今年6本目の映画です。
とりあえず2本見たことによって、amazon prime+松竹観放題の元は取った笑
さて、21作、「寅次郎わが道を行く」の感想です。
恒例の冒頭の夢から目覚めた寅さんが寝ていたのは40年近く前に廃線になった、大分を走った宮原線の麻生釣駅。
※いまどうなってるんだろうと思って検索したら、訪問されてる方がたくさんいたので、気になる方はリンク貼っておきますので、ご覧ください。
さて、映画の感想。
今回、寅さんを恋の指南役として奉るは熊本の青年、武田鉄矢演じる留吉。
いや~、九州弁?(ちょっと雑なくくりだけど)が武田鉄矢はネイティブだけあって似合いますね。
前作の「寅次郎頑張れ!」で出てお店を爆破した中村雅俊よりも田舎から出てきました!! 感が強いので役にはまり込んでました。
今回のマドンナは、寅さん・さくらの幼馴染で、歌劇団のスター、奈々子(木の実ナナ)。
松竹歌劇団なんてあったんですね~ しかもサクラ大戦帝国華撃団のモチーフだったとはしらなんだ。
奈々子は男はつらいよのマドンナにしては、動的な女性ですね。リリーみたいに。
でもリリーとは違うのは、奈々子には踊りという仕事・夢があって、それに向けて生きている人ってところでしょうか。
「仕事」か「結婚」か、その二つの中で揺れ動く奈々子に当時多くの女性が自分を重ねただろうと思います。
令和を生きる私らにとっては、「いや、夫だって劇場で働いてるんだからええやん」って思っちゃいますけど、それは今だから言える話であって。
ただ、今回のマドンナと寅さんは食べ合わせがあまりよくなかったかな、と思います。
寅さんにとっては幼馴染以上の属性がついている奈々子はちょっと追っかけにくい対象だったのではないかなと。
前作のように武田鉄矢にヒロインがいるわけでもないので、消化不良。
後は奈々子の踊る松竹劇場のシーンが冗長かも…?