4巻のネタバレありの感想です。
戻ってきたけど戻ってきてなかった
宮中に戻ってきたと思ったら猫猫が戻ってきた先は外廷。
極端なことを言えば、後宮であっても外廷であっても、
読者からすればあんまり変わらないとは思うんですが、
少なくとも戻ってきたところは同じ場所ではない、というところにこの物語の仕掛けが上手だな、と思わせるところがあります。
例えば、冒頭の先輩女官に絡まれるシーンも、後宮ではもう一度やったネタではありますが、場所が変わればもう一度同じことができる。(そして不自然ではない)
小さいことかもしれませんが、このあたりにヒット作がヒット作である所以だなと。
礼部の浩然様
酒に毒を盛られて死んでしまったかと思われた将軍の浩然。
これも3巻と同様、「そういや取り方を間違えると死んじゃうやつだよね」というネタでした。
味覚障害が一つのキーワードになっていますが、新型コロナの症状の一つとして味覚障害が現れるのをみんな知っていますので、変なところであっ・・・って思ってしまいました笑
家族を亡くしたショックで・・・というのもなんとも悲しい過去。
粉・塵・爆・発
ついに来ましたね~ 粉塵爆発
粉塵爆発ネタ、私大好きなんです。よくネットでもネタにされてますけど、字面の勢いも相まって楽しさに溢れてますよね。
そろそろ来るのでは・・・?と思っていたので来てくれて嬉しかったです。
でもあっという間に粉塵爆発の話が終わってしまって悲しかった。
キセルはどうやら続きがありそうですが。
膾(なます)
ふぐ毒と見せかけての実は海藻だったという話。
毒の正体はオゴノリということでしたが、うーん、オゴノリって全然ぴんと来ませんでした。
調べてみると今回の話とおんなじものが世界仰天ニュースで取り上げられていたみたい。
刺身のツマって全部大根だと思ってた・・・笑
4巻のラストではなんだか雲行きの怪しい人物が登場しましたが・・・
一波乱ありそうですね。
そして今回スポット参戦した新しい妃の淑姫・楼蘭も気になります。