本屋になんかめぼしいものないかな~ なんて平台を見ていたら、コイツが目についたので、思わず買ってしまいました。
月刊ガンガンで連載中の作品だったのね。
一番好きな月刊ガンガンの作品はハーメルンのバイオリン弾き(夫)/鋼の錬金術師(妻)です。
作品の簡単な感想としては、爽快に読めるので、特撮ファンは買って損はないかと。
悪の組織との最終決戦で、敵と相打ちになった戦隊ヒーローの朝垣灯吾。
命を落としたかと思われたが、気が付くと異世界に転生していたのだった!
異世界でも困った人々を救うため冒険者となり、キズナレッドに変身して今日も戦い続ける―! (裏表紙より引用)
お約束はどこへ行っても通じる
私は戦隊が好きすぎて、戦隊パロディが好きじゃないんですけど、(昔あったゴレンジャイとか、飲み物のCMとかほんと嫌だった)
今作、通称”あかいせ”はパロディではなく、リスペクトの精神で書かれていると思われます。よかった。笑
変身する際にバックの爆発で敵味方関係なくぶっ飛ばすのとか、バズーカとか、青とぶつかる感じ、もちろん合体ロボの登場を含めて、戦隊のフォーマットの1つ(ぶっ飛ばすのはフォーマットではありませんが笑)ですが、ちゃんと異世界でも再現されています。
ヒーローは異世界でもヒーロー
異世界に転生する方々は大体は現世にマイナス感情を抱いたままそれがリセットされてここに至る、という感じですが、主人公のキズナレッド/アサガキ トウゴはなんといっても戦隊のレッドなので、異世界でも「困っている人を助けたい!」という気持ちの良い理由で戦い続けています。
変身(絆装(バンソウ)チェンジ)後のパワーも別に異世界でのトンデモスキルってわけではないので、
転生物の「まぁ、そうなるわな」がないのがいいですね。
ちゃんと敵に苦戦するけど、仲間との絆によって強敵を打ち倒す、という物語的な面白さもちゃんとあります。
敵も組織的なんだってことを匂わせるエンドで1巻は終了。
異世界物に寄っていくか、戦隊ものに寄っていくか、楽しみに2巻を待ちます。