ読みました。


(※1)no.24の終わりに「恋に(完全に)堕ちるまであと53日」とあります。過去のエピソードから恋に完全に堕ちる日=0日は8月5日と考えられているため、no.24は6月と思われます。

 


各話数については言及しませんが、どれも良いお話でした。そしてここからがすごいんですよね!今回掲載されなかったお話が!とっても!ぎゅんぎゅんします!

もうすぐ春エメなので、冬の続きが読めることを期待しつつ。

 

 

 


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4/28追記


no.28.5の内容についても感想を。


14巻の描き下ろしがno.28.5でした。

ナンバリング的にはno.28とno.29(エメラルド冬号掲載)の間のような感じになっていますが、時系列的には0日前後ではないかと思われます。(この理由については前述の「『小野寺律の場合 no.28.5』はいつの話なのか」を参照ください)

で、内容ですが「律っちゃん、再びカレーを作る」でした。

1回目のカレー作りの様子は、『劇場版世界一初恋 横澤隆史の場合』で同時上映された『バレンタイン編』をご覧ください。最高のツンデレ・小野寺律を楽しめます。

今回は伯父さんからもらった野菜を消費するためにカレーを作るんですが、その腕前は1回目のときより成長しています。それが高野さんの助言を守ったおかげというのがたまらんですね!

相変わらず二人でも食べきれない量を作ってあたふたしてますが、パッケージに書かれた手順どおりに作るように、という高野さんからの助言のおかげで、味の方は問題なく作れたようです。

高野さんと一緒に食べる約束をした律っちゃん。

電話で直接伝えられるようになったのも、ファンとしてはグッときました。