SFってあんまり読まないんですが、漫画になってりゃ話は別! 精神でマンガになると読んでます。
『星を継ぐもの』なんかはめちゃくちゃハマって、原作も全て読みました。(未訳の5冊目も出てほしい)
そんでもってウェルズの『宇宙戦争』も漫画になったってことで買ってみました。
ウェルズも超有名作家ですが、一冊も読んだことない(寸前までヴェルヌと勘違いしてた)ので、確かこの『宇宙戦争』のオチも「全員が犯人だった」ぐらいある種の「オチも知られているほどの名著」だったはずですが、今のところすっと出てこないので、ほとんど知らないも同じでしょう笑
「異星人の恐怖」の描写がぐっとくる
「グッとくる」って言うと「いいね!」って感じと思われがちですけど個人的には苦手な表現がありまして
ほんとは写真でもとってこれこれ!! って言いたいんですけどそうもいかんので…
「空間がぽっかり切り取られてて人の体が切り取られたかのようになくなっちゃう」
ってあるじゃないですか。爆発でぶっ飛ぶとかじゃなくて、レーザー光線とかびゃあああああああーーー! っての描写。
この『宇宙戦争』では火星人の熱線で攻撃されて、街の郊外に落ちてきた隕石(火星人)の見物客や教会の建物や神父さんが足だけになったり、体が縦に真っ二つになっちゃったりするんですよ。
んで、「教会で祈っても死んだ息子は帰ってこない!」って言っておじいちゃんが消し飛んで足しか残らなかった息子を足を持ってくるんですね。
ひ、ひええ〜〜〜!!! って感じですよ。
でも、こういう表現、まさに「異星人の攻撃」って感じがして避けるにさけられませんよね。
『寄生獣』もそうですけど、「我々は人間以外の知的生命体と対峙しているのだ」って表現にはもはやコレしかねえ…って思うんです。苦手だけど避けて通れないですよね。
怖い怖い〜〜 怖い。
『機動戦士ガンダム サンダーボルト』でもそんな表現ありましたけど、あれは大丈夫。未来だから。
実際、英国軍は戦えるの?
アームストロング砲もエンフィールド小銃もほとんど火星人に通用してないのに、このあと地球人はどうやって火星人と戦うんでしょう。その辺りも原作未読なので楽しみです。
考えてみると、「戦うぜ!」系のSFはあまり読んだことないので、どうクリアしていくのかが気になります。当然ウェルズが始祖でしょうから、この話が王道になっていくわけですよね・・・
一人だけ生き残った兵士のオッサンが好き
なんとか生き残ったオッサンの絶望している顔、すごい好きです。
漫画:横山 一と脚本:猪原 賽 のコンビも好きで、実際今回もそれでこの漫画を知った経緯ある。
『ガンロック』も読んでたんだけども、「絶望的なオッサン」の顔がいいっすよね。
次は2020年発売ってことで、あと半年以上先か〜〜〜〜
第2話「最後の晩餐」のラスト、これが最後の文明的な食事だったのだ ってことでこのあと文明が崩壊するほどだってことなんでしょうけど、どうなっていくのかが楽しみです。
『HELLSING』よろしくロンドンも火の海になってしまうんでしょうかね?
そう考えるとイギリスっていつも大変な目にあってるなぁ(雑)
同じ異星人と戦う「EDF:IR」もあるし、今月、めちゃくちゃ異星人と戦ってます。