12/28にエメラルド冬の号が発売されました!
毎年仕事納めの日に発売になるので、エメラルドに生かされてるな……と実感します。
さて、毎度おなじみになりましたが、セカコイは今回も誰の場合か発表がありませんでした。
2021年冬は高律、2020年冬はスペシャルミックスでしたが、果たして今回はどうなるんでしょうか……?
ということで、以下ネタバレ感想です。
今回は雪木佐でしたね!
前回掲載は2022年春の号でしたので、半年ぶりです。
その前が2020年冬の号掲載のスペシャルミックスだったので、間が空いた分間隔が短くなったのかも?
雪木佐は、作中の時間経過が高律よりも進んでいるので、
学生である雪名くんのイベント(学祭とか卒業式とか)にフォーカスしたエピソードが多い印象なのですが、
今回は大学院生になった雪名くんと、春の大型連休を満喫するお話でした。
木佐さんは自己肯定感がかなり低い人なので、雪名くんと付き合うようになってからも
「俺なんか」という思考がなかなか抜けないところがあります。
その一方で、雪名くんは向上心のかたまりで直向きに努力できる人です。
二人の性格は、家庭など生きてきた環境が大きく影響しているんだろうなとは思っていましたが、
今回は、雪名くん側でそれを強く感じることができたお話でした。
安直に表現すると、木佐さんにとって雪名くんは光のような存在です。
今回の描写のなかで、カッコいいのキラキラとは違う、憧れや幸福感などを表現したようなキラキラが描かれていました。
雪名くんのポジティブさに触れるたびに、木佐さんのこころがほぐれていく様子が見て取れて
読んでいて勇気づけられる二人だな、と思います。
木佐さんは、めちゃくちゃ童顔というところを除けば、
一介の会社員で、三十代のおじさん(そうは見えないけど)で……という、社会人読者に一番近い存在です。
職場も自信をつけにくい環境ですから(年下の編集長がめちゃくちゃ敏腕だし、同期に他誌の編集長がいるし)、
自分なんて……という思考に陥りがちなのもすごく共感できます。
そんな木佐さんが、雪名くんという存在によって変化していく。
彼の前向きさに影響されて素直さを獲得していく(あるいは取り戻していく)様子は、
読んでいてこちらも励まされているような気分になります。
今回のエピソードは、そんな心がぽかぽかするようなお話だなと感じました。
雪名家大集合で、キラキラ度が一段と高かったですね。
前回の雪木佐感想↓
さて、次号はセカコイ15周年記念です!
高律の二人が描かれたカラーイラストが掲載されていたので、
あの絵が表紙になるみたいですね〜!
いつも、『アニメ第三期決定』の文字が表紙にないかどきどきしちゃうんですが、
次回の春の号こそ……!と思っています。
周年記念だし、なにかあったらいいなぁ。
そして、10周年がついこの間のような気がしていたんですが、もう5年経つことに震えています。
時の流れ……。