石塚真一先生の大ヒットジャズ漫画『BULE GIANT SUPREME』がビッグコミック2020年5月10日号で完結し、
最新号の2020年5月25日号の巻末で新シリーズの『BLUE GIANT EXPLORER』が次号から始まる! と予告があった。
『ブルージャイアント』シリーズは無印の第一話からずーっと読んでいて、毎号楽しみにしている。
新シリーズ開始直前特別企画、ということで今まで主人公の宮本大が会ってきた人々が載っていてて、うひょ~、懐かしいとなった。
ここまでの感想なので、以下はネタバレありかも。未読の人は注意お願いします。
いままでの登場人物で一番どうなってるか気になるといえば、
やはり大の元想い人である「三輪舞」かなぁ。
「ブルージャイアント」全編を通していえることかもしれないんだけど、
「この展開はこう来るだろう~!(まさかああはならないだろう)」っていう展開をぶっこんできて、私たち読者の感情を強く揺さぶってくる。
三輪とくっつ・・・かない
雪祈が・・・
予定調和がないというか…あ、これがジャズっぽいのかも。
『シュプリーム』(いわゆるヨーロッパ編)も、ラストのジャズフェスティバルの準備段階で役員たちが「アジア人のジャズはさぁ~」とか言っていて、
ライブ終了後にダイの「NUMBER FIVE」にアジア人だけどいいね! ポーランド人にここまでできると思わなかったわ!w
とその役員のおっさんに言わせてしまうのも個人的にはキツい展開だった。
そりゃこっちはダイたちと同じように「ジャズにそんなもの関係あるわけないだろ!!」と思ってますからね。
でも大がそのキツさも含めて糧にして、また新しい場所でジャズを探究していく。
また色々と、「日本人の若者」として苦労する場面も出てくるかもしれけれど、
ジャズを武器にして戦っていってほしい。
また、ブルージャイアントのアツいところは、時たま登場人物が回想するという形をとって、
物語がいずれ終わりを迎える、ということを常に示唆してるところだよね。
大の冒険は続く。しかし「必ず終わる」
そりゃ、漫画なんだから終わるだろ、と言われればそうなんですけど、だからこその緊張感が物語にあるなと感じます。
月並みな感想かもしれませんが、漫画から本当に音が伝わってきたらいいのになぁ、と思います。
1話の感想も書いてるよ~