学生時代、ジュンク堂にそれはそれはお世話になったので、その縁で電子書籍もHontoを使っています。
そんでもって今回の『あせとせっけん』/山田金鉄 も、電子書籍で購入してたんですが、なんだかずっと電子本棚で電子積読をしていまして、(たぶん1年ぐらい寝かせてたと思う)この度やっと読みました。
いや~、におい、いいね。(完)
嘘です。まだ感想終わりません。
誰しもが匂いフェチなところを持っているというところを的確についてきた漫画だと思います。
この感想記事ももちろんネタバレありなので、読んでからにしましょう!
3月4日時点では、どうやら2巻まで無料公開してるっぽいです。
おいおい! こんな漫画を小中学生がいくら学校休みだからって無料公開にしてはですなぁ! と鼻のあな広げていこうと思ったのですが、普通に自粛ムードに対抗! ってことでした。(公式アカウントのツイートより)
キャラクター:麻子ちゃん嫌いなオタクはいない
麻子ちゃんなのに汗っかきゆえに「汗子」とからかわれてしまうあせっかきガール、八重島麻子(26歳)
まずメガネっ子でかわいい。100点。なんでもっと早く読まなかったんだろうってめちゃくちゃ後悔しました。
1巻を読み終わって思ったのが、麻子ちゃんって、00年代を生きた(ギャルゲー)オタクが好きなキャラクター設定ですよね。
コンプレックスがある→それを受け入れ、解決していくことで仲を深める。
あの時代の空気を吸った人なら「あぁ~、はいはい、(ゲーム名)でいえば(キャラクター名)でしょ?」ってのをそれぞれお持ちかと思います。
私でいえば当然『ToHeart2』の小牧愛佳です。もはや雑誌名も思い出せないんですが、妹の郁乃ちゃんと表紙を飾った時があって、思わず買っちゃったぐらい好きだったな。
でもあれから時が経ち、自分も社会人になってもう学園に戻ることもできず…
ってときに現れたのが『あせとせっけん』なんです。
もう00年代は戻ってこない、だが精神は今も受け継がれているッ!!
お気に入り:第6話 嫌いじゃない汗
初デートの後の朝チュン(死語)後に、名取さんのシャツを着る麻子。
このTシャツ一日着てもらったらしばらく洗わずに取っておこう・・・
(151頁)
・・・このお話に共感した方、多いんじゃないでしょうか。
私も当時の彼女(今の妻)が一人暮らしの我が家に泊まりに来てくれて、帰った後の残り香めっちゃ大切にしてました。
なんかここまで書いてちょっと焦り始めたんですが、
自分の中では「よかった、自分もしてた行為は世間では少なくとも漫画になるほどメジャーなんだな」
ってのがわかってほっとしてるんですけど、
皆さんもそうですよね?
推しポイント:ちゃんとマジメ
『女神のスプリンター』もそうだと思うんですが、ちゃんと物語の主題(あせとせっけんで言えば、におい・香り)をマジメな文脈でも取り上げてくれているので、
麻子さんはにおいが”悲しい”のに笑顔を作ったりすることがある
それを見ると俺も不安です
(198頁)
なんて台詞も決められてるなって思います。
さてさて、2巻は恋のライバル出現か? 続きも買って(積んで)あるので、楽しみです!