オタク夫婦の「○○が好き」

30代オタク夫婦の語り場です。漫画・映画の感想がメイン。特撮と世界一初恋と刀剣乱舞もアツい。そんな夫婦です。

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エメラルド春の号2025『世界一初恋』感想

2026年5月1日追記

春の号2026の感想は、この記事の一番下です!

 

4月30日にエメラルド春の号が発売されました!

今回は高律が表紙なのですが、両手を繋いで向かい合っているのがとっても恋人っぽい……!

 

表紙のキャッチコピーも素敵でした。

2024春の号『恋に堕ちるまで ついに0日。』

2024冬の号『恋が始まる1日目』

2025春の号『結婚、しようか?』

直近は上記のとおり変遷しているのですが、春の号で一気に距離を詰めてきた感じがします。

高律は早く結婚してくれ。

ちなみに、2024春の号も高律表紙だったのですが、その時は「ようやく恋人になって穏やかな表情を浮かべる二人」みたいなイラストでした。

今回は「まだどきどきするけど、恋人同士であることに自覚的な律っちゃん」と「そんな律っちゃんの可愛さに自慢げな高野さん」みたいな感じで、(現実世界において)一年経って関係性が甘く変化しているのが伝わってきます。

 

表紙だけで期待大!!

ということで、以下ネタバレ感想です。未読の方はご注意を!

 

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今回は小野寺律の場合NO.40でした。

前回のNO.39は、エメラルド表紙のとおり告白翌日(1日目)のお話でした。

再び恋人になって、そのはじめの一歩という感じのストーリーでしたが、今回はそこから数日後のお話。

 

0日以前、以降ともに共通しているのは『二人とも大人になったものの、高校時代の初恋に囚われている』ということです。

NO.39にて、高野さんも「付き合うとはどうしたら良いのか?」悩んでいると知り、律と同じ気持ちを抱いていたと知りました。

高校時代の破局の原因は、『高野さんも律のことが好きだと気づかなかった』ことによるすれ違いですから、NO.39でそれを乗り越えたことになります。

 

そして今回。

好きだと伝えたけど、交際については全く言及していなかったことに気づいてしまった律っちゃんが、『事実上』の恋人ではあるけれど、『双方合意の上』での恋人でないことに不安を覚えて……というストーリーです。

NO.38を読み返したら、確かに「付き合ってください」的なやりとりしてないんですよね。律っちゃん、声に出して4回も「好き」って言ってるのに!そういうところだぞ高律!

 

さて、再び恋人になった二人は、これまでのあれこれを色々とやり直しをしようとするわけですが、今回そのメインとなるのが『告白』です。

「俺とつき合いたいの?」

というセリフから始まる本編36ページ4コマ目〜38ページにかけてのシーン。

これは小野寺律の場合NO.2.5にて描写された、嵯峨律の告白シーンのやり直しです。(1巻165ページ)

まずは37ページ。

1コマ目は律っちゃんの表情が描かれていないのですが、3コマ目の律っちゃんのセリフがNO.2.5とほぼ同じで、尚且つ、同コマの「全っ然変わってねーな」という高野さんのセリフから、NO.2.5の織田律のように顔を真っ赤にしていたことがわかります。

高野さんは、高校時代の織田律がどれだけ嵯峨先輩のことを好きだったのか身をもって知っているわけですから、再び付き合い始めた律も同じだけの気持ちを持っているのだとしっかり実感したことでしょう。

そして38ページ。

「いいけど 俺はつき合っても」と高野さんのセリフがあり、NO.2.5のやり直しはこれで終わり……と思いきや、ページをめくって唸りました。

39ページ目。

1コマ目で、律っちゃんは「はい…………」と返事しているんです。

NO.2.5では、165ページ5コマ目で「いいけど? 俺はつき合っても」と嵯峨先輩が言った後、織田律の返事についての描写がありません。ここが尾を引いて、結果的にNO.1(1巻62ページ6コマ目)の「…俺たち つき合ってる…んですよね?」に繋がるわけです。破局のきっかけです。

それをきちんとやり直したので、NO.40にしてようやく、二人はちゃんと告白し、お付き合いに至ったんです!!!

