2巻の感想です。
猫猫が化粧するとかわいくなるってのもいいですね。
さて、以下ネタバレ有りの感想でございます。
園遊会
後宮の姫様も2人じゃ済みまいと思っていましたが、3人目の阿多妃・4人目の里樹妃が登場。
里樹妃の一番若いけど先帝の妃ズのうち一人だった というなかなかの衝撃的な経歴をお持ち…。
前田利家も驚きのヤングな女の子好きですよこれ。
1巻から続投、猫猫の仕える玉葉妃と梨花妃のライバル関係もあり、今後話を大きく膨らませてくれそうですね。
しかし、4人の後宮物語というと、高橋千里の『』のことも思い出します。
一巻しか読んでないけど、そういやあれもミステリものだったか。
なんにせよこういう題材は人気なんでしょうね。
今の時代では常識でも
そう、アレルギーだってわかっていたのであれば、
それは立派な毒を盛ったことに間違いない。
小学校なんかだとアレルギーの食べ物を間違えて摂取してしまったときにエピペンを打たないとヤバい、って話も聞きます。
私が学校生活を送ってきたときはエピペンユーザーのクラスメイトはいなかったので、実感がわかないのですが、最近はアレルギーがある人多いということで、
大変だなと思います。薬でどうこうってわけでもないでしょうからね。
里樹妃と猫猫は年齢も近いでしょうから、これを機に仲良くなるのかな。
花園にある毒の話
里帰りして、馴染みの店に実家にと顔出しした猫猫を待っていたのは心中騒ぎにみせかけた事件。
事件の犯人なんて簡単じゃねえか、との猫猫に対して
父親(父親も薬屋だったのね)は
きらびやかで美しい花園。その底には昏い毒がたゆたっている。
そういうものは陽の下にさらさないほうがいいんだよ。
と諭すわけですが、
このあたりのアングラな世界を生き抜いていくための覚悟、信念が娘の猫猫にも受け継がれていて、だからこそのひねくれヒロインでいられる背景がしっかり足がついてるなってところでしょうか。
すぐ後に下女が身投げし、自殺か他殺か なんて話になりますが、
父親の言いつけ通り距離感を保ったまま生き抜くことができるのか、
それとも・・・?