高嶺のハナさんのファンなので、作者のムラタコウジ先生の新刊が出たらHontoからメールがくるようになっているのですが、
「おっ、3巻か?!」
と思ったら違う漫画の1巻発売のお知らせメール。
それがこの『アカイリンゴ』
性行為そのものが違法になった近未来、厚労省性行為取締官(セトリ)を父に持つ犬田くんが闇のクラブで目撃したものは…
えっ、なにこのあらすじは…(歓喜)
もはやあらすじだけで面白いんですが、内容も当然面白い。
漫画アプリのコミックDAYSでもぶっちぎりで人気なの全然知りませんでした。
(しかしコミックDAYS、月額980円ですげえ読めるのね…)
中学生男子向け青春(隠語)の漫画だから、ウケないはずがないんですよ…
以下ちょっとしたネタバレありの感想。
ヒロインは3人
ヒロインの人選も、
「幼馴染(多分主人公のことが好き)」「謎の美女」「興味津々な先生」
と、みんなが納得のラインナップ。
このうち「謎の美女」が1巻の表紙を飾っています女優のウチュラこと宇宙美空。
いいっすよね~ 高嶺のハナさんと同様に美人のアップを表紙に持ってくる感じ!
ムラタ先生、一生ついていきます!
ファム・ファタール、ウチュラ
ファム・ファタールとは文学用語で「運命の女」であり、「破滅へと導く女」なんですが、
ウチュラがファム・ファタールみ、めっちゃあるんですよね~
ほんと、いい味出してるんですよ。
主人公は厚労省職員の父親を持ち、学校も普通に通っていて何不自由なく生活している。
そこに得体の知れない美女、ウチュラが関わってくる…
物語が進むほどに少しずつ破滅の道へと誘われていくのがファム・ファタール好きの私としては立ち上がって拍手したくなります。笑
先生か、幼馴染か
学校の歩くアロマこと壇田先生が(ほくろがまたイイ)一番現実世界から見ると倫理観ぶっ飛んでるんですが、その一方で幼馴染の水瀬優ちゃんのウブさはそんなに現実世界と変わらないところがあって、その先生と彼女のギャップに燃えます。
性行為自体が一般的には犯罪なので「古の道具」となった”アレ”を壇田先生が使うのが面白い笑
次に読むべき漫画は
はい。
どんな理由であれ、思春期の禁則って漫画になるぐらい捻じ曲がるタイミングがありまくりってことなんですね…