 

高校時代の初恋に囚われていた二人が、過去を上書きするように乗り越えて、ようやく前に進めたような気がします。

上書き、という言葉を使いましたが、決してネガティブな意味ではありません。二人にとって、高校時代の出来事は辛くても尊いものだったはずで、だからこそ、もう一度やり直しているのだと思います。

もしNO.2.5の記憶が嫌なものとして残っていたのなら、わざわざ再現するのではなく、その記憶を掻き消すくらい異なるセリフ・シーンになっているはずですから。

 

0日も本当に素晴らしかったんですが、今回も本当に素敵なお話でした。

次に高律が描かれるとき、二人がどんな恋人になっているか楽しみでなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

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漫画『魔法使いロゼの佐渡ライフ』1巻 感想

池袋のアニメイトをふらふらしていたときに目についたので、思わず衝動買いしてしまった漫画です。

 

 

 

 

名前のとおり、ご当地物漫画に、異世界転生(転生してくるほうだけど)要素がまじってきた作品。

新潟の佐渡、一度は行ってみたいよなぁと思いつつ、たぶん10年以上思ったままなんですが、この先の人生で必ず行くつもりなので予習としても読んでみました。

 

 

 

 

異世界転生×ご当地モノ はなかなかよい

ご当地モノ漫画の鉄板として、外から来た人物がいかにその文化に大げさに驚くか、というものがありますが、

(まさに今アニメやってるこれなんかそうですよね)

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とはいえとはいえ、あんまり大げさに驚いても

「いや、そのぐらいは知ってるだろ……」と興ざめしてしまう自分がいます。

 

しかし、登場人物が県外でも外国でもなく、「異世界から来た」のであれば、話は別。

たったこれだけのシカケで興ざめすることもなく楽しく読めちゃう自分がいる。

「なんで日本語読めるんだよ」というつっこみも

異世界で話されている言葉が日本語とほとんど同じ言語だったから、という設定さえ作ってしまえばこっちのもの。

 

佐渡のバス、フリー乗降制なんだ

第4話で主人公ロゼと紗菜がバスに乗って移動するシーンがありますが、

そこで描かれているのが佐渡のバスは「フリー乗降制度」を採用しているということ!!

 

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この記事ではフリー乗降制には懐疑的ですが、佐渡のような地方でやるにはもってこいの制度でしょうね。

しかしながら、佐渡でバスを運営する新潟交通のHPを見てみると、

多くの支線で「前日までの予約」だったり、「土休日運休」だったりと……

うーん、物流の24年問題+人口減少で離島のバスは厳しい時代が続きますね……

 

しかし、土休日運休のバスが多いと、佐渡に休みの日に観光に行ったらレンタカー借りないと回り切れなさそうですね。

 

かんずり食べてみたいけど……

佐渡の名産じゃなくて、作者のおみなえし先生の故郷、上越市(妙高)の名産じゃないっすか!!笑

このパッケージ、実家で一度見たことあったかも……ぐらいの距離感なので、

なんかここまで推されていると一度しっかり食べてみたいかも……

 

 

ということでさくっと読んだ1巻でした。

気になるところとしては、ロゼが自分のいた元世界をかなり恨んでいるということ。

いつかこのときの暗黒な気持ちが何者かによって再び目覚めてしまうことがあるんじゃないでしょうか……

 

 

漫画『カタリカ ―語り禍―』1巻 感想

原案:逢縁奇演 先生、作画:クラタヒロヤス 先生、構成:猪原賽 先生

の『カタリカ ―語り禍―』1巻の感想です。

カタリカ ―語り禍―|WEBコミックガンマ 公式サイト

 

 

 

ネット発の都市伝説、きさらぎ駅のことを初めて知ったのはいつだったかな、

05年、06年ぐらいには読んでいたような気がします。

ちょうどそのころ中学生をやっていて、テキストサイトには大分お世話になりました。今流行りのネットde真実もそのころ体験してましたし。

 

さて、そんな「きさらぎ駅」をメインに都市伝説×ホラーを主題にした本作の感想でございます。

 

正直な話、描きたいことはわかるけど、構成が(悪い意味で)難しくないか?

