ついに開幕したミュージカル『四月は君の嘘』。
原作を一気読みしてばっちり予習した上で、8/23の初日公演(来夢くん回)を観劇してきました!
ということで、開演までの過ごし方と、公演の感想をまとめました。
公演の内容についてはネタバレを含みますのでご注意を。
開演までカフェで一休み
東京公演の会場となったのは、昭和女子大学の人見記念講堂。個人的には、2022年のミュージカル刀剣乱舞『にっかり青江単騎出陣』以来です。
駅からは徒歩10分程度なのですが、とにかく暑い!
ということで、人見記念講堂の隣にある『CAFE3』で一休みしてからの観劇でした。
\\コラボメニュー公開!//
— 【公式】昭和女子大学 舞台芸術プロジェクト (@bizlab_butai) 2025年8月22日
この度、本大学キャンパス内カフェ「CAFE3」にてコラボ商品を販売します!
メニューや営業日時などは画像をご覧ください!
当プロジェクトメンバーが考案・企画したメニューです!
ご来店お待ちしております🌸#四月は君の嘘again#昭和女子大学 pic.twitter.com/vHtHk6LOzV
こちらのカフェでは、昭和女子大で行われている「舞台芸術プロジェクト」の学生さんが考案された『君嘘』コラボメニューが販売中なのです。
カフェに到着したのは17時。ちょうど講堂の開場時間でしたが、店内にはお客さんも多く、待機列に並んでからお会計まで15分ほどかかりました。
列はクーラーが効いていない場所に形成されていたので、結構暑かったです。カフェの注文スペースは涼しいので、それまではひたすら我慢……。
お支払いは現金かQR決済のようです。クレカ・交通系はNGでした。
席はテラスと屋内にあり、席数多めです。
屋内の席スペースは、カフェ入り口と、店内奥のお部屋(元講義室?)の二箇所。17時過ぎは入場開始していたこともあり、回転が良く問題なく座れました。
おすすめは店内奥のお部屋。広々しているのと、ばっちりクーラーが効いていて落ち着けました。
↓サイン入りポスターが掲示されてました。店内装飾も素敵です。
↓コラボドリンク。暑いのでソフトクリームがgood!
トイレ問題
開演前の女子トイレ行列問題ですが、女子大である人見記念講堂も例に漏れず……でした。
講堂のトイレは、昔ながらの教育施設感がありちょっと薄暗かったです。(もちろん清潔感はある)
カフェを利用されるなら、カフェのトイレが圧倒的におすすめです!
トイレが明るく綺麗で、化粧直しスペースもあります。17時20分頃で列はありませんでした。
ちなみに、幕間の休憩時間は男子トイレに列ができていました。原作が少年漫画なので当然なのですが、普段見に行く舞台よりも圧倒的に男性が多かったです。
帰り道の裏ワザ
三軒茶屋駅まで列になって帰宅するのですが、渋谷駅へ向かう方は、大学を出てすぐの歩道橋を渡ることをおすすめします。
というのも、大学の反対車線には渋谷駅行きのバスが走っているからです。
歩道橋を渡ってすぐのところにバス停があり、終演後すぐに会場を出ると時間的にピッタリでした。
バスの時間がいまいちでも、駅までは歩道橋を渡った方が早いらしいので(警備員さんがアナウンスしていました)、いずれにせよ反対車線に行くのがおすすめです。
公演の感想
原作を読んでからの観劇だったので、冒頭から涙腺が緩みっぱなしでした。
かをりや公生の母など、原作ではストーリーが進まないと本心が明らかにされません。ミュージカル自体は初見でしたが、セリフに込められた本当の思いがわかっているので、未履修では味わえない楽しみ方だったのではないかな、と。
ミュージカルは「公生とかをりの物語」として再構成されているので、原作とは違い手紙のシーンが冒頭からあって、なるほどこうきたか……!と唸りました。
バナナフィッシュのオタクなので、手紙を読むシーンが来ると情緒がおかしくなります。
今回のミュージカル、個人的には原作を履修してからの方が楽しめる作品じゃないかなと思いました。
尺の都合上、公生の成長に繋がるエピソードや、かをりの「余生を満喫する」エピソードも必要最小限に抑えられているので、感動度はやはり原作には敵いません。
原作を読んで彼らの事情を知っているからこそ、ミュージカルの楽曲や演技、演出によって、より作品の深みが増すのではないかなと。
登場人物はみんな魅力的なのですが、公生とかをり以外のキャラクターはざっくりエピソードが削られているので、すごく勿体なく感じました。前後編ならもっと原作に近いストーリーにできたのでしょうが、一公演に収めようと思うと難しいですよね……。
泣けるという前評判の本作ですが、音楽にどれだけ情熱を注いでいたか(いるか)によって泣ける度合いが変わってくるかなと思いました。
私は『ブルーピリオド』を観て脱水症状で頭痛がするほど泣いたんですが、それは「美大に行きたくても行けなかった」学生時代を送ったので、『ブルーピリオド』に出てくる「美大に行きたい」登場人物たちにめちゃくちゃ感情移入できたんですよね。
『四月は君の嘘』は音楽がテーマの作品でしたが、自分の中でピアノはいい思い出がなく……それもあって、感情移入しきれなかったのかもしれません。
まあ、それでも観劇の翌朝目が盛大に腫れるくらい泣いたんですけど。人生で一番、にはならなかったな〜と。
とはいえ、作品としてはとても素晴らしかったです。
来夢くん目当てでの観劇でしたが、素敵な時間を過ごすことができて大満足です。