新宿のバルト9で観てきました。席隣接が解禁されて初めての映画だったかも?
想像していた以上に人が入ってました。午後の回でしたが、キッズの姿は見当たらず。あんまりTVでは宣伝してなかったもんね。
内容ですが、想像していた以上に面白かったです。
10年ぶりに主役として海賊戦隊が帰ってきたということで、とにかくアツい展開の60分でした。
○○years afterシリーズもいままでいくつか作られていますが、思い入れが大きい作品ではなかったので、観てませんでした。故に『テン・ゴーカイジャー』が初作品でもあります。
色々予想を裏切られた場面がいくつかありましたので、書いていこうと思います。
以下、観た人向けの感想。
ゴーカイジャーらしく、オリキャスに拘った展開
海賊戦隊の5人+1人はもちろん、変身こそしないもののバスコにマジイエロー、キラメイシルバーが出ていたのはよかったですね。
ちょっと意外だったのが、クリスタリアの王子として宝路がでてきて、クリスタリアの設定が物語にちゃんと関わってたところですね。
『スーパー戦隊最強バトル!!』のパトレン1号/圭一郎みたいに「とりあえず前戦隊だから出てきました~」的な扱いだろうなと思っていましたが…。
トッキュウジャー枠の2名は正直わかんなかった笑
私の中では、黄色とピンクの女子高生と言えばメガレンジャーなので、「メガレンジャーモチーフか?」と勝手に思っていました。
バスコにせよ、マジイエローにせよ、せっかくオリキャスを使っているのだから、変身しないにせよ、もうちょいファンサがあってもよかったのかな。
敵側の若手の科学者がゴーカイ2話に出てきたあのシンケンジャーキーをマーベラスから奪い、変身して戦っていたあの子だってのはもっとわからなかった…
ゴーカイ本編のその話は確かに良いエピソードであったことは間違いないと思うんですが、それでもあの男の子に再びスポットがあたるとは思っていなかったので、
「だれだよコイツ…」って思いながらずっと見ていました。
だからこそ、マーベラスと彼の再会のシーンは「!!!」ってなってよかったっすね。(これももう少しフラグというか、匂わせておいてもらえるとよかったのだけれど)
後輩戦隊への連続変身に大満足
ジュウオウ以降のレッドにマーベラスとアイムがゴーカイチェンジして戦うシーン、激熱じゃないっすか?
「うおおお、これこそゴーカイジャーなんだよ!!」って思わず息をのみました。
鎧の台詞、「直感的に後輩たちの力を使いこなしている~!」みたいな台詞よかったっすね。もう大満足。
時間としては一瞬ですけど、このバトルを見るためだけにでも劇場に行く必要はある!
海賊戦隊ゴーカイジャーの6人について
マーベラス
いや~、マーベラスの安定感は本当にすごいっすよね。
「VSジュウオウ」の2話でも、マジメの塊の大和とのコラボがよかったですが、
今回の作品の「戦隊の力を地球の平和利用のために使っている」という状況に切り込めるのがよかったっすね。
彼以外のレッドが同じことをしようとすると、
「こんないいシステムに賛同しない○○レッド…どうして?!」
といったような(レッドだけがシステムのおかしさに気がついていた)というある意味お決まりの展開に着地してしまうところでしょう。
もちろん今回も鎧の視点からすればそうなんですけど、鎧以外の5名はみんな気づいていたよ、という地球人(ある意味純粋)の彼と宇宙人の5人の関係性がよく使われていたと思います。
ジョー
こいついいとこ持ってくよな~! という感想だけ!
「マーベラス、お前の左目に俺がなってやる…」って台詞、よかったね笑(一緒に観に行った女性陣は「これ告白では?」と盛り上がってた)
ジョーの出番は中の人のスケジュールからすると、もう少し出番が少ないのでは、と思っていて、確かに6人の中では下から数えて、ってところなんだけど、それでも不自然さは全く感じられませんでした。
『平ジェネ FOREVER』の佐藤健ぐらいの出番なんじゃね? なんて思ってたので、いい意味で裏切ってもらえてよかった。
ハカセ
コメディリリーフのハカセは10年経っても相変わらずでしたね~
捕まっちゃうところとか「そうそう、ハカセってこんな感じだったよな!」と思わせておきながらちゃんとやることやってる彼。さすがです。
ルカ
そう、ルカがあんまり出てこなかったのが結構意外でした。
スーパー戦隊バトルのときに出てたから?笑
ルカは本編当時からお姉さんでしたけど、10年経って姉御!って感じがよく出てていい役だなぁと思った。
あのルカの低い声かわいいよね。 声優をやってるときにはあんまり聞かないヤツ(でもあれか、オルフェンズのダウナー女の子も声低かったかな)
アイム
10年(5年)経ってもかわいい…笑
マーベラスとのコンビネーションがよかった~よかったっすねぇ~
マーベラスを助けにきたときのゴーカイガンの撃ち方(ごきげんよう撃ち?)
あれを見たときにぐっときた。
鎧
なんかテンションずっと高かったですよね。
もうちょい、10年経ったんだから多少は落ち着いたキャラクターにしてもよかったんじゃないかなぁ。
VSマーベラスのときのような地球に残った海賊戦隊として平和を守ってる真剣さがもっとあってもよかったと思うんですよね。
もちろん、マジメになった鎧が少しずつ久しぶりの仲間との交流を経て、昔の彼になっていく…って過程があればと。
全体的な感想
冒頭でも話をしましたが、予想以上に面白かったです。
マーベラスが戦隊100人抜きの1人目にブラックコンドルと戦うところも、常日頃から「ゴーカイはとりあえずジェットマン回だけは見ろ」といろんな人に説いて回っている身からするとやっぱりわかってるなぁ~と。
一緒に行った人とも話をしたんですが、観る前は「そうは言っても、10周年、御祝儀としてかな~」なんて思ってたんですよね。
蓋を開けてみれば6人揃っての名乗りのときは「うおお…」ってぞわっとしましたし、バルト9もすべてのグッズ、パンフレットまで売り切れていたので、ゴーカイジャーの人気を肌で感じました。
ゴーカイジャー、また5年後の50周年にも後輩にかましてやってほしいですね。