『高嶺のハナ』さんシリーズでお馴染みのムラタコウジ先生の最新作、
『だぶるぷれい』の1巻が発売されました。
家に帰ったら、自分のベッドで学年一のルックスの美少女が寝てる(親が再婚して一つ屋根の下に住むことになった)
という衝撃的な1話から始まる話。
あとがきで先生も触れていますが、あの多感な頃
「昔好きだった子と何かの手違いで一緒に暮らすようになったら…」
という妄想…。
いい。いいですよね。
誰しもが一度はすると思うんですよ。一緒に住むだけじゃなくても、ありえないシチュエーションで好きな人と二人きりになっちゃう妄想。(当然私はしました)
「青春の思い出」は一冊のマンガ雑誌に例えられると思います。
大方の人と語り合えずメインの恋愛ものや部活・スポーツもの、
ニッチすぎる趣味の作品やら…自伝的な内面を描く作品…
みんながみんな、それぞれの連載作品を持っていて、ことあるごとに本棚の奥のほうから持ってきてパラパラと読み返してみたり。
前述した「誰しもがしたはずの欲望丸出しの妄想」は、
雑誌に例えるならそう、袋とじ。
「みんな持ってるけど、持ち主にしか読めない隠された、他とはちょっと違う大切さの作品」
『だぶるぷれい』は、誰かの(ムラタコウジ先生の?)そんな袋とじ作品を垣間見るような、ちょっとした背徳感を得られるんですよね…笑
その背徳感にこれ以上踏み込んでしまっていいのか?
でも続きが気になる……
『高嶺のハナさん』も面白い!!