結局、色々よ見ましたが、続き読んでみようかなと思って最初に買ったのは『時間停止勇者』でした。
時間を止めるっていう単純な仕掛けがなんだかんだ面白かった。絵もさっぱりしてるし。
さて、2巻の感想。
前回依頼を受けてゴブリン討伐に乗り出した勇者葛野セカイ様後一行。
相変わらず時間停止させてゴブリンを狩りまくってレベルを上げるという。
異世界物でもなんだかんだレベル上げはみんなするから面白いなと思います。この話は時間停止しか能力がないから別としても、作者も読者も「レベル上げ(経験値稼ぎ)」はしなければならない、っていう前提条件の元作品を楽しんでるってのがわかりますね。
レベル9になったから、生み出した剣撃の名前が「レベル9斬り」、このそっけなさがこの物語を気に入った理由でもあります。
剣聖〈ソードマスター〉リーファ
1巻では番外編に出てきた流し目のお姉ちゃんだけでしたが、2巻ではギルドに登場し、がっつり話に絡んできました。
剣聖という名前があるだけあって、セカイの時間停止能力を見据えた攻撃、強敵であること間違いなし。
時間停止後の即土下座をセカイに決められて、なんか「ゾクッ」としちゃったっぽいので、そのうち仲間にはならなくても共闘関係まではいきそう。
4巻の表紙にもセカイと一緒に出てるしね。
ゴーレムとコカトリス
主人公が覚えた魔法によって作り出せるようになったゴーレムの岩吉くんが登場。
この岩吉くんが登場するまでに呪文を覚えるために(時間を止めて)古代語を学んだりと、ほんと努力だけはしてる主人公です。
石化魔法でおなじみのコカトリスの攻撃にも、魔物自身が狙ったものではないとはいえ、時間停止魔法に相性の悪いものが。
岩吉に救ってもらったからいいものの、(でもどうやって倒したんだろう?)前述の剣聖も含め、次巻以降はこの「置き攻撃」にどう対抗していくかが今後の課題っぽい。