オタク夫婦の「○○が好き」

20代オタク夫婦の語り場です。漫画・映画の感想がメイン。特撮と世界一初恋とBANANA FISHもアツい。そんな夫婦です。

『仮面ライダーゼロワン』作品総括&最終回感想

令和ライダー第1作目にとなった『仮面ライダーゼロワン』、ついに本日最終回を迎えました。

 

作品総括をメインに、最終回の感想も少し入れ込んでいこうと思います。

当然ネタバレありの感想。

 

 

 

pisuke9190.hatenablog.com

 

 

ゼロワンよかった点

1.有名人の起用

いわゆるおやっさんポジションに有名人を起用するのはゼロワンに始まったことではありませんが、ゲストキャラとして登場させることができたのは、「仮面ライダー」作品自体が、平成ライダー20作品を通じて一般的に再認知された証拠ではないかと思います。

 

10・11話で大和田伸也が本人役で起用できたのも、令和初のお祭り作品だったことを含めなくても「仮面ライダー」の作品としてのポテンシャルが認められたから故ではないでしょうか。

第1話に登場して大大反響をかっさらっていった腹筋崩壊太郎こと、なかやまきんに君もそうです。

 

父親役として物語の重要なポジションだった飛電其雄、山本耕史の起用は『新選組!』のときからおっかけてきている私たち夫婦にとって驚き&驚きでした。

「本当の強さとは力が強いことじゃない、心が強いことだ」

最終回でこんなかっこいい台詞まであって・・・ねぇ?

 劇場版で起用される伊藤英明も言っていましたが、「息子と見たことで、仮面ライダーを受け入れられた」というコメントがいいですね。

 

2.「現実」と「作品」の融合がもたらしたもの

「ゼロワン」の特徴として、私たちの住む現実世界とのコラボレーション、が大きく取り上げられたのも、今までの作品にみられなかった特徴です。

 天津垓の改心のきっかけにもなったAIロボ、さうざーことSONYの「AIBO」(しかも新旧!)や「東京ガールズコレクション」ともコラボしました。

「作品」から「現実」へだけではありません、「現実」から「作品」への歩み寄りもありました。

個人的に一番びっくりしたのは、「google アシスタント」が滅亡迅雷.netネタに反応をみせたことでしょうか。手元にあるスマホ一つにもAIが搭載されている訳で、この「もしかしたら・・・?」と思わせてくれる粋な仕掛けも作品を大きく盛り上げてくれました。

 

3.最終決戦 或人VS滅

最終回、愛するものを相手によって失ってしまった二人の最終対決よかった。

アークが望む憎しみの連鎖を断ち切れるか、或人が滅のベルトだけを破壊することで悪意だけを破壊した、というわかりやすい見せ方がよかったです。

アークが消えてもベルトが憎しみの象徴として残っていった終盤の展開がごちゃっとした展開が続いた後だったので、最後までわかりやすさを貫いでくれました。

 

 

 

 

ゼロワン微妙だった点

1.話数構成がめちゃくちゃすぎた

こんな恵まれた環境だったのに、どうしてこんなめちゃくちゃな話になってしまったんだ? と皆さん多かれ少なかれ思ってると思いますが、作品の中で取り上げるテーマの強弱がめちゃくちゃになってしまったのは残念としか言いようがありません。

1~16話、「滅亡迅雷.net」編までは或人・不破・唯阿3人のヒューマギアに対する価値観の対比や、それに対抗する滅・迅との戦いはシリーズの中でも上位に入る流れだったと思うんですが、

 

賛否両論(1:9で否が多いと思うけど)の「お仕事五番勝負」編、なぜこれに10話以上も貴重な話数を割いてしまったんでしょうか?

好意的に見れば、後半の人類の悪意に対するヒューマギアの反乱に繋がるともいえないこともないけども…

 

2.故に描写不足が目立ちすぎた

描写不足だった点:ヒューマギア「宇宙野郎雷電/滅亡迅雷.net 雷」

後半は準レギュラーポジションにまでなった雷、準レギュラーにするには描写が少なすぎて、あまり思い入れを感じることができませんでした。

重要なポジションと当初からわかっているはずなら、物語の進行として必要だった2話で終わらせるのではなく、ヒューマギアとしてもう少し描くべきで、最終回に「忙しくなるぞ~」って言わせても別に締まってないんですよね。

 

描写不足だった点:仮面ライダーサウザーが味方になるまで

結局は飛電インテリジェンスに対して歪んだ想いを持っていたに過ぎなかった、ということで敵から味方になったサウザー、急展開すぎた感否めません。

散々前述の「お仕事五番勝負」で天津垓へのヘイトだけ高めておいて結局仲間になってももやもやだけが募る結果になってしまったと思います。

天津垓というキャラクターの内面を描写し、わかりやすいフラグを立ててもらわないと浮かばれないキャラのまま終わってしまったように見受けられます。

 

3.仮面ライダーバルキリー/刃唯阿 の扱い

当初は女性初のレギュラーライダーとしてもてはやされたバルキリーも、中盤から持て余してしまったように思えます。

AIMSを抜け、ZAIAに活動を移してから、物語において刃唯阿は何を求められていたのか、これに対する答えがありませんでした。

道具と思っていたAIに心を開き、最終回では笑顔が戻ったのが救い。

 

日刊SPAのインタビューで演者の井桁弘恵さんも同じことを語っていて、

女優・井桁弘恵、女性ライダーに没頭した1年間で何が変わった? | 日刊SPA!

あぁ、演者としても辛かったんだろうなぁと感じました。

 

 

 

他、最終回感想

滅亡迅雷.netが悪意を監視する集団に生まれ変わったのが一番よかったですね。

滅も迅も最初から悪の存在でなかったことは劇中でも都度触れられていましたから、納得の終わり方。

不破さんがほぼ無職となってしまったのも、好き。(飛電に雇われてるとは思いますが)

 

イズ復活については早速議論になっていますが、ヒューマギア復元については当初からブレブレだったんで、もはや何も言うことはないって感じですかね。イズはゼロワン計画の元作られていたので復元不可能ってのは理に適っていましたし。

 

それに、どんな形であれ、イズを復活させずに物語が終わるってこともできなかったでしょうし。

 

 

微妙だった点のほうが筆がのってしまうという嫌な締まり方になってしまったんですが、やっぱり序盤の物語のワクワクっぷりは本当に良かったと思うんです。

一年間同じテーマを貫く作品ってのはなかなか難しいもんだな、と思った次第です。

 

12月18日公開の劇場版、そして来週から始まる『仮面ライダーセイバー』どちらも楽しみにしていきます。

 

 

 

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