ブログをはじめて気がつけば6年以上経過している。
記事も何百も書いているが、常に考えているのは
「どうやったらもっとよい文章を書けるものかなぁ」という答えのない問いだ。
一生懸命書いたつもりなのにあんまり受けなかったし(このブログの場合は題材にもよるけど)
おりゃあ!で書いた記事がよく読まれている……
なんていうのは私以外にもあらゆるブロガーが経験している悩みであるわけで。
三宅香帆の『「好き」を言語化する技術』なんかももちろん読んだけど、
刺さったような刺さらなかったような……
みたいな感想を持っていた。
言語化って難しい。
そんな中で、たまーにツイートがバズってフォローしてなくても流れてくる人が紹介していたのが
『新聞記者がネット記事をバズらせるために考えたこと』斉藤友彦 著
だ。
新聞記者として自信ニキだった著者が、Web記事に挑戦したところ、
新聞の文体では全く太刀打ちできずにそのギャップに驚きつつも、
どういう書き方がいいのかを模索する、という話。
いろんなネット上(ブログ)における文章術の本を読んではわかったようなわからないような気持ちになっていることが多くて、
(結局はいくつも自分が気に入るまで読んで、覚えられたことだけ少しずつ実践していくしかないんだよな……)
なんてそんな自分を少し嫌いになりながらも読むのだ。
なんて感じで日々ブログを書いている自分がいますよね。まず。
著者がぶち当たった「新聞記事の技法が全く響かなくて草(笑えない)」
という悩みを週刊誌などの技法を参考にして、いかに「バズる」記事を仕上げていくのかに着目。
この「考えたこと」=技法 は色々読んできた自分の中でも
なるほどなーと思うことが結構、いやかなり多かったっすね。
特に
第3章 デジタル記事の書き方
で触れられているのがすごい参考になって、
たとえば「ストーリー形式で書いてみよう、それが読者の共感を呼ぶ」
ってのがあるんですが、
確かに自分にも大いに当てはまる、新潮オンラインとかいつも読んでる気がするし……
みたいな。
もちろん、一度読んだだけ模倣できるわけもなく、なんですけど、
手元に参考書として置いておきたい本ですね。
ちょっとずつ記事を書きながら、技法を自分の血肉にできるようにやっていくしかねぇ……!