オタク夫婦の「○○が好き」

20代オタク夫婦の語り場です。漫画・映画の感想がメイン。特撮と世界一初恋とBANANA FISHもアツい。そんな夫婦です。

漫画『天国大魔境』1巻 感想 「わからない」がいい

大学の部室にあった『それでも町は廻っている』のすごいファンで、先日大人買いしたところだったんですが、この度著者の新作、『天国大魔境』も読んでみました。
なんか推されているマンガなので、日陰を生きてきたものとしては読まなくてもいいかな、なんて思ってたんですが、結論から言えばミステリアスな感じで面白い。


「外の世界のことを何も知らない子供たちが壁の中でのびのびと生きている」というのは、『約束のネバーランド』も似たような感じがありますが、この物語のいいところは「1巻じゃ状況は分かってもその理由がまったくわからねえ」ってところでしょうか。


とりあえず「壁の中に子どもたちがいる」というAの世界と
とりあえず「大災害が起こって日本はダメになっている、文明は滅び、人食いの怪物がいる」というBの世界
が存在している、どうやらAの世界はBのことを認知していそうだが…?
っていう状況のもと話が進んでいきますが、なぜそんなことが起こったのか? いったい全体の状況としては?? ってのは断片的に登場人物のセリフからわかるだけで、まったく状況が読めないところが萌えます。


当然この後実はこうなんだよね、ってのがわかるようになってくるとは思うんですけど、あたかもそんなことは全く重要ではなく、「読者が勝手に想像してくれるだろ」と言わんばかりのスルーっぷり。


表紙の2人はBの世界の住人で主人公でありますが、二人とも過去に何かありそうだし、特殊能力を持っているし。その特殊能力で人食いを退治できたものの、その特殊能力は一体何? そしてどうして化け物を倒せたのか? の説明もありません。
でも、物語は前に進んでいくわけで。

 


伊豆箱根鉄道の3000系が鉄道としての役目を果たせず、朽ち果ててその世界には存在しているのも山手線や東急線ではないところが妙にリアルです。
「何か」があってから大人になったので、鉄道に乗ったことはない 二人の会話も鉄オタとしてはさみしいです。


『ラブライブサンシャイン』で盛り上がっている沼津ですが、『天国大魔境』の聖地でもあるっぽい? ので、この作品もラッピング車両を走らせたほうがいいかも?笑

 

amazonのレビューを見るとわからないことにストレスを感じている人もいますね。

でも個人的にはそのわからなさが魅力的だと思います。(繰り返し言う)

 


『それでも町は廻っている』とはまた違う作品ですが、きっとこれが作者のメインストリームなんでしょうね。
SFぶっ飛ばし、次が楽しみです。
 

 

天国大魔境(1) (アフタヌーンKC)

天国大魔境(1) (アフタヌーンKC)