オタク夫婦の「○○が好き」

30代オタク夫婦の語り場です。漫画・映画の感想がメイン。特撮と世界一初恋とBANANA FISHもアツい。そんな夫婦です。

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『世界一初恋 小野寺律の場合』16巻 感想

5月1日発売『世界一初恋』16巻の感想です。

書影が出たときの記事で帯のアオリがとても良いと書きましたが、実際に手に取ってみてもやっぱり素敵……!

表紙も帯も最高なのでつい見入っちゃって、ページを捲るまでに時間がかかります。

ということで、以下ネタバレ感想です。

 

 

 

 

 

 

 

二人の関係が一気に動き出す

 

15巻では、律のイギリス時代・高野の大学時代を振り返りながら、律が高野に抱く気持ち・高野が律に抱く気持ちをそれぞれ確認しました。

嵯峨先輩と別れた後の律を知る尚が現れたことで、高野も律もそれまで以上に自分の過去と向き合うことになりました。その結果、『小野寺律の場合 no.29』のラストで律は高野への気持ちを、『高野政宗の場合』で高野は律を求める気持ちをそれぞれ再認識しました。

そして迎えた16巻。

律が告白を躊躇する理由が取り払われ、二人の関係が大きく変化します。

物語前半の横澤さんポジション(恋のライバル)であった尚とのいざこざに決着がつき、それによって14巻からぎくしゃくしていた二人の関係も元通りに。

ちょうど『no.30』〜『no.31』の前半部分で二人の気持ちが固まり、『no.31』の後半部分が律ちゃん告白までの一連の流れになります。帯のアオリ「ついに律、高野に告白⁉︎」が『no.31』の後半部分にあたりますね。

まあ、告白しなかったんですが(笑)

16巻のラストで、

 「乙女ちっくでロマンチックで言われただけでヤダーキャー結婚してー!!♡♡ って思わせるシチュエーション」(no.31 65ページ3コマ目)

での告白を命じられたので、17巻から(エメラルド本誌では2020年冬の号掲載分から)はよりラブラブな二人が楽しめるのでは?!

完全に恋に堕ちるまであと一ヶ月を切ってますので、果たして律っちゃんはどんな告白をしてくれるのやら……。

 

 

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描き下ろしのこと

 

今回の描き下ろしは『清宮尚の場合』でした。

イギリス時代・再会するまで・再会後の尚くんの心情が描かれており、この描き下ろしを読んでから尚くん登場以後のストーリーを再読すると、また感じ方が違うかな、と。

尚くん、ほんと良いやつ……。

律のためならスッと身を引いて、ライバルである『サガさん』には絶対になれない『親友』ポジションを受け入れる。

イギリス時代初期は大荒れだった律ですが、本当に良い友達ができてよかったね……!!

 

個人的には、この描き下ろしを含めた16巻までで、高野・律・尚それぞれが抱えていたものが描かれきったのかな、なんて感じました。

抱えていた思いにケリがついて(あるいは解消されたり)、過去のしがらみから抜け出せたような感じがしました。

この16巻でみんな前に一歩進めたし、それぞれ関係を変えながらもプラスな方向に進んでいけてるのかな、と。

 

 

 

次の17巻はおそらくまた一年後かと思いますが、本誌を追いつつ発売を待ちます。

アニメ三期も来ないかな〜!

 

 

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