というのが読了後の感想です。

『Vガンダム』がスポンサーの意向でいきなり2話から放送させられたので、1話が「…?」となるとの似ている感じします。

 

 

 

"きさらぎ駅"の立ち位置

都市伝説、きさらぎ駅は都市伝説だけあって様々な解釈をされていますよね。映画にもなってますし、国を越えて広がったりしているみたいだし。

ということで、『カタリカ』ではどのような立ち位置、解釈なのかを確認しますと、

まず帯のコピーである、

「"きさらぎ駅"その意思が強ければ必ず目的地にたどり着ける場所」

が、本作の立ち位置になってます。

「あっち」と「こっち」をつなぐ物語上での拠点としての役割ってところでしょうか。

言い換えれば、きさらぎ駅自体が物語の主軸ではないともいえそうです。

 

 

物語における都市伝説

ここが『カタリカ』を読むにあたって自分が"難しい”と思ったところなんですが、

少なくとも1巻で描かれる「銀糸女子高立てこもり事件」

には都市伝説が関わってるわけではなくて、

サバイバルホラー要素がメインなんですよね。

 

都市伝説をベースに話を構成するのか、都市伝説モチーフを物語に登場させるのか……

なんとなく都市伝説っぽい怪物が出てきて登場人物たちを襲ったりするんですけど、主軸とあんまり関係ない。

 

 

語り手の存在について

『Vガンダム』みたい、と思った最大の理由がここなんですが、

「語り手」でありこの漫画の主人公である笹塚ささみと、彼女の目的である失踪した幼馴染を探す、というのが物語の中で腰が据わっていないんですよね。

だからなぜ主人公がきさらぎ駅を追い求めていくのかという理由がわかりにくい。

読み切り的な短さで、主人公の役割ときさらぎ駅の立ち位置を説明してから、デカい話に入っていくようにしたほうが読者としてもすんなり読めたのかなと思います。

 

総論

主人公の動機軸と物語の動き軸がいきなり同時に動き始めているので、

物語が渋滞しているなと感じました。

帯裏の1巻に出てくる登場人物の細かい設定も、ぶっちゃけいらないのでは……

1巻が序章なのは承知の上ではあるんですが、帯にもたすきにもならない感じが、もやもやしちゃいますね。

 

 

 

漫画『煙の向こうに声が聞こえる』 1巻 感想

漫画雑誌「青騎士」で連載中の

岸本七子先生/『煙の向こうに声が聞こえる』1巻 感想です。

 

よく行く本屋の最新刊コーナーの棚の一番上に置いてあって、

なんだか面白そうだなぁと思って買ってみました。

 

 

 

 

地元の温泉街・湯河原で便利屋を営む青年、門野充。彼の秘密、それは

「タバコを吸っている時だけ、相手の心の声が聞こえる』ということ。

(帯より引用)

 

引用するにあたって帯をじっくり見て「あ、これ湯河原だったのか」って思いました。

(坂が多いから、三浦半島だと思ってた)

 

以下、感想です。

ネタバレなしのオススメ記事。

 

 

 

喫茶店にあってほしい本

この漫画をなんて紹介したらいいだろうか、と読み終わって考えたのですが、

喫茶店にあってほしい本ですね。

 

この漫画は心の声が聞こえるからといっても、主人公がその能力を駆使してお悩みや事件を積極的に解決していく作品ではありません。

愛煙家には悪いですけど、今は下手したら喫煙所で吸っていても嫌な顔される時代。

作中にも煙草を吸われてちょっと煙たくされている場面があったり。

 

心の声が聞こえるのは、やたらめったら吸わない煙草が煙を漂わせる、わずかな時だけ。

その一瞬で垣間見える相手の心情っていうのが、また主人公、充のやるせなさを増幅させます。

 

1巻掲載の話は登場人物の顔見せであって、基本はハッピーエンドで終わる話が多いので、さくっと読めます。

そんな今作をなぜ喫茶店で読みたいかというと、二つの要素がありまして……

 

喫茶店には概念的なタバコがあってほしい

私もタバコを吸わないし、喫煙OKの店は選ばないんですけど、

喫茶店にはタバコがあってほしい とは思いませんか。

私にとって喫茶店はおいしいコーヒーや紅茶、軽食にデザートをたしなむところではあると同時に

非日常を味わう空間でもあります。

そういうところで日常には表れないタバコがいてほしい、とも思うわけです。

(まぁ、実際には臭いからやめてほしいんだけど)

その自身の中になる、タバコに対する乙女心みたいなものが

この漫画ではうまく昇華させてくれている感じがしますね。

 

