4/4から始まった今季のよるドラは『いいね!光源氏くん』でした。
原作のえすとえむ先生といえばBLのイメージが強かったんですけど、近年はジャンル問わずご活躍されてますね。
『いいね!光源氏くん』も書店で見かけて気になっていたんですが、結局ここまで手に取らずじまい…。ドラマきっかけですがマンガもチェックしたいところです。
というわけで以下、第一・第二絵巻(一話と二話)のネタバレ感想です。
第一絵巻「平安のいけめん現る?」
第一話は設定とか世界観の説明に使われる話数です。
『一話切り』という言葉があるように、一話の面白さや、ノリの合う・合わないで二話以降の視聴の可否を決定するわけですが……個人的には一話よかったです。
ソファでごろごろしながら見るにはもってこいなドラマでした。
だって休みの日は小難しいこと考えたくないもの……!
なんかよくわかんないけどタイムスリップというか時空間転移してきた光源氏と、普通のOL・沙織ちゃんの日常コメディなわけですが、沙織ちゃんの冷静さが視聴者を置いてけぼりにしないので、見ていて脳味噌が疲れません。
「イケメンが突然我が家にやってきた……?! 平安貴族の格好してるけど、そんなの気にならないよね♪ イケメンだもん♡」
的なクソみたいなノリが全くないですからね。心穏やかに視聴できます。
転移ものあるあるの服装問題だって、「家にあったサイズ大きめの服をとりあえず着させて、でも寒いから学生のときのジャージ羽織らせとこ!」みたな雑さがリアルです。好き。
ギャグマンガ日和の聖徳太子にしか見えない格好でも、千葉雄大は優雅に着こなします。好き。イケメンは偉大だ。
細かい話をすれば平安時代の言葉づかいだったり所作だったり色々と違うのでしょうが、大河ドラマ的な感じで「なるべく舞台となった時代に添いつつも、現代人が見ても差し障りない程度に柔らかい表現」になっているので、割と違和感なく楽しめます。
『いいね』を『いとをかし』と説明する感じとか、楽しくて好きです。
感動したら唐突に和歌を詠み始めちゃうところとか、わかりやすく平安〜って感じで、現代とのギャップの出し方がコメディちっくです。
くすくす笑いながら、ソファでごろごろしつつ休日を過ごすには持ってこいなドラマだと思います。ほんとに。
第二絵巻「ひもなのに朝帰り?」
光源氏は朝帰りという単語がとっても似合いますね。だってプレイボーイだもの。
ということで、第二話では光源氏ってどんな人だっけ、というところを解説しつつなお話でした。
光源氏の素行を沙織ちゃんがわかりやすく現代語訳してくれますが、まあ見境のないこと……。
そんなプレイボーイな光源氏くんですが、沙織ちゃんには全く手を出さず。
身の危険は無いけど、女としての魅力もない?と不安になる沙織ちゃんでした。
まあ、見境なく女性に手を出してた人ですからね……。
優しくしてくれるけど、それは女性だからというか自分を助けてくれた人だからであって……みたいな感じのモヤモヤ感というか、すごく少女マンガちっくで好き。
恋愛感情の有無はともかく、心の揺れ動きは観ていてどきどきしますね。
ということで、一・二話感想でした。
二話のラストには仮面ライダーWの桐山漣くんが出てきてざわつきました……!!
平安装束もかっこいい!!
三話で活躍してくれそうな予感なので、次回を楽しみにしたいと思います。