コミカライズ版『半妖の夜叉姫』がついに完結、最終巻が発売されました!
『犬夜叉』が好きで、アニメ版『半妖の夜叉姫』放送時には毎週テレビの前に齧り付いて視聴していたファンとしては、非常に感慨深いものがあります。
とにかく、椎名先生の描かれる『夜叉姫』の世界はとっても魅力的で、1巻が発売されたときには「この夜叉姫もアニメ化してくれ!!!!」と強く思ったほどでした。いや、今も思っているんですが!!!!
ということで、コミカライズ版もアニメ版も『犬夜叉』も振り返りつつ、感想を綴っていきたいと思います。
全力でネタバレしますので、未読の方はご注意を。
↓アニメ版『夜叉姫』についての感想は下記の記事をご参照ください
アニメ最終話感想をお読みいただくとお分かりいただけると思うのですが、私はアニメ版『夜叉姫』のストーリー展開について若干不満を持っていたのです。
が、その不満を全て吹き飛ばしてくれたのがコミカライズ版でした。
椎名先生の犬夜叉愛、るーみっく愛が随所に感じられる作品なのです。シリアスとギャグの緩急が素晴らしく、キャラクターがより魅力に感じられる描写・ストーリー展開だったと思います。
アニメと物語の大筋は同じなのですが、コミカライズは夜叉姫たちの成長に主眼が置かれた構成となっており、ずっとワクワクしながら読み続けられました。
最終巻となった10巻はこれでもかと『犬夜叉』ネタが盛り込まれていて、とっても胸熱でした。
35ページ6コマ目、ちらっと出てきた鋼牙に「うぉーっ!!」と盛り上がったと思ったら、40・41ページで時空を超えた共闘!!!熱すぎる!!!!
アニメ版では妖狼族が出てくるのに鋼牙が出て来なくて残念だったのですが、さすがは椎名先生、ファンの心をわかっていらっしゃる!
ラスボスである妖霊星を倒すため、これまでに登場した仲間たちが手を貸してくれる。少年マンガ的でめちゃくちゃ盛り上がるシーンに鋼牙くんを登場させてくださったこと、感謝しかありません。
そして52・53ページでは、想像だにしなかった『銀骨砲』が登場。
まさかここで銀骨(武装だけ)が出てくるとは思わないじゃないですか!七人隊編も大好きなので、まさかの形で登場してくれて嬉しかったです。
牛が「ぶもっ」と鳴いているのも、るーみっく好きとしてはにやにやしちゃいますね。
ちなみに、私は七人隊の中だと蛇骨が好きです。
コミカライズ版も夜叉姫が修行に出て……という大団円なのですが、サンデー作品らしくラブコメ感のあるエンディングなのが良かったです。
犬夜叉とかごめ、殺生丸とりん、理玖ととわ、そして翡翠とせつな。夫婦・恋人・片想いと形は違いますが、それぞれの甘酸っぱい描写が盛り込まれていて、この先もまだまだ気になる〜!!とそわそわしちゃう終わり方でした。
『夜叉姫』自体がまさかまさかの続編だったので、またいつかこの続きが読めますように……!