すれ違う他人のことが気になる

喫茶店で周りのテーブルの人がどんな話をしているのかな、って気になることありませんか。

なんか契約書書いてるなとか、この二人はどんな関係なんだろうとか。一人で来てるのかなとか。

同じ喫茶店で一瞬だけ交わす最も薄い関係性。

主人公:充の人間関係は便利屋をやっているということもあって広いのですが、

同時にたまに心の声が聞こえてしまうということもあり、(そして、まだ描かれていない何かがあって)かなり人との距離を取っていると感じます。

その距離感が私を喫茶店にいるような雰囲気にさせてくれますね。

 

 

好きなワンシーン

まー、聞いたところで

別に

他人をコントロールできるわけじゃないし

なんも変わんないって

(100,101頁より。他人の声が聞こえるとはどういう感じか? という問いに対して)

 

そう、この漫画のいいところは

心の声が聞こえるという能力に対して、既に主人公:充は一周回って達観しているところから始まっています。

多くの無力感と、少しの希望が混じったまま物語が進行していくところです。

そこに私は自身の張っていた力が緩まったような雰囲気を見出しました。

 

そういうこともあって、喫茶店にあってほしい、なんて思うのかも。

 

 

 

漫画『機動戦士Vガンダム外伝 オデロ・ヘンリークからの手紙』1巻 感想

岡本一広先生の『機動戦士Vガンダム外伝 オデロ・ヘンリークからの手紙』1巻の感想です。

発売日とほとんど同時に買ったけど、読むのが今になってしまいました。

 

 

 

実は、23年に半年かけて、夫婦で『Vガンダム』(以下、Vガン)をひいひい言いながら見てたんですよね。

 

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(4クール目の感想だけ書かずに終わってしまった……笑)

 

だから「見てもいないのに、『おかしいですよ、カテジナさん!!』とか、語録だけ使ってんじゃないよ!!」なんて気概でいつもいます笑

 

この漫画はタイトルのとおり、Vガンでウッソと最初から最後まで戦い続けたオデロさんの目線から、Vガン自体を振り返る、という内容です。

 

ぶっちゃけ、オデロさんももう一人の仲間のトマーシュさんも本編では影が薄いんですよね。

それは富野作品の宇宙世紀モノと比較するとわかるんですけど、

『1st』はニヒルなカイさんとゲッター3に乗っていそうなハヤト。

『Ζ』は同年代がファしかいない。(ファは共に成長していく仲間ではない)

『ΖΖ』は大人がいなくて、ガンダムチームがMSと共にキャラ立ちしている。

『F91』はヒロインしかいない。

 

ときてじゃあ『V』はどうなんだっていうと、

オデロさんもトマーシュさんもMSに乗って戦うものの、

専用機じゃないから、あまり戦闘で目立たないんですよね。

(意地悪な言い方をすれば、誰がやっても同じだから専用機が与えられていない)

また、ウッソはシュラク隊にマーベットさんにカテジナさんと、

大人と反響しあって成長していくので、同年代の友人を必要としていない。

 

……というサブキャラに言及しにくいVガンのサブキャラを主人公に当てているのがこの作品です。

 

正直にいうと1巻の時点ではボリューム不足は否めないな、と感じます。

 

なぜボリューム不足に感じるかと言えば、

私たちがVガンにつぎ込んできたリソースがあまりにも少ないからです。

 

『1st』~『逆シャア』は1979年以降、擦りに擦られまくっており、

私たちガノタ一人一人が、ある程度の世界観やキャラクターに対する捉え方を確立しているわけです。

だからこそ逆にキャラクターが独り歩きできる素質を見出せるので、外伝作品が今日においてもウケていると考えられます。

(外伝が公式になっちゃうぐらいだし)

 

逆に、あまり今まで擦られてこなかったVガン(や『F91』)はどうか、

となると、アニメ作品を1周すらしたことのないガノタが多いわけです。

それでいて、『スパロボ』のような大型作品の登場回数も恵まれず、

キャラクターがこんな動きをするんだ、という想像の風船を膨らましきれない

のが原因かなといえます。

 

ある作品を主人公以外のキャラクターに振り返らせる作品でいえば、

『機動戦士ガンダム ピューリッツアー』がありますが、

 

面白さといえば正直こっちなんだけど、その面白さも私たちが第二次ネオジオン戦争までにおける、物語における「余白」の幅を知っているからこそでしょう。

 

 

