TBS日曜劇場『御上先生』を一日遅れで完走しました。
蒔田彩珠と高石あかりコンビが出ているから、という
それなんて『わたしの一番最悪なともだち』コンビが再会ッ!
ってために見始めたようなもんです。
最初からいきなり語ってしまえば、前評判ほど面白くはなかったよね
につきますね。
以下、ネタバレありの感想。
良かった点
蒔田彩珠ちゃんかわいい
『おかえりモネ』とか『わたしの一番最悪なともだち』のイメージが特に強い蒔田彩珠ちゃんがちゃんと王道の正ヒロインをやっているのは
1ファンとして気持ちがよかったです。
ゲーセンでの『ストⅡ』のキャラ選択は絶対に『ハイスコアガール』意識してたよね笑
微妙だった点
学園ドラマは結局『金八先生』を超えられない
何話か忘れましたが、松坂桃李演じる御上先生が
「金八先生」の影響で熱血であらずんば教師にあらず! みたいになったんやろが!!
ってクールに語ってたとこありましたね
確かに日本中が金八先生を追い求めた結果が今の #教師のバトン に繋がって教員のなり手不足という結果を導いているものの、
とはいえ、結局学園ドラマは「生徒に悲しき過去……」をやっていくしかないわけで、今作もそれは変わらずでした。
「生理の貧困」とか「ヤングケアラー」とか事情が令和にアップデートされただけで、「金八を否定したくせに作品の枠組みは金八とやってること一緒じゃねーか!」みたいな、そのあたりの認知のズレが自分も含め視聴者にあったんじゃないでしょうか。
教科書検定の話
逆に印象的だったのは、教科書検定にまつわるエピソードですかね
文部大臣が視察に来て、大恥かかされた~ みたいな描写ありましたけど、
正直そんなにつかれて痛いことじゃないと思うんすよね……
これを取り上げることで視聴者に何を伝えたかったのか、
それがその他の問題提起に比べて弱すぎではなかったでしょうか。
「日本教育の破壊」は御上に命じられたのか
「日本教育の破壊を俺に命じる」ドラマのアイキャッチ画像にも使われた
かなりキャッチーなフレーズでしたが、
これは結構勇み足だったのではとも思います。
最終回まで見れば「言いたいことはわかった」って感じでしたけど、
こっちは勝手に日曜劇場らしさを期待してしまうわけですから、
とくに前半において「オカミ、小物ばっかり相手してるな」って印象がぬぐえなかったなぁ、と。