やっとこさ観てきましたよ、ハサウェイ!
ばーっとした勢いで感想。
MSの戦闘すごすぎる問題
今回の作品は導入部分だけあって、戦闘シーンって正直少ないです。
物語8の戦闘シーン2ぐらい。
物語に引き込まれながらも、「早くクスィーガンダム出てきて~」とみんながみんな待ち望んでいたわけですけど、
戦闘シーンまぁすごい。くっそリアル。
ロボットアニメだと『シン・エヴァ』『楽園追放』をここ最近見ましたけど、特にエヴァなんか書き込みの物量でモノ言わしてくる感じあったじゃないですか。
あれってインパクトある反面、最近のワンピースみたいに見た直感の煩わしさも同時に抱えてたと思うんですね。
とりあえず無人機出しておいて板野サーカスやったろ! みたいな。
でも、今作の戦闘シーンは物量で攻めてこない分、描写力がものすんごい。
コックピットで表示される敵機の情報一つ見ても、その挙動がすんごいでんすよ。
宇宙と違って、空中戦の描写って地上のオブジェクトもあるから難しいと思うんですけど、そこを絵の重みを出すことで観てる我々のみぞおちにドスっとボディブローを入れてくるかのような「こ、こいつはすげぇ…」
リアルさを追求することで、建物は崩壊するし、街は燃えるし人はうぎゃあーってなっていくんですが、(このあたりの描写も、宇宙世紀ものでは初めてでは? ビームの火花とかすげえよほんと)
ここをリアルに描いていけばいくほど、街中でドンパチ始めるマフティーはテロリスト! 理想ばっかりで民衆の味方をしてるわけじゃない!
ってのが映えてくるんですよねぇ…ニクいわぁ。
ギギ、イイ女すぎる問題
なんだよ、戦闘シーンの割合2かよ! とがっくりした方、全然がっくりする必要ありません。
ギギ・アンダルシアがめちゃくちゃイイ女なので、8も全然満足できちゃう。
ガンダムは1stからファムファタル(運命の女)の技法が使われていて、『逆襲のシャア』でも今作の主人公であるハサウェイを惑わすクェス・パラヤの存在がいました。
今回のギギも出だしからフルスロットルでファムファタルを演じきります。もうそこがツボる。
ギギのファムファタルっぷりは、観ていて本当に気持ちの良いというか、もはや観客を虜にしちゃうやつ。
「ハサウェイもあのときギギを放っておいて逃げていればよかったのにサァ」彡(^)(^)
なんて思う方がいらっしゃると思いますが、彼女の魅力の前ではそんなこと無理だってことがわかるはずです。
他
入場得点はまさかの1stのフィルム。
舞台挨拶はみてたけどふーんという感じ。
私、古典的オタクなんで、2代目ハサウェイの小野賢章氏には初代ハサウェイの佐々木望氏についてやはり何か触れてほしかったなぁと思いました。
佐々木望氏は別役で出てましたけどまぁ、なんだ、あんまり触れないほうがいい話題か、これ。
ギギ役の上田麗奈氏はこれが最初のガンダムでもええんやで、って話してましたけど、うーん、どうだろう。
もちろんアニメ映画としてはすごいよく出来てて、ぜひ見てほしいところだけど、
最低でも逆シャアも見て、ハサウェイを見ることで、原作者が作品を通じて表現したかったことを感じ取れると思うんですよねぇ。
魂無き鑑賞が許容できるかどうかってところかもしれませんが。
去年なんかはこんな感じで映画化することに僻んでいたんですけど、杞憂というか取り越し苦労というか、ちゃんと映画として面白くできてるので、全然僻むことなかった。
閃光のハサウェイの続編はいつ公開?
特に情報なしでした。EDで発表されるかと思っただけに残念だった。
早くても一年後、まぁいいとこ来年の秋ぐらいですかねぇ。