『機動戦士Vガンダム』 2クール目の感想です。
シュラク隊がバンバン討ち死にし始め~ウッソ宇宙へ~ザンスカール帝国侵入
まででしょうか。
シュラク隊がフラグを立ててすぐに戦死していくのがすごいっすね。
最初の隊員は相討ち、ぐらいだったのにスペースシャトルの発射台を支えるために身動きができなくなって敵に討たれるのは「わあ~、これVガンダムだぁ~」となりました。
ファラ中佐が作戦失敗の責を負って宇宙漂流刑になってしまうのも恐ろしい。
クロノクルのほうが最初は甘ちゃんで失敗続きだったのに、最終的に人間味を見せたファラ中佐のほうが堕ちていく世の無常さが…
「カサレリア!」で分かり合えたゴッドワルドさんとの運命も悲しいですね。
最期の対決場面はそれまででウッソが一番苦しんだ(MSのパイロットとしても、人間としても)相手ではなかったでしょうか。
ゴッドワルドさんは現状、ウッソに向き合ってくれた唯一の大人の男性。
オリファーさんはウッソにはよそよそしいし、リガ・ミリティアのおじいさんたちはウッソを育てるという心持がないというか、子どもであるウッソを最前線に立たせなければ自分たちが生き残れないということを知っているので、直視できないのが伝わってきます。
(それは、マーベットさんもそうですけどね)
高校生世代のアムロ・カミーユですら、理解のある大人に助けられてなんとかやってこれたわけですから、まだ子どもであるウッソには大人の不在はキツいものあるあるでしょうなぁ。
2期目で最も印象に残ったのは、第17話、「帝国の女王」でしょうか。
17話は総集編なんですが、ただの総集編ではなく、今までの物語をザンスカール側から見た目線で回想していく手法を取り入れていました。
私は総集編はわりと飛ばしがちなんですが、(『ボトムズ』の総集編回とかも見てない)こういう風に解釈の一助になる話は面白いなぁと思います。
24話で、多くの人がシャクティが女王マリアの娘だということが分かって、さてさてどうなる25話以降。
Vガンダムも次から後半戦です。wikiもネタバレ踏まないように見ていないんですが、これからどんどん悪くなっていくんだろうなぁ。