公開初日に合わせて、聖地、大泉に行って観てきました。
去年の『ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』もここで見た気がするので、およそ一年ぶりの大泉。
大枠な感想としては、意外と無難に仕上げてきたなというところでしょうか。
公式HPにも記載のあるとおり、「ゼンカイ編」「ドンブラ編」「VS編」と分かれていて、比率としては4:5:1ぐらい?
以下、ネタバレありの感想ってことでお願いします。
「ゼンカイ編」
カシワモチワルドが大暴れってことで暴れてましたね。
ツーカイ一家がカシワモチワルドの影響でゼンカイトピアでカシワモチの王として支配していた、というわけのわからん感じで始まりますが、
もはやゼンカイジャーと一年間付き合った身としてはもはやその設定のハチャメチャさには驚かないぜ…
大体センパイ側になると博士ポジとか日常を支える仲間がいなかったりするんですが、フルキャストで出てくれて嬉しかったですね。
「ドンブラ編」
記憶が蘇ったモモイタロウが、ジロウ率いる新生ドンブラザーズの仲間たちの足跡を追う展開。
「雉野・夏美「犬塚・ソノニ」の絡みが一瞬だけ展開されましたが、その一瞬があっただけでもお釣りがくるレベルじゃないですかね。
あのソノニが翼を小突くところだけでわぁ~い^^ ってなった。
ソノイがおでん屋の跡を継いでたのが面白かったですね。本当に好きだったんだな、おでん…
しかし、なぜ踏切は横須賀線で撮ってたんだろう。あれ、多分別作品からの流用ですよね。
今回もジロウの扱われ方は、重要なポジションにいるようでちょっとかわいそうなところありましたけど、ドンムラサメに比べれば十分か笑
ドンムラサメは本編でもさばき切れなかった要素ですが、続編でこの程度の扱いに帰結するところを見るとそこまで気にするようなモノでもなかったんだなと。
「VS編」
冒頭でも述べましたが、今回のVS味はうすかったです。
ゼンカイ編の序盤に二つの世界が交わりあうのか?っていう時空のゆがみが発生してましたが結局は不発でした。残念。
2戦隊の絶妙な混ざり具合がVSシリーズのいいところですが
いわゆる「まぜるな危険」ってやつだったかな。
もちろん「喫茶どんぶらのマスター」問題もありますから、それに色々とハズしてきたドンブラにはいつものVSシリーズはやらなくてもよかったかもしんないっすね。
TV本編において、なぜマスターは戦隊ギアを集めていたのかは明確な答えだしてくれるかなと思いましたが、結局出てこず。これはちょっと残念だったかも。
ゼンカイは先輩側でVS出演が終わって、とりあえず公式としては物語終了しましたが、それでも「次はゾックスも入れて旅をしよう!」ということにして、「呼ばれればいつでも出られますよ」という終わり方へもっていったのが好印象です。
一方のドンブラは「物語は終わらない」という感じで終幕させて、まだまだ目が離せませんね。
解決は「キングオージャーVSドンブラザーズ」まで持ち越しか。
ゼンカイもドンブラも「次回どうなるかまったくわからない」作品でしたが、こうやって交わりそうなところまで来ると
「次」がどうなるかわからないゼンカイに対し、「先」がどうなるかわからないドンブラって感じだったなぁと。
このクオリティの作品を2年間作り続けてきた東映特撮はさすがとしか言えませんね。(もちろん、2年の前後も面白かった/面白いわけで…)
(めっちゃ標記ゆれてるな笑