棚倉町に行ってきたレポートです。
たどり着くまでに乗ってきた白棚線レポートはこちら。
JRバス白棚線で棚倉町にたどり着いた棚倉町についたわけだが、バスに乗るというミッションをクリアし、もうやることがなくなってしまった。
棚倉町のことについて何も調べずに来ているので途方に暮れてしまった。(なんなら、前日の夜10時30分まで棚倉町に行くことすら決めていなかったのだ)
当然だが、観光で食っている町ではないので、観光案内所みたいな生易しいものはない。
おなかがすいたので、駅前の「つばめ旅館」という食堂に入った。
のんびりとしたお店で、おじちゃんが一人でやっていた。
google mapのレビューには「カレーがうまい」と書いてあったので、迷わずカレーを注文。福島まで来てカレーを食べるのはいかがなものかとも思ったが、食に興味がないタイプなので問題ない。
カレーはおいしかった。
さらに、ロータリーに接続している棚倉町立図書館にチェックインする。
公民館の機能と図書館を合わせた素敵な図書館であった。
新白河駅の後期観光案内所に棚倉町が発行しているパンフレットがあったので、それを眺めていたら、「新田義貞公の妻のお墓」がある蔵光寺というのが町の西方にあることを知る。
駅から徒歩3.3km 42分… 往復で6km…
バスで来たので車はない。観光協会もないのでレンタサイクルもない。タクシーは…
歩くかぁ…
磐城棚倉駅~蔵光寺
棚倉町の中心街から、西へ進む。
町役場。駐車場がでかい。
国道289号線。関東民からすると、THE・東北のロードサイドとった感じがする。
(今調べたら289号線の起点は新潟市だったのか…すご。)
ひたすら西進する。県道60号黒磯棚倉線。
ニュータウンの看板があった。
このあたりの地価はおよそ1坪あたり4.5万円らしい。
途中コンビニがあったのでアイスを買った気がする。
蔵光寺
入口の写真。
立派な建物であるにも関わらず、棚倉町の観光協会のHPには記載がない。
棚倉町 蔵光寺 で検索していると同じ寺を取り上げているブログが出てくるので、由緒等はそちらにお任せするとしたい。
駐車場完備
新田氏の家紋である、一つ引き両紋が見えるのがわかるだろうか。
蔵光寺の隣には東白川高野簡易郵便局があった。
何か大きな力があってまだ簡易郵便局としてあるのだろうけれど、
3.5km離れたところに町の中心部に郵便局があるのだから、職員をそちらに集中させたほうがいいのでは、感じないこともない。
(確かにもう少しいったところに小学校と集落があるが、この程度の人口規模で簡易郵便局が必要だとしたら、日本中が簡易郵便局だらけだろう)
さらに県道60号線を西へ向かうと、観光協会のHPにもある天狗党の墓所があるようなのだが、『青天を衝け』であんまりいいイメージを天狗党に対してもっていなかったのと、単純に遠いのでやめた。
参詣後、図書館に戻ってこのお寺の由来を確認すべく、『棚倉町史・通史編』を読んでみたのだが、残念ながら、蔵光寺の名を図書館の棚倉町史・通史編では見つけることができなかった。
町史編纂時には歴史の本筋からは離れているものと認知されていたのだろうか。
なぜここに新田義貞公の墓が?! と誰しもが思うだろうが、南朝とつながりが深い白河結城氏が治める土地であったため…というのが理由の一つのような気がするなぁ。