オタク夫婦の「○○が好き」

30代オタク夫婦の語り場です。漫画・映画の感想がメイン。特撮と世界一初恋とBANANA FISHもアツい。そんな夫婦です。

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漫画『機動戦士ガンダム バンディエラ』1巻 感想

ガンダム好きなのでアニメは色々と観てるんですが、漫画での外伝作品って振り返るとあまり読んだことありません。

もちろん『サンダーボルト』は読んでますが、どこまで読んだかいつも忘れちゃう(照)

 

今回いつも買っているビッグコミックの広告にこの『バンディエラ』が載ってまして、今から1巻なら読んでみようかなと思ったので買いました。

てな感じなんで、加納梨衣先生の作品も初めてです。

 

後もう一つ興味を持った理由があって、

オビにもあるんですが「左利きのザクが紡ぐ 新・一年戦争譚」

 

私たち夫婦、二人とも左利きでして、左利きシンパなのです笑

 

以下感想。ネタバレありです。

 

 

 

そもそもバンディエラってどういう意味?

イタリア語で「旗」だって。

転じて、(チームにおける)マスコットキャラクター とのこと。

これがネタバレなのかどうかわからんのですが、

この物語の主人公、ユーリー・コーベルはジオンのサッカークラブのエースストライカー、つまり元サッカー選手なのです。

1話読むまで全然わかんなかった笑

 

バンディエラとして

チームメイトが乗った民間船が、連邦軍の攻撃によって撃墜。

一人残ったユーリーはフィールドをスタジアムから宇宙空間に変えて戦い続ける…

なかなか重いテーマであります。

年齢は未公開ですが、幼さが残る顔立ち。

バンディエラとして背負わされた国民の期待、チームメイトへの想いもヘビーなもので、作中でもそれにもがき苦しむ描写があります。

 

 

戦争とスポーツ、そして宇宙世紀

スポーツ選手の活躍が国威発揚に繋がるのは歴史が証明してます。

ナチスオリンピックとも呼ばれたベルリンオリンピックから、冷戦下の東側諸国の選手たちの活躍…

たとえそれが宇宙世紀から見れば旧世紀の話だとしても、プロパガンダ的な扱い方は時代を越えて同じですね。

 

読み終わって思ったんですけど、宇宙世紀における一般人の生活様式って今まで描かれてきませんでしたよね。

コロニーを落とされようが、コロニーに穴開けられて宇宙へ吸い出されようが、人間である限り文化的な生活を営んでいるわけで…

U.Cの人類はどんな文化を創り出していたんでしょうか?

 

作中では連邦VSジオンのサッカー大会もあったと描かれています。

他にはどんなスポーツが宇宙世紀にはあるんでしょうね? FFⅩのミニゲームのアレ(名前出てこない)みたいなのはやってそう。

 

 

次巻以降気になること

オデッサ陥落して補給が厳しくなりましたから、ますます精神的支柱を求められていくでしょう。

 

お世話係のセリダ・ミルウェイ一等兵の動向

精神的に未熟なユーリーの支えとして隊に投入された彼女。

セリダもまた未熟な感じのキャラクターなのですが、

彼女もまた何かの「バンディエラ」としての役割を実は持ってるんじゃないかとにらんでいます。

ユーリー隊長、NTとしての素質ありそう

これもちょいちょい描写があったので、今後どうなっていくかですね。

年齢もそう、アムロぐらいだろうからニュータイプだったとしてもおかしくないし。

スライディングしたジムも・・・?

はい。戦場が変わってもライバルは不滅ですわ。

 

後はやっぱり外伝の見どころの専用機ですね!

現状ユーリー機はパーソナルカラーと、左利きにカスタムされてるようですが、

まだ専用機とはいえませんぞ!