それでも2巻を待つ理由

ここまでなんだかんだ評しましたが、

自分としては2巻が楽しみです。

それはなぜか? ひとえに「Vガン」がより多くの人に言及されるべき作品であって、

助走期間が終わって本格的な作者の作家性が出てくるのが2巻だからだろう、

と思っているからです。

自分以外はVガンをどう捉えたのか? という話をもっと見聞きしたい、そういう思いがあるからです。

 

 

『ギャルとツチノコ』1巻 感想 ちょっとだけ見え隠れする怖さが楽しみ

「ギャル」と「ツチノコ」のレア度は同じかもしれませんが、その2者がコラボしたらどうなるのか… ちょっとした興味ゴコロから手に取ってみました。

 

 

 

 

というものの、オカルト研究部の猫田一太郎(ねこたん)がツチノコを発見し、教室に追い込んだと思ったらそこにいたのはギャルだった…

「ツチノコ。ワタシがツチノコ」と嘘をつくギャル、真崎純と

「あっ、ツチノコは人間に擬態できるから見つからなかったんやね!」信じるスーパーピュアなねこたんの不思議なお話。

 

『からかい上手の高木さん』系譜とでもいえばいいのか、表紙のツチノコの絵からもわかるようにまったりとしたスローな作風で進んでいきます。

 

ねこたんの家族構成がなんだか普通ではなさそうなので、今後は物語が動くきっかけになるのかしら…?(ここが怖さの原点になりそう

 

【お気に入りの一コマ】

第6話「ツチノコ・アーバン・ライフ」4P目、ネットにアップされてるツチノコのイメージ図が全然違うことに腹を立てるツチノコ

ツチノコの作画は至ってシンプルなのでここの表現も漫画の黎明期みたいな風になってて、かわいいです。

 

 

【読後の感想】

マンガの背景の感じがアフタヌーンとかモーニングで連載されてそう。と思ったら本当にアフタヌーンで連載されてた。

このフシギなゆるさ、アフタヌーンだよね。

 

 

 

 

『異世界小林幸子~ラスボス降臨!~』1巻 感想

いろんなものや人(漫画キャラ)が異世界に飛ばされていますが、ついに小林幸子も異世界へ移動したということで、買ってみました。

同時にキャンペーンされているマツケンのほうは未購入。

 

 

 

大筋としては、人間(勇者)に破壊された魔物の世界を「ラスボス」小林幸子が助けていく、という物語。

 

転生者自身は、記憶喪失になって転生してくるわけですけど、魔物たちとの交流で自身の持ち歌を思い出して自分自身を取り戻していく、ってのが面白いですね。

小林幸子が「ラスボス」と呼ばれる所以は紅白歌合戦の風物詩だったすごい衣装なわけですが、その衣装+歌が困難を解決する、異世界ものにおける「チート」機能として生きてきます。

 

改めて画像検索やらyoutubeとかで見てみると、小林幸子の衣装すげえなぁと思いますね笑

声の力はもちろんなんですけど、ビジュアルのインパクトが年末の幸せなひと時を盛り上げてくれてたんだな~

 

話としては7話のエスカルゴ幸子が出てくる回がお気に入りですね。

きらびやかな衣装のインパクトはもちろんすごいんですけど、このエスカルゴだけは意味がわかりません、ほんと笑

 

 

 

 

『機動戦士ガンダム ウェアヴォルフ』1巻 感想 あらゆるジャンルになれるガンダムの懐の広さ

人狼ゲーム×ミステリー×ガンダム

というてんこ盛りの漫画の感想です。 ミステリー×ガンダムまではぎりぎり想像できるけど、そこに人狼ゲームも入れてきたのは普通にすげえな、と思います。

しかも安心の宇宙世紀もの。

 

 

以下、ネタバレなしの感想です。

 

舞台は宇宙戦艦。そこをクローズドサークルにするのにあたってうまいシカケだよなぁと思ったのが、

登場人物がティターンズの特務部隊なので見方からの援軍が期待できず、エゥーゴやアクシズの影響下で漂流している。

という、(ミノフスキー粒子もあるし、やばいやん)てなガノタとしてすんなりいけちゃう設定ですね。

 

まぁ、正直言って、1巻では「クローズドサークル」で事件が起こったんだ!! っていう導入にとどまってますからまだキャラクター同士の関係性もつかみきれないな、というところはあります。名前も難しいし。

 

2巻が3月26日に発売、ということで1,2巻を読んで読者もキャラクター同士の関係性に深く入り込めて行けるのかな。

 

