オタク夫婦の「○○が好き」

30代オタク夫婦の語り場です。漫画・映画の感想がメイン。特撮と世界一初恋とBANANA FISHもアツい。そんな夫婦です。

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漫画『実は俺、最強でした?』1巻 感想

これもHontoの異世界転生福袋で購入。

 

以下、ネタバレありの感想。

 

 

 

 

今回の主人公は中3の秋にいじめを受けてから5年ずっと引きこもってて、ある日「突然死んで」異世界に突入します。

異世界転生のきっかけは今のところ読んでる中で一番重要視されてません。

チート能力である結界魔法がこの世界のマスターから授けられた理由も特になし。

異世界では平穏に怠惰に生きるぞ!ってことが異世界で成し遂げたいことなので、いわゆる「なろう」的な成り上がりしたいってもないので、主人公としてはあんまり魅力ないですね。

 

 

主人公は赤ちゃんからスタート。王家に生まれ、魔法力を測定されたところ魔法力が下2ケタしか表示されなくて、捨て子に出されてしまいます。

結局、魔法力はチートと呼ばれるだけあって、本当は4ケタありました~ ってオチですね。

世界の主と主人公の交流もほとんどないので、なぜ4ケタにしたのか、というのも何の理由もありません。

 

結界魔法は文字通りバリアを貼るだけではなく、ドローン的な偵察機能や、治癒能力を備えたなんでもできるやつです。

 

 

赤ちゃんでも十分強い→あたり一帯の魔物のボスとバトルして完勝、人間体に変身させ、田舎の領主さまの息子として迎え入れられる。そして数年後、大人になった主人公が大活躍!

が以降のシナリオ。

 

この後領土が隣国に狙われていて戦争になったりなんだりとして、主人公のチート能力が大活躍するわけですけど、

「怠惰に暮らしたいぞ!」と言っていた主人公がなぜそこまで積極的になっていくのか、その過程が描写不足で消化不良を感じます。

拾ってもらい、育ててくれた家族への恩義があるのは当然だろ! と言われたらその通りであって、話の展開的にもそう補完すべきであるんでしょうけども、20歳まで引きこもりやっていた主人公の気持ちが揺れ動く台詞の一つでもあればよかったのですが。

 

 

義妹も出てきますが、ほとんど1巻ではほとんど死にキャラです。

2巻以降はどう義妹を使っていくつもりなんでしょう。