12/27に冬エメが発売されました!
毎年恒例、仕事納めの日に発売ですね。頑張って仕事を終わらせて買いに行きましたよ。
さて、今回も誰の場合か明言されていないのですが、
春の号に掲載された『小野寺律の場合NO.38』最終ページに掲載されている文章が、
そのまま冬エメ表紙にも使われていました。
ということは……?
期待大で本文ページを捲りました!
※以下、ネタバレ感想なのでご注意を
やっぱり今回は高律でしたね!!
恋人一日目の二人をこの目で拝める日が来るなんて感無量です。
春エメに掲載の『NO.38』は、二人のこれまでを彷彿とさせるようなエピソードを織り交ぜつつ、無事恋人になるまでのお話でした。
今回の『NO.39』は、恋人になった翌朝からスタートということで、さぞハッピーなお話なのだろうと思いきや……なのが、非常に高律らしくて大好きです。
とはいえ、最終ページに向かってどんどん幸せが積み上げられていく展開はさすがです。
二人は高校生の頃に付き合っていたものの、本編18ページ3コマ目に描かれているような『恋人らしい』関係ではありませんでした。
19ページ2コマ目「”恋人になったら何かが変わる” なんて勝手に思っていたのかもしれない」というモノローグがあるものの、
恋人になっただけでそれらしい関係にはなれないことを、律は経験済みでした。
高校時代の破局の原因は、『嵯峨先輩も織田律のことを好き』だと律は知らなかった(肯定の意を鼻で笑われたと勘違いした)ことです。
つまり、同じ気持ちを抱いていると気づけなかったために、恋人として仲を深められませんでした。
今回、付き合い始めたもののどうしたら良いかわからず、気まずさを抱えている律ですが、
25〜26ページで高野も同じ気持ちでいたことを知ります。
高校時代にできなかったことを、ここでクリアするわけです。
そして、再会してからのイベントごとを、恋人としてやりなおしすることを約束します。
手探りなところは初々しくて、本当に恋人初心者なんだなと実感します。
特に高野さん。少女漫画誌の編集長として恋のキュンやときめきをたくさん世に送り出しているのに、真摯な恋に不慣れな感じがとてもいいです。ずっと律のことを忘れられなかったんだもんね……。
今回、ものすごく綺麗にまとまっていて、最後の一コマは本当に素晴らしくて泣いたんですよ。
(ここ数年、高野さん視点で読み返すことが多かったので)
けど、ページ下部の文字が「おわり」になっていて心臓が良くない方にどきどきしています。
なぜかと言うと、春エメは「つづく」だったからです。
まあ、夏エメの雪木佐は「おわり」表記だったので、春エメの方が特別だったのだと思うのですが……。
まあ、第一部完!みたいなところはあったので、そういうことかなと理解します。
ちょうど区切りもいいことですし? 来年の春エメではセカコイ三期の発表待ってますね!!