オタク夫婦の「○○が好き」

30代オタク夫婦の語り場です。漫画・映画の感想がメイン。特撮と世界一初恋とBANANA FISHもアツい。そんな夫婦です。

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『仮面ライダーゼロワン』第1話 オレが社長で仮面ライダー 感想

ついに始まりましたね、令和仮面ライダーシリーズの第1作、『仮面ライダーゼロワン』

www.tv-asahi.co.jp

 

 

人間とは全く見分けのつかない人工知能搭載のヒューマノイド(ヒューマギア)が生活に欠かせない世界で、ヒューマノイドを暴走させ、人類を滅亡させようとする悪いやつらと、そのヒューマノイドを作った会社の社長の孫で現職お笑い芸人さんが、みんなの笑顔を守るためにが戦うという大雑把なシナリオ解説ですが…笑 

 

まず最初に話しておきたいのが、ゼロワンのデザインもアクションシーンもかっこいいですよね。ツイッターで今朝出回った画像にもありましたが、足がすんごい長く見えてめっちゃスマート。

怪人との戦闘シーンも初回だけあってすごい気合入ってましたね。

バスの中をジャンピングしていくのもイケイケで見てて面白かったです。

 

以下は見て思った超・雑感。

「歴史は繰り返すのか」とか「父親との関係は…」みたいなのことを考えるのは他の方にお任せしたいと思います。

 

 

 

 

やっぱり悪が明確だったほうが、物語にメリハリがつくんじゃないか

前作の『ジオウ』は悪い奴ら、タイムジャッカーの目的が後半にならないとわからかったことと比較すると、ゼロワンの「ヒューマギア操って人類滅亡させるわ」のほうが、メイン視聴者には届きやすいんじゃないかな、と思います。

無論、もはや「悪」も完全には「悪」じゃないんだよ、的な話の組み立ては普通だと思いますし、今回のゼロワンの悪い奴らもその文法に乗ってくるとは思うのですが、普通に見てて素直にストーリーに入り込みやすいかな。

 

創作物のAIの描かれ方

実はここでクッソ急ですがビッグコミックで連載されているゴルゴ13の最新話(第593話 AIメティス)に注目して欲しいんです。

 

ビッグコミック 2019年 9/10 号 [雑誌]

ビッグコミック 2019年 9/10 号 [雑誌]

 

 

メティス社という会社が開発した眼鏡型ウェアラブル端末を装着した一般人が、犯罪発生を予知したり、スパイや殺し屋を追い詰めていき、ゴルゴも街中の普通の人にも「奴は一流の殺し屋だ!」気づかれ、だんだんとAIに追い詰められていくゴルゴ…

もちろんメティス社の狙いは、軍事用AIの開発さ! 

 

何が言いたいかと言うと、ゼロワンもゴルゴ13も、AIは一企業が運用するものだという設定が平然と受け入れられているってのがなんだかすごいな、ってことなんです。

確かにこうブログを書いている今も、google社の恩恵を受けながらやってるわけではありますけど。

一昔前ならこういった技術は「宇宙」か、「博士」の持ち物でしたよね。

または(『仮面ライダー555』もぼやっとでしか知らないんですが)スマートブレイン社のようなアヤシイ企業の持ち物だったり。

 

そして、個人的に印象に残ったことは

人類×AI=ウェアラブル端末 ってのはもう確約された道なんだろうなってことでしょうか。耳につけたり、目につけたりして。

今はウェアラブル端末は腕時計につけるぐらいでスマホの代わりぐらいにしかなっていませんが、この方向で技術進歩していくだろうなぁと思います。

 

技術は悪い力にも良い力にもなる

ヒューマギアを暴走させる(腹筋崩壊太郎を怪人体に変身させたやつ)機械もゼロワンドライバーにそっくりでしたよね。

おそらく根本の技術は同じものでなんでしょうけど、技術は使い方によっていかようにもなってしまうというのは子供のみならず、我々大きな大人もちゃんと心の根底には備えておかなければいけないと思います。

特にメイン視聴者…令和世代の方達は、人生を本格的にスタートし始める時からAIと一緒に生きていくでしょうから(我々が中学生ぐらいから携帯電話を持って、上の世代から奇異な目で見られていたように)ゼロワンが潜在的な学び…とまではいかなくても一つの気持ちとして持っていて成長できるような作品になってほしいと思います。

 

 

最後に

昔同族企業に勤めてたけど、良し悪しやっぱあるよ