2巻もさっそく読みました。
ネタバレありなので、よろしくお願いします。
ストーリー
冒頭で最初の敵、倒されます。
前回でも触れたかもしれませんが、過去のライバルの姿を重ねちゃう描写、好きです。
「不殺」ではないながらも、鬼の冥福を祈る炭治郎の心意気は少年マンガらしさがあるな、と思いました。
20人中生き残った炭治郎を含めた4人は後でおそらく話に絡んでくるとは思うんですが、『僕のヒーローアカデミア』や『禰豆子ARU炭治郎鬼舞辻無惨』のような身近な最大のライバルキャラもこの中から出てくんのかなーと思ったり。
甲乙丙丁……と十段階のクラス分けや、持ち主によって色の変わる色変わりの刀といい、こういうギミックがあると物語に入りやすいんだなと思いました。
甲乙丙でクラス分けするのも斬新ですよね。ゼロ戦52型のマイナーチェンジのヤツでしか見たことなかった(雑)
炭治郎の初の依頼となる女の子連続失踪事件。
生々しくてやっぱり怖い。喰った女の子の装飾品を集めてるところとか実際にいそうで嫌です。敵が鬼でよかった。
禰豆子って結局どういう扱いになるんだろ、と最初は思ってましたが、ここにきて連係プレイを見せてくれたのでバディな役割もできるんですね~と感心。
目下倒すべき敵と出会うことについて
ここちょっと注目してほしいです。
事件の元凶である鬼舞辻無惨が2巻で登場。家族を失った炭治郎と、かりそめの家族のいる鬼舞辻無惨の対比が面白い。
ただ「会った! ぜってぇ倒す!」以外にも感情が含まれているように読み取れます。
早くも2巻で倒すべき敵と出会う(おそらくこの後刃を交えるも歯が立たなくて負ける展開になるんじゃないかと思っているんですが)のは、
あんまり慣れない展開だったので、ちょっと驚きました。
というのも、先述した「北西ノ町」のような話がしばらく続くのではないかと思っていたからです。
場数を踏んで成長→敵の影、秘密に近づいていく というお決まりの展開ってあるじゃないですか。
1.師匠に「元凶は鬼舞辻無惨なんだ、でも名前ぐらいしかわかんね」
2.敵と戦う「鬼舞辻無惨の正体はわからん!」
3.炭治郎「鬼舞辻無惨…一体どんなやつなんだ…」
2と3を繰り返して、少しずつ秘密に迫っていく…
『鬼滅の刃』でいえばこんな感じでしょうか。
「北西ノ町」はその出だしの1歩に過ぎないだろうと。
でも、週間連載だと悠長なこと言ってられないんだな、とハッとさせられたのが、「ねとらぼ」さんの『ダイの大冒険』に関する考察記事。
週刊連載にはスピード感が大切、と記事では言及されており
ジャンプ買ったことない私にとってはなるほど、と思う内容でした。
そう考えると、
十二鬼月のうち2人がここで出てきて対決する展開にも頷けます。
実際いきなりクライマックス、とまではいかなくても、
雑魚戦をなるべく薄くして、(または重要エピソードとの間に箸休めのように入れて)
本丸にガンガン進んでいくそのスピード感が『鬼滅の刃』の人気の理由の一つなのかな? と思います。