 

肝心のMSは

いわくつきの主役機、ガンダムMk-Ⅳ”ウェアヴォルフ”の活躍は短いながらもかっこいいっす。インコムつえー。『バトオペ2』で何度か使ってますが、作品が進むにつれてウェアヴォルフの活躍も出てくるでしょうから、ぜひ参戦してほしいところではある…

話変わるけど、ガンダムMk-Ⅳのwikipedia書いた人、せめて2巻が発売されてから更新してくれ~ ネタバレやん。

他にも「ペイルライダー2」とか「百式改」がちょい役で出てくるのがオツですね。

ガンダムは漫画がアニメ作品の補完的、MSV的な役割をやってくれていて、おそらく両方ともすでに長く連載されている漫画作品ででてきているんでしょうけども、

自分はあんまり長期連載している作品は読んでないので、こういうところでMSVなMSが出てくると嬉しいです。

 

 

なんでもやれる「ガンダムシリーズ」

今回の『ウェアヴォルフ』のようにミステリ要素を絡めるやつもあれば、『ガンダムピューリッツアー』のようなドキュメンタリー作品もありで、まだまだいろんな作品が作られていきそうです。

とりあえず、今週末の2巻に期待。

 

 

 

 

漫画『魔女のエデン』1・2巻 感想

近所の本屋で「1・2巻同時発売!」と平台で展開されていたのを見て、興味をもって手に取ってみました。

 

 

 

 

秋葉原のCOMIC ZINの店頭ディスプレイにもでっかく掲示されていたので、宣伝も力入ってるなぁという印象。

 

帯のあおり文「フランス発のファンタジー巨編」とあったので、

作者はフランス出身の方なのかな? と思っていたんですが、そうではなくて、著者のゆめじ先生はフランスの出版社にコミケで見染められて、フランスで21年にデビューしているとのこと。

 

ichi-up.net

 

いやいや、海外の出版社から漫画を出しちゃうなんてすごいし、海外の出版社がコミケにスカウトマン(マンじゃないんだろうけどなんて読んだらいいのかわからないので便宜上そう呼びます)を派遣してるっていう事実もまたすごいね。

 

どんな話なのかというと、

植物(アムル)が貴重なものとなった世界で、アムルを力を持つ獣と言葉を交わせる「魔女」のピリーがエデン目指してを旅する……って話です。

 

まだ話としては序盤なので少しずつ世界観が説明されていく感じですが、

「植物が貴重となった中世世界はどのように生活を保っているのか?」という世界設定が気になるところです。

普段ファンタジー系の漫画ってあまり読まないのですが、私たちの世界と比べて何かが「ある」世界は多く見ますが、「ない」世界が描かれるのってあんまりありませんよね。

 

いくつかの描写を見れば、

「アムルを巡って戦争があったのち、一つの帝国に世界は纏められている」

「アムルを人間が育てるのは上手にいかないこともあり、世界全体としてはジリ貧方向」

ということが伺い知れますが、まだまだ今後もいろんな設定がでてきそう。

植物が、獣がいないことでどういった文化がこの世界に花開いているのか、というのが結構気になります。

 

もちろん、ピリーを守るツンデレオオカミのオークとの今後の関係も気になるところ。

ここの2者の関係性の変化という王道の枠組みがあることで、ファンタジーな世界観に没入できてるって感じがします。

 

既にフランス語版では3巻まで出ているようなので、続編が出るのもすぐなのかな?

いや、『ハルタ』での連載ベースだからほかの漫画と同じぐらいでしょうか。

 

まだ2巻まででは巻き込まれ方な立ち振る舞いしかできてないピリーが今後どう成長していくのか……今後が楽しみな作品です。

 

ガノタで特撮ファンの私は『機動戦士ガンダムSEQUEL』をどう読んだらいいのか問題

『ドンブラザーズ』で「やっぱり御大や!」と方々で話題となった、井上敏樹氏が脚本を務める、

『機動戦士ガンダムSEQUEL』は読みましたか?

