犬夜叉本編にも出てきた妖怪・金禍と銀禍が登場ということで、展開が気になる10話。
なんたって金禍と銀禍は魍魎丸との戦いで倒されたはず……。
予告ではいつもどおり?兄弟喧嘩してましたが、果たしてどんなお話になるんでしょう。
ということで、以下ネタバレ感想です。
せつなの記憶を呼び覚ますために
今回のゲストキャラクターともいうべき敵妖怪は、犬夜叉42巻〜43巻にかけて登場した金禍と銀禍でした。
丸コゲの牛が出てきた時点で「犬夜叉と流れが一緒!」とテンション上がったんですが、まさか彼らの最期まで一緒とは思わなくて、悲しい気持ちでエンディングを迎えました……。
犬夜叉本編での金禍・銀禍は、防御のための鎧(冥王獣の鎧甲など)をさらに強めたい魍魎丸の策略に嵌り倒されてしまいました。
銀禍は魍魎丸に取り込まれ、金禍は亡くなる直前に鉄砕牙に同化。鉄砕牙は炎を刀身に纏うように。
そして夜叉姫10話では、金禍・銀禍の二人が蓄えた妖力を狙う禍一族の頭領・女禍に襲われてしまいます。
魍魎丸の魔の手から逃れたのかな?と思ったらこの仕打ち。
せつなの薙刀に炎の能力を分け与えたり、敵に取り込まれそうになったり(今回は未遂でしたが、結果的に倒されてしまいました)、尾が引きちぎられたりと、ストーリーの大筋は大体一緒でした。
唯一の救いは、銀禍の隣で金禍も逝けたことでしょうか。
犬夜叉本編では、銀禍は魍魎丸に取り込まれてしまいましたから……。
10話はせつなの記憶を揺り起こすためのエピソードですが、そのために犠牲になってしまった金禍と銀禍はあまりにも可哀想だな、と思わずにいられません。
しかも、女禍の口ぶりからすると、金と銀の虹色真珠はもともと禍一族のものっぽいですし……。
殺生丸様は一体何をしたんでしょう?
次回予告の妖怪
『犬夜叉』43巻5〜7話に登場した『沼渡り』と、40巻8〜10話に出てきた『毒蛟』、二体の妖怪が出てくる様子。
どちらも鉄砕牙の進化に繋がるエピソードではありますが、仲間の妖怪というわけでもなく、共通点はありません。
ここまで、犬夜叉本編に登場する妖怪や、オマージュ的なエピソードはたくさんありましたが、どうやら魍魎丸編(と言ったらいいのかわからないんですが、その辺の巻数)がメインになっているようです。
倒したはずの妖怪が生きていたり、倒されかたが違っていたりと、犬夜叉本編とはちょこちょこ相違点が出てきている夜叉姫。
どこかの地点から分岐した世界なのかも?と想像してしまいますが、その分岐点が魍魎丸編だったりするのかも……?!
回を増すごとに謎が深まっていく夜叉姫、次回もドキドキです!