オタク夫婦の「○○が好き」

30代オタク夫婦の語り場です。漫画・映画の感想がメイン。特撮と世界一初恋とBANANA FISHもアツい。そんな夫婦です。

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Vシネクスト2本立て『キングオージャーVSドンブラザーズ』『キングオージャーVSキョウリュウジャー』感想

VS映画の二本立て、なんと贅沢な映画なんでしょう。

GWを使って、今回も大泉の映画館で観てきました。

 

以下、ネタバレありの感想です。

期間も短いので、GW見逃しちゃったよって人はお早めに…!!



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『キングオージャーVSドンブラザーズ』

ドンブラザーズのメンバーが死後の世界「ハーカバーカ」にたどり着く理由がものすごく『ドンブラ』っぽくてよかったです。

もう2つも前の戦隊ですが、やっぱり人を惹きつける魅力があった戦隊だったなと改めて思います。

 

VSなので戦隊同士が対決するシーンはもちろん恒例ですが、見せ方がうまいなと主tt菜緒は「鬼頭はるか・ヒメノ」VS「ソノザ・リタ」で実写化もっふん、さらには子ども向け作品の大人の立場からどう見るべきか? という解釈について意見が分かれた同士で疑似的なタッグを組んでたのがよかったですね。

メタ的な発言もありましたが、キングオージャー本編でももっふんのグッズを転売しようとしていたやつがリタによって捕まってましたから、まぁ制作側の本音が見える瞬間だったのかも。

 

ヤンマだけが食い合わせが食い合わせが悪く、ちょっと影が薄かったものの、他の「行間読み」とか「いい肉体」で意外と共通点があったのがよかったですね。

ラクレス様の惚気っぷりが、雉野とはまた違った恋愛模様を見せてくれてほんと最後までイイキャラしてるよな~と感心しました。

(そうそう、自身の推しキャラ、モルフォーニャちゃんもほんのちょこっとだけ出てくれて嬉しかった)

 

いつもヒトツ鬼になっちゃうおじさんがトラックに跳ね飛ばされた集合住宅のシーン、あれは去年『ギーツ』のロケ地探訪したときの川の近くにあったとこだ! ってなりました笑

 

pisuke9190.hatenablog.com

 

ゼンカイザーブラック(CV:駒木根くん)が一瞬だけ登場したのも「うわ~、贅沢な使い方だぁ~」と。ゼンカイジャーもドンブラと縁ができた瞬間に、シリーズのファンとしてはニヤリ。

 

そして……今回もっともみんなが気にしていたであろう、ソノイの登場についてですが、

うーん、良かったですねぇ。あのシーンは息を吞むようなぐっとくる内容でした。

正に桃井タロウが「縁」という言葉を大切にしていたのが今回、実質的にラスト出演になるであろうこのお話にて最終的に回収された、って感じがしました。

「縁が切れる」瞬間なんてのはたとえ死が互いを分かつとはいえども、「縁」までは切れるわけではない……というメッセージを自分は受け取りました。

 

pisuke9190.hatenablog.com

 

 

 

『キングオージャーVSキョウリュウジャー』

打って変わっての「10 years after」も兼ねた『キングオージャーVSキョウリュウジャー』

これも見ごたえのある作品でした。

実を言うと、自身は『ゴーバスターズ』の2クール目あたりから、『キョウリュウジャー』を挟んで、『トッキュウジャー』の61クール目ぐらいまでスーパー戦隊から離れていた期間があり、

自身にとっての狭間の戦隊ではあるんですが、お話についていくだけならキングオージャーの本編のコラボ回を見ていれば問題なかったですね。

朝ドラに大河に日曜劇場にと近年の活躍が凄まじい竜星涼さんが再びレッドとして戻ってくるとわかったときの驚きは、

かつて『平ジェネFOREVER』で佐藤健が再来した時と同じぐらいだったんではないでしょうか。

 

隣に座っていた家族連れのお母さんが登場時に「おぉ……」と声を漏らしていたのがめっちゃ印象的です笑

 

ただ、時間軸の移動に合わせてタイムパラドックス的な変化が作中に出るので、ちょっと話の構成的には難しかったかもしれません。

レッド、ゴールド、バイオレット以外のオリキャスの活躍はTV版でやったからか、やや少なめ。多分作品ファンならそこに物足りなさを感じたと思います。

『キングオージャーVSドンブラザーズ』は上手にまとまっていましたが、こちらはせめて後10分、作品の時間があればもっと丁寧に描けただろうなぁ~ と個人的には消化不良でした。

 

ただ、ラストシーンのキング、プリンス、ギラが3人で肩を組み、スクリーンの向こうから「また会えるさ! だって俺たち『戦隊』だからな!」と微笑みかえてくれるのが+100000点なので良しとします。