 

 

あの井上御大とガンダム!? とネットでかなり話題になったので、1巻を買い、2巻を買い、そして12月に3巻を買い…ってところでこのレビューを書くに至ったわけですが、

どうっすかね、この物語とどうやって立ち向かっていけばいいのか測りかねていて…

 

「いまのとこ、面白くないよね?」と思う自分と

「ココで面白くないっていうヤツは”ニワカ”なんだよね…」と逆張りしたい自分が……

 

 

シークエルとガンダムの繋がり

この作品は昨今では珍しい、既存のガンダム作品の物語としての背景を借りない、いわゆる「アナザー作品」です。

と、いいつつも物語の重要なキーワードとして「ニュータイプ」が出てきます。(その背景も基本的には宇宙世紀をイメージしている?)

既存作品でいえば、言葉を借りた『ガンダムX』や、オーストラリア大陸の一部が『1st』と同じように欠けていた『鉄血のオルフェンズ』が近いでしょうか。

 

実際のところ、宇宙世紀の派生作品をというブランドをつけないと、ガンダムの漫画をやり続けるってのは厳しいと思うんですよね。

ガノタなら誰しも脛に傷があると思うのですが、アナザーものに対する「私たち」の目線は常に厳しく、時に腐す言葉を投げかけることも多々ありますし……

 

そんな中、アナザーガンダムをやれるのも、ひとえに「井上敏樹」ブランドなのかもしれません。

 

「シカケ」か「ガンダムである必要なし」か

アマゾンのレビューでも批判的に書かれてますが、

主人公がモビルスーツに乗る描写が1巻にない

1話ではなくて、1巻まるごと。

これをどう捉えるか、それが問題。

 

ガンダムに限らずですが、ロボットアニメならロボットがメインであってその存在が裏付けられる中で、

ガンダムの生みの親である富野由悠季ですら、『Vガンダム』では

「1話から主人公機を出さないなんてとんでもない!」ということでスポンサーとバトルになった結果、当初4話に持ってくるはずだった話を1話に持ってきていて、「今どうしてこんな風になっているかというと…」という手法でそれをクリアしています。

 

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このタブーをぶち破った『シークエル』の評価も当然「いや、これガンダムでやる必要ないやん」

っていう評価を受けています。

 

ぶっちゃけた話、3巻まで読んでもモビルスーツほとんど出てこないので、

「この話はガンダムでやる必要ない」という批評はごもっともなんですよね。

連載が22年7月に始まって、およそ一年ぐらいガンダムの看板を掲げてガンダム活躍しないわけですから。

 

しかしながら、長いシリーズ作品(しかも、大勢の人が作家として作品に関わっている)の中でも

「あえて」をシカケるのは当然でもあって。

井上敏樹氏の直近の作品での『ドンブラザーズ』も「5人揃ってゴレンジャー」が基本なのにも関わらず、42話あたりまで全員揃って変身しませんでしたが、

でもファンである私たちは全員揃って変身したり、ヒーローをやる上ではお互いの素性が分かってなくてもよかったり、というのはありますし、

『ゴーカイジャー』のジェットマン回でもロボ戦を冒頭の一瞬で終わらせて”ノルマクリア”したりとか。

 

明確に「俺たちはシカケられているんだ!」とわかるとシリーズ作品のファンとしてそのハラハラ感を楽しんだりしちゃいますからねぇ……

『マクロスΔ』でバトロイド体形に変形しなかった理由が終わりになって「作画の関係」って明かされたときはアレでしたけど。

 

 

とはいいつつも『シークエル』に期待してしまうわけ

まぁ結局これなですよね。

今でも根強いファンがいて、20年経って続編が作られる『仮面ライダー555』(私たちは未視聴なんですが)も、大傑作だった『ドンブラザーズ』も、

追えていたからこそその面白さを享受できるわけじゃないですか。

井上御大とガンダムの化学反応は気にならないわけがないんすよねぇ…

その先行投資だと思って、自分は読み続けるつもりです。

 

「特撮ヒーロー」も「ロボット作品」もそうですが、変身後や巨大ロボットの活躍に意識が集中しがちですけど、実際は変身しなくても/搭乗しなくても、人間に面白さがあれば、それは作品として成功するわけです。

 

余談:物語との付き合い方について

私たちだけじゃない話だと思うんですが、作品のファスト消費はどうにかしなければいけないなぁと思っています。

私は文学部出身なので、学生時代もたっぷり離陸距離をつける作品に何度も立ち向かってきたはずなんですが、

そんな自分でもyoutubeやドラマ・アニメを倍速で見たりしちゃいますからね……

「面白い!」って思えるまでの離陸距離に飽きちゃうようになっている自覚はあります。

以前よりも「鑑賞」に当てる絶対的な