3公演観てきました。
東京公演は18日で千秋楽を迎えましたので、オープニングとストーリーについて感想を。
ネタバレしますのでご注意ください。
初演の感想速報(?!)はこちら↓
OPの素晴らしさ
三回観に行って毎度号泣したレベルで素晴らしいクオリティです。
まず曲が『DAYBREAK'S BELL』なのがいい!
映像を効果的に使いながら、立ち位置や視線・表情で、キャラクター自身やキャラクター同士の関係性が説明されていました。オープニングらしい演出がとっても素敵。
17日の昼公演はキャストさんの表情がわかる距離で観劇できたのですが、俯瞰ではわからなかった細かな表情がとても良かった。本当に、キャラクターがそこにいると感じました。
オープニングだけでアニメへのリスペクトがこれでもかとばかりに感じられるので、これは本当に観てほしい!
ストーリーについて
アニメ版とは違った部分について、書きたいところを書き連ねていきます。
ストーリーの再構成
マリナ・イスマイールや沙慈・クロスロード、ルイス・ハレヴィ、アレハンドロ・コーナーなど、ストーリーに関わるサブキャラクターがいない中でファーストシーズン全25話をどのように構成し直すのか、が舞台版の詳細が発表されてから気になるところでした。
結果的に本来ラスボスであるアレハンドロの役回りをリボンズ・アルマークとアリー・アル・サーシェスが補うわけですが、アニメ版に添いつつも舞台のオリジナルストーリーとして十分楽しめるものになっていました。
見たかったシーンはきちんと拾ってくれている
本当にありがたい!
ダブルオーといえば名シーンというか名セリフというかがたくさんありますので、舞台版ではどうなるかなと思っていましたが、見事に拾ってくれました。
むしろ名ゼリフありきで構成したのかな?ってくらいばっちりです。
個人的には、すごい小ネタですけど、刹那のミルクネタが入ってたことにニヤニヤしました。舞台版でもロックオンは刹那にカルシウムを取らせたいんですねわかります。(このネタわかる人はどのくらいいるのかしら)
舞台版ならではの救い
①クリスとリヒティの最期を看取る
アニメ版では、プトレマイオスの操舵室にはクリスとリヒティの二人しかおらず、敵の攻撃を受け操舵室が壊滅的な被害を受けたとき、スメラギやフェルトとは通信でやりとりすることしかできませんでした。
しかし、舞台版ではラッセを含めクルー全員が操舵室にいることになっています。
死因は同じですが、二人は他のクルーに看取られながら亡くなりました。クリスはフェルトの腕の中で息を引き取ります。
アニメ版ではきちんとお別れができなかったので、二人が対面でお別れできたことはファンとしてぐっとくるものがありました。
②ロックオンの最期を看取る
こちらもぐっときました。
アニメでは一人の敵に対して全員で、という戦闘はありませんので、ロックオンが亡くなるその瞬間にマイスターが全員揃うということはあり得ませんでした。
しかし、今回サーシェスがラスボスになったことで、他の戦闘で分断されることなく、マイスター全員で最終決戦となりました。
その結果、ロックオンが亡くなるという運命は変えられませんでしたが、マイスター全員がその瞬間に立ち会うことができました。
ロックオンの死はマイスターにとってもファンにとってもある種特別なものですので、アニメ版で看取ることのできなかった彼らを『舞台版』で救ってくださったことに感謝しかありません。
舞台のために新型機が描き下ろされた
アニメだとトリニティがサーシェスにやられて、というところから、舞台版では完全なIFルートに入りました。
今回、スローネシリーズ4番目としてサーシェスが搭乗する機体が出てきたのですが、舞台のための描き下ろしでした。すごい。
こういうところで手を抜かないのがダブルオーらしいなと。
舞台ではシルエットのみでしたが、パンフレットにはデザイン稿が載っているのでぜひ見てみてください。
大阪公演のライブビューイングがあるそうなので、まだ観てない方はぜひ!