いよいよ冬クールとしても半分の話数を超えた『EX-ARM エクスアーム』。
今回はキャラクターに動き(物理的な)が少なかったので、Twitter的オモシロさはなかったものの、アニメとしては今までで一番まともに観られた回だったのではないでしょうか。
明るいお色気担当キャラだった美波も、テロで両親と弟をなくしていたという悲しき過去が。
と思ったら弟だけ物語上の敵に助けられて、サイボーグになって生きていたという事実が発覚。
テロを起こす引き金となった組織のボスを今回仕事として守らなきゃいけない美波かわいそう。
表情は相変わらずなんだけど…笑 漫画で補完するしかない。
このあたり、アニメだから「悲しき過去…」から「発覚!」が短くなってるだけで、漫画だともう少しタメがありそう。
5話の学園回あたりで、「美波もいろいろあるからな…」って台詞一つ入れておくだけでアニメとして伏線はれてよかったのではないか。
弟を拾った敵、中東の砂漠の王族っぽい人が
「砂漠の民は匂いに敏感だから、目と耳を封じ込まれても戦えるんやで」
って言ってなんか気持ち悪いヤツをぶちのめしましたが、今回唯一のバトルシーンで作画崩壊してた。
地面にたたきつけた相手が柵にのめり込んでるという、PS2でもなかったよ、こんな低次元なヤツ…
ラストシーン、アルマが敵に洗脳されて寝返っちゃいました。
公式サイトを引用すれば
人工知能を書き換えられた
っていう表現です。
面白いなと思ったのは、「完全なるしもべ!」ってわけではなく、美波のこととかはちゃんと認識していながらも、敵についているというところ。
本当に寝返った感じがよく出てた。
こういうときって大方、本当にメモリーを書き換えられてたりするじゃないですか。
相変わらずアニメーションとしては低評価なんですけど、こういうところに原作が持っているであろう面白さが見え隠れするのがこの作品のニクいところなんだよなぁ。