オタク夫婦の「○○が好き」

20代オタク夫婦の語り場です。漫画・映画の感想がメイン。特撮と世界一初恋とBANANA FISHもアツい。そんな夫婦です。

『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』夫婦で見た感想

公開から2週間経ってしまいましたが、やっとこ見てこれました。

以下感想。もちろんネタバレありです。

 

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ジオウ編

妻:ジオウの最終回で、ソウゴ・ゲイツ・ツクヨミの三人が学生になって平和にハッピーエンド、になったけど、そこからどうやって再び仮面ライダーになるのか、っていうのがひとつポイントだったのかなと。

夫:何でも屋ウォズの出番。

ジオウ本編は時間を移動するにあたって、登場人物の立ち位置や記憶が変わることがあったけれど、ウォズのぶれない存在が物語の軸になってたね。

今回も三人の復活にはウォズの介入が必要不可欠だった。

妻:言ってしまえば、ウォズさえいれば、ソウゴくんたちはいつでも元の彼ら(学生ではない)に戻れてしまうってことだな、と。

やっと平和に過ごせている彼らからすると、それは迷惑というか、よくない状況ではあるんだけど、作り手側からしたら便利だなぁ笑と思った。

夫:本編が終わっても魅力的なキャラでい続けられるのはすごい。

 

夫:「仮面ライダージオウ」の主人公、常盤ソウゴくんがついに「先輩」になって帰ってきたけど、そのあたりはどうですか?

妻:王様になりたかったソウゴくんが、王様は王様でも魔王になってしまったわけですが、今回はそれをきちんと受け入れてライダーとして戦っていたのが印象的だった。キャラクター自身の成長を感じたなあ。

夫:仮面ライダーアクアみたいに仲間を失ったり、不可逆的な状況を体験したりと、ソウゴくんも苦労してきたからね。

(わけのわかんないマゼンダの先輩に振り回されたりして)ちょっとのことじゃ動揺しないキャラになってたね

 

ゼロワン編

夫:後で話そうと思ってはいるけど、「令ジェネ」はライダーの映画としては「作り手」が伝えたいメッセージが色濃くでていて、そのメッセージ、「父親を超える」というのが主題になっているのは、見ていて興味深かった。

妻:ジオウでは両親が描かれなかったし、ビルドでも超えるべき存在としては描かれていなかったよね。

ゼロワンでは父親を主人公の精神的・肉体的成長のための超えるべき存在にしていたから、昔ながらというか懐かしさもありつつ、な描き方かなあと思った。

夫:「父親を超える」というテーマ自体は古くはギリシャ神話や心理学のフロイトでも取り上げられているね。

ライダーシリーズだと、「ドライブ」の詩島剛と蛮野博士や「ディケイド/W」でのVS仮面ライダースカルみたいに。

唯一の例外が『シンカリオン』ぐらいで、基本創作だと父親と仲いいことってあまりないよね。

後、飛電其雄/山本耕史 すげえかっこよかった……

私生活でも結婚して父親になったから台詞に重みがある。

 

妻:心のないヒューマギアでありながら、きちんと『父親』だったのはぐっときた。

自分のためじゃなくて、息子のために行動するところは、もうヒューマギアとは言えないんじゃないかってくらい人間だった。

あと、変身ポーズだったり、ライダーのビジュアルだったり、ちょっと一号っぽいのもよかったな、と。

夫:首回りの赤い襟が、高速移動するとまるでマフラーがたなびくように見えるんだよね。あれかっこよかった。高速移動をこういう風に使ってくるかと感心した。



映画全体について

妻:ゼロワンで話題にあがった「父親を超える」と同様に、今回は「ジオウを超える」「仮面ライダー1号を超える」ための映画だったように感じた。

夫:「ジオウを超える」については、ラストの記憶を消そうとするジオウに「俺は新しい時代のゼロワンだから!」と立ち向かっていくのがもっとも印象的。

妻:今回は戦って、勝って、超えるって感じだったね。

個人的には、そこにこだわりすぎてストーリーがちょっと突飛だったり、描写が足りないように感じたところがいくつかあったので、そこが残念だったな。

お父さんのくだりでも、父親を超えてゼロワンとして活躍させたかったわけだけど、超えなきゃいけない理由がいまいち伝わってこなくて、もうちょっと丁寧に描いてくれたらよかったかなと思った。

夫:「父親は超えるもの」っていう共通認識が前述のとおり、創作やってる大人には知識としてあるんだよね。

結局お父さんは悪に洗脳されたように演じていただけだったんだ! で倒す理由がなくなってしまっていたので、倒さなければいけない理由があったほうがよかったな。

安直だけど、仮面ライダー1型を倒さないと衛星ゼアが発射されない、みたいに。

そのほうが劇場にきていたちびっこたちにも、お父さんを倒さなければいけない或人の辛さを分かってもらえたんじゃなかろうか。

妻:たしかに。或人くんにはお父さんに笑ってほしかったという気持ちがあって、それが心の軸になってるんだけど、そんなにも大事なお父さんを倒さなきゃいけないわりに、盛り上がりというか、気持ちを載せられるような描写が乏しかったのかもね。

夫:映画として惜しかったのはやはり「アナザー1号」だよね。

「ライダーは悪から生まれた存在」とか、(昭和)平成・令和っていう時代の区切りに合わせたタイミングでなら語れるテーマではあったけど、あまりにも突拍子過ぎて、出す必要あったか…? って見終わった後、疑問だった。

妻:ゼロワンではヒューマギアがライダーを作ったってことで、悪から生まれた(ように見せかけて、あとからそうではなかったと明かされたけど)描写があったけど、それにしても唐突感はあったよね。

それまで仮面ライダー1号は出てきてないし、語られてもいなかったから余計に。ここで本郷猛とか出てきてくれたらもっと深掘りできたんだろうけど、そうすると尺が足りない笑

夫:これは完全に妄想だけど、「令ジェネ」の企画立案の時に「仮面ライダー1号出しましょう!」って話があって、その企画の名残なんじゃないかな?

タイムジャッカー・フィーリスもさして悪いことするわけでもなく最後まで中途半端なまま終わってたね笑

妻:せっかく生駒ちゃんが中性的で可愛い役柄なのに、全然活かしきれてなかったのがとっても惜しい。ジオウとゼロワンを繋ぐためのタイムジャッカーとはいえ、もうちょっと活躍してほしかったな。

 

 

テレビシリーズでは滅亡迅雷編が終わり、第四のライダーが1月5日放送回から登場です。

どうなるゼロワン。