今年36本目の映画です。Amazonプライムでシネマコレクション by KADOKAWAに登録して視聴。
最初に断っておくと、これはクソ映画です。
開始20分ぐらいで「一体何を見せられているんだ…」と思わずつぶやいてしまうほど趣のある映画・・・
でも映画がめちゃくちゃな分、薬師丸ひろ子が歌う映画と同タイトル主題歌の『メイン・テーマ』は神曲だと思います。(特にイントロ)
実際『メイン・テーマ』は本人の歌唱力やイメージも相まってほんと名曲だと思うんです。
「20年も生きてきたのにね」って当時リアタイで薬師丸ひろ子の口から聴いたやつずるくないっすか?
オタク気質がある私のような人間だと、「主題歌だけ知っていてもそれはニワカにもほどがある認定されてしまうのでは?」 と思ってしまうので、おっしゃ見るか!!
・・・以下感想。内容に踏み込んだものになってますが、映画に内容がないも同じなのでネタバレもクソもないやつ(ネタバレはあります)
説明が不十分
これに尽きる。
今回の薬師丸ひろ子は幼稚園教諭。
しかし、偶然知り合った男の子の車に乗って一緒に大阪に行くことになります。
知り合う男の子、大東島くん(野村宏伸)はガチのマジで急に出てきて、急に薬師丸ひろ子と行動するようになるんですが
「あれ、なんで大阪に行くの・・・?」「てか仕事は・・・?」
という疑問を抱いたまま物語がガンガン進んでいきます。
もちろん大阪に着けば、幼稚園でお世話してて転園していった子どもに会いに来たという体でお父さんと不倫するするので、「あ、お父さんのこと好きだったんだなぁ」とここでわかるわけです。
確かに冒頭でお父さん、園児、薬師丸ひろ子の3人で飯食いに行ったりしてるんですけど、それも唐突すぎて意味不明。
仕事については、辞めてた。なんで辞めたかは知らない。(不倫がばれたのかも)
もう一人のヒロイン、薬師丸ひろ子と男を取り合うジャズシンガーの桃井かおりも唐突な登場なんですが、もはや気にならない。
その後最後の最後まで「このシーンは意味があるんですか?」っていうシーンが続いて作品が終わるんですが、
極めつけは、ラストシーンの直前で、それまで喧嘩していた薬師丸ひろ子と大東島くんは彼女の20歳の誕生日をサプライズで祝うことで仲直りし、「おっしゃラブホテル行こうや!」と車で向かうも、なぜかホテルの周りは何十台も車が止まっていて、仮装パーティーが繰り広げられていて、残念! ホテルにいけません・・・
自分で書いていて何が何だかわかんないんですが、そういうことなんです。
ダメな『ラ・ラ・ランド』のOPみたいな感じ。
(超絶好意的に解釈するのであれば、20歳を迎えて、ピエロだのなんだのといった子供の世界から逃げていく2人は大人になったのでした・・・と言えなくもないが、それまでよくわからないシーンばかり見せられてきて、ここだけ難しく解釈しろと言われてもなんだかなぁって感じ)
でもこれはMV、ミュージックビデオなんで!!
薬師丸ひろ子が運転するボッロボロのバスが砂浜に足を取られたり石にぶつかったりしながらもなんとかしがみついてゴールまで乗り切れた人だけが『メイン・テーマ』を聴けるという試練。
ロケ地の話
この映画、東京から大阪に行く途中で浜松に立ち寄ります。
マジシャン目指す大東島くんの知り合いが浜松で仕事をしてるというので、「大阪まで一直線に行くんじゃないんか!」と怒る薬師丸ひろ子と一緒にビジネスホテルに泊まります。
分数でいうと14分目、謎の師匠との謎の吹替シーンの直後の場面。
新幹線の高架が映り、カメラが引くとホテルを出ていくと思われる薬師丸ひろ子が横断歩道を渡るのを大東島くんがホテルから見下ろしている(と思われる)シーンがあるんですが、
場所がわかりました。
「静岡県浜松市中区海老原2丁目3番の交差点」です。
よく営業で浜松に行ってたので、この道路何度も通ったんですよね~ だからすぐぴんと来ました。
新幹線の高架~横断した道路は映画公開から35年近く経っているので、全然面影がないんですが、道路の線形は今も変わりません。
二人+桃井かおりが宿泊していたホテルはアパホテル浜松駅南(旧サゴーイン浜松)
ですね。
ちなみにこのアパホテルは静岡県下で初の出店だったっぽく、サゴーイン浜松を経営していた会社も浜松では有名な会社のようですから、ロケ地に選ばれたのかもしれませんね。
なお公式ホームページにはそのあたりは一切触れていない模様。
比較画像を! とかいって映画のキャプチャ画像を載せたいんですが、楽しいブログライフが破滅してしまうので載せられません。ごめんなさい。
薬師丸ひろ子はかわいい
かわいい。水着はもうちょっとかわいいのなかったんかな・・・