オタク夫婦の「○○が好き」

20代オタク夫婦の語り場です。漫画・映画の感想がメイン。特撮と世界一初恋とBANANA FISHもアツい。そんな夫婦です。

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『舞台 機動戦士ガンダム00 破壊による覚醒 Re:(in)novetion』感想 待ちに待ったダブステ続編!!

『舞台 機動戦士ガンダム00 破壊による覚醒 Re:(in)novetion』を観劇してきました。

本当は初日公演も見にいく予定でしたが、中止になってしまったため12日公演までおあずけ。

前回『破壊による再生』から三年、延期もあり待ちに待ったダブステですので、公演ネタバレを一切踏まずに観劇してきましたよ!

今回も水島監督が監修されているうえ、前作でダブステの世界に魅了されてしまっているので、もう期待しかありません。

 

ということで以下ネタバレ感想です。

 

↓前回公演の感想はこちら

pisuke9190.hatenablog.com

 

 

 

 

 


 

舞台ならではのストーリー

舞台の公式サイトに掲載されている、セルゲイ・スミルノフ大佐の衣装がアロウズなんですよ。

もうこの時点でIFルートなんだなとわかっていたものの、こうも期待を上回るストーリーを見せてくれるとは!というのが率直な感想です。

一期を描いた前回公演では、スローネ機4番目としてサーシェスの乗る新機体が登場。ラスボスがサーシェス&リボンズとなったことで様々なキャラクターの最期に変化がありました。

その続きから描かれるため、舞台ならではのオリジナル要素が加えられて当然ですし、なんなら舞台オリジナルキャラクター(イース・イースター)が登場するので、オリジナル色が強くならないわけがない……!

これが他の2.5次元なら不安になるところですが、ダブステはアニメ00の水島監督が監修してくださっているので安心感しかないんですよ。

 

 

初登場キャラをどう描くか?

アニメでは一期から登場している沙慈とルイスですが、舞台では今作からの登場。

一期のほのぼのラブコメなシーンがあるからこそ、二期で彼らがおかれた境遇が辛くて仕方ないんですが、二期を舞台化する今作では果たしてどう描くのかドキドキでした。

結果、沙慈とルイスの関係性を中心に据えながら一期のおさらいをするという、観客にとってとてもありがたい構成になっていましたね。

刹那と沙慈に面識があったこと、ルイスの両親を殺めた相手がネーナであることを最初に描いたことで、後々のストーリーを理解しやすかったのではないかなと思います。

個人的には、沙慈がルイスに指輪を渡すシーンが開演してすぐあったので、そこですでに号泣。見終わる頃には脱水みたいになって大変でした(笑)

 

イノベイター(イノベイド)について

私はリジェネが大好きなんですけど(アニメの声優が朴璐美さん)、舞台でも大活躍でとても嬉しかったです!!

ヴェーダを掌握したことで、マイスター機をもとに擬似GNドライブ搭載で造られた『アイガンダム』。それにリジェネが乗るんですよ。

戦うんですよリジェネが!

相変わらず暗躍していますが、他のイノベイドにバレないようリボンズには従っているフリをしていて、その一環でガンダムに乗ります。やったね!

あとアニメのリジェネは純粋な感じが強く出ていたような印象でしたが、舞台のリジェネは妖艶でした。人の感情に興味がある、ということでルイスを洗脳して観察したりするあたり、マッドサイエンティスト感もあります。

リジェネ役の田口さんの演技が素晴らしくて、もし舞台の続きがあるならレティシア・アーデ役(劇場版後、ティエリアの記憶を引き継いだイノベイド)を見てみたい……!

 

オリジナルのイースくん。

戦うために生み出された存在、というのをイノベイド側で描くために登場したのかなあと。

舞台には出なかったブリング・スタビティは強かったですが、好戦的ではないのでイースとはちょっと違う感じ。

自ら好んで戦って、けれどその戦う理由(イノベイターとして人を導くこと)が偽りだったことに気づいたときにどうするか。

アレルヤやソーマという、別の立場での『戦うために生み出された存在』との比較になるんでしょうか?

このあたりはもうちょっと深掘りして考えたいところです。

 

舞台オリジナル展開

大きな違いは、イノベイターによる人類統治が大々的に行われたことでしょうか。

アニメ版の地球連邦軍が存在しない?のか、治安維持はアロウズがメインで行なっている様子。そのため対ガンダム戦を経験した軍人は皆アロウズに所属しています。

オリジナル展開へ大きく舵を切ったのは、衛星兵器『メメントモリ』がアロウズに対して反抗的な国を消滅させたシーンから。

アニメでは暗躍していたイノベイターがわかりやすく実権を握ったことで、

(表に立つのがリヴァイヴなのが良いですね。劇場版では報道官がリヴァイヴの女性タイプであるアニュー型でした)

人々が分断されることになります。

 

・カティとカタギリ、コーラサワーがソレスタルビーイング側についてくれる

→カティが先導してコロニー移住を実施。結果、新人類・旧人類という区別が行われるようになった。

・スミルノフ大佐が反逆者としてアンドレイによって処刑(見せしめ)される

→刹那の『親殺し』と同じ意味を持つ。リボンズがサーシェスのやり方を踏襲。

上記2点がアニメとの大きな違い。

コロニー移住からの分断、というのは他のガンダムシリーズを彷彿とさせます。

人類の区別という視点で見ると、00では劇場版後の世界が近いかもしれません。(イノベイターとそうでない人々。2018年に行われた10周年記念イベントで披露されたリーディングライブより)

 

 

 

あと個人的には、アニューが存在しないことによるライル(ロックオン)の変化について考えたいところ。

ライルはアニューと出会ったことで、人と人とが分かり合うこと/分かり合えることを理解したわけですが、舞台にはアニューがいないんですよね。

なので、たとえイノベイターでも分かり合える、という考えには至っていないわけで。

最後の戦いで刹那はリボンズにとどめを刺さなかったですが、それはイノベイターとして覚醒した刹那が、戦いではなく対話で分り合いたかったからこその行為でした。

結局、イノベイターを超える存在になりたかったリボンズは、刹那の考えを否定するように戦うことをやめませんでしたが、最終的にとどめを刺したのはライル。

もしアニューがいたなら、こういう結果にはなっていなかったんじゃないかなぁと思いました。

まあ、アニメでサーシェスを倒しているので、リボンズのこともサーシェスと同レベルの相手だと認識していたのかもしれませんが。

 

その他雑感

今回もアニメの音楽を使ってくださって、そのうえMSのイラストも要所要所で表示したりとダブルオーの世界を堪能できました。

量子空間やヴェーダなど、舞台を観劇しないとその凄さが体感できない演出がたくさんあるので、ぜひ生で観てほしいです。

ラストシーン、舞台セットが取り除かれて奥に現れた空間とか、あの奥行き感は生で観ないとわかりにくいんじゃないかなと。

花に埋もれたMSのイメージは二期の後期エンディングからきていると思うんですが、それを舞台上で表現されたのがあのラストシーンだったと思うんですよね……。

とても幻想的で、未来への希望みたいなものを感じられる演出だったので、せめて配信で感じていただけたら。