テツの友人に切符を取ってもらい、快速・早春成田初詣号(宇都宮〜大宮〜南浦和〜成田)に乗って成田の新勝寺に行ってきました。
乗車率は7割ぐらいだったかな?
武蔵野線内で安全確認のため止まったりして3〜5分ぐらい遅れましたが短絡線を2回も通って楽しかったです。(なお、武蔵野線から常磐線の短絡線は見逃した)
ところで、「成宗電気軌道」って知ってる?
詳しくは成宗電気軌道 - Wikipedia みてね ってことなんですが、
結構遺構が残っててびっくり。
当然成田駅から参道を歩いてくると思うんですが、帰りは来た道を戻るんではなくて、この地図でいうと「田川家食堂」の手前を南へ進んでみてください。(あるいは本町の「町」がかぶさってる道とも言えます)
おそらく、この辺りが成宗鉄道の終点だったのでは? と思わせる広めの場所(今は会館だったり、大型バス用の駐車場になってる)があります。
その前の道をずっと歩いてくと……
このレンガ組のいぶし銀な感じ? わかります?
これが第一トンネルで、更に南へ行くと第二トンネルもあります。
あー、この道、元々は鉄道が走ってたんだと思うとアツいものがありますね。
鉄道と神社仏閣は外せないのは半ば常識になっていると思いますが、この成宗鉄道も成田駅から参道までを結んでいたそうです。
しかし、昭和19年に不要不急線として廃止になってしまったようです。残念。
とは言うものの、仮に戦争を乗り越えられていたとしても、昭和40年代のモータリゼーションの波に対抗できていたのかな? というのは気になりますが。
もう一つおすすめポイント! 栗山公園
成宗鉄道の跡地を更に南下していくと、京成本線の高架が見えてきます。その下には中規模の公園が。
なんとこの公園、SL(D51)が静態保存されています。
昭和16年に誕生し、東海道・山陽本線を担当した後に信越・羽越本線に転属になったSLとのこと。
この公園、訪問した日はやっていなかったのですが、いわゆるミニSLも公園をぐるっと一周する感じで走っています。
※後、公園のすぐ隣の民家に国鉄のワムもなぜか置いてあった。あんまり興味なかったので写真は取ってないですが、ストリートビューでもその存在は確認出来ます。
公園から成田駅までは高架沿いに歩いて5分ぐらい。迷わず行けます。
この公園の隣が駐車場にもなってるので、車で来る人はここに停めるのもありかもしれませんね。もちろん成田山参詣用なので有料です。
なにかと臨時列車の発着のある成田駅ですが、とんぼ返りするのではなく、また、門前通りだけ歩いて帰ってくるのではなく、ちょっと寄り道してみるのはいかがでしょうか?