今年18本目の映画です。
時間もあるし、映画なんか見ようか~ ってことでアマゾンプライムの海を泳いでいたときに見つけて、
そういえば王様のブランチでLiLiCoが推してたやつだなこれ。 ってことで見ました。
感想としては、
・めちゃくちゃ面白い
・(題名のとおり)LiLiCoオススメにハズレなし
の2本です。
前向きになれる映画なので、ちょっと気分が乗らない人にぜひ見てもらいたいなってところです。
以下、映画のネタバレを含む感想。
「映画的」で「現実味」のあるストーリー
シニアインターンのベンが、設立2年弱でビックバン的な成長を起こした会社で周りに良い影響を与えていく・・・
というあらすじ(ざっくり)ですが、話の筋だけを追うだけでも十分に面白いです。
「困難がある、解決する、よくなる」
この映画はこれを繰り返してエンディングに向かっていきますが、その進みはさわやか。
さて、映画に限らずですが、作品をどう楽しむかというのは色々な手段があります。
物語がワクワクさせてくれるのか、物語が考えるきっかけを与えてくれるのか、映像がインパクトをくれるのか・・・etc
『マイ・インターン』はハラハラするシーンはあるものの、基本としては人間関係が話の主題で、心拍数があがるようなドキドキ感があるわけではないです。(例えば、急に交通事故に巻き込まれて、降ってわいてきた悩みに直面とかはしない)
若者だらけの会社におじいちゃんが来ること自体はフィクション的ではあるかもしれませんが、
誰しもが価値観が違う異なる世代とうまくやっていくことを求められていますし、
劇中の会社で起こるような仕事上の問題に日々向き合わなければいけない、そのことはリアルであるわけです。
観客であると同時に、自分も倉庫をリノベーションしたあのフロアで仕事をしていて、あの街で暮らしている誰かとして入り込める映画です。
日本もアメリカも変わらない
女性活躍というワードは日本でも近年盛んに聞かれるようになりましたが、アメリカでも女性が第一線で働く物語が描かれていたんだなあと。
働く母親への配慮のない学校行事、専業と思しきママ友との溝。
日本もアメリカも、悩みは一緒なんですね。
特に、この作品の主人公は女性社長ということで、諸々の問題が経営にも響いていました。家庭での時間を犠牲にして働き続けていいのか……。
旦那さんが専業主夫になってくれたものの、彼のキャリアをストップさせ、そのうえ一人で過ごせる時間すらろくに確保できない生活にさせてしまったわけですから、負い目があります。
その負い目が事態を悪い方向へ進ませてしまうわけですが、どうしたって家庭から目を背けることができない。
女性活躍の名のもと、母になってもバリバリ働く人は増えていますが、主人公と同様に、仕事と家庭をどう両立させていくかは大きな悩みのひとつでしょう。
社長という立場にすることで女性たちの抱える問題を大きく描き、より分かりやすいかたちで伝えてくれているのかなあと感じました。
(と、ここまで女性側の目線で書いたものの、この映画は女性・男性というくくりで見るものではありません。主人公の目線は、家庭と仕事を両立させたい全ての人の目線でもあるのです)
ハンカチは誰かに貸すものだ
6枚セットで200円ぐらいのもはやボロキレを5年以上使っていたんですが、今作の
ベンのお説教が私にも届きました。
いいやつ買います。あとネクタイも(夏が終わったらね・・・笑)
同じく王様のブランチでLiLiCoが薦めてた『ジュマンジ・ネクストレベル』もめっちゃ面白かったです。
サンキューLiLiCo、サンキュー王様のブランチ