引き続きの異世界転生福袋に入ってたやつを読んでます。
『異世界で最強魔王の子供達10人のママになっちゃいました。』
すごい題名だなぁと何度見ても感心します。
以下ネタバレありの感想。ちなみに、この漫画は男性が期待するような直接的なシーンなしです。
母と二人暮らしの女子高生、朱里。トラックにひかれそうになるも、母が身代わりとなってしまい逝去。天涯孤独になった朱里は家族が欲しいと願うと…
「おっしゃ! 今すぐ母にしたるで! ちな魔族の」
ってことで異世界転生。
異界から来た巫女として、イケメン魔王に嫁ぐことになって、攻めてきている勇者に対抗すべく、子どもを産みまくって家族を増やす!
これだけ聞くとなんかめちゃくちゃだ…と思いますが、内容はしっかりしてます。
朱里の行動論理は「自分を産み育ててくれた母のようになりたい」1本なので、筋は通ってます。
所謂”ママみ”の強い主人公なので、かなり絶妙なバランスの上に成り立っているキャラクターですが、
世界最強の魔王も人間たちに母を捕らえられていて、かつ厳しい母だったため、母性に飢えていることから、少しずつ心を許していきます。
1巻では1人目の子供、アンちゃんの育児がメインですが、ワンオペ育児だったり、(魔王の配下が手伝ってくれるとか、そういうのはないところが妙にリアル)夜泣き寝れない日が続くとかちゃんと描写があります。
この後9人は子供が生まれる予定なので、おそらく育児の出だしの描写があるのは今回だけなんじゃないかな。
ちなみに、この作品でも治癒魔法の貴重性がかなり高いようで、(魔族に回復魔法は逆に毒)主人公がケガの手当てをするだけでマジ感謝されるところを見ると、やはり異世界物では回復が重宝されてるのは間違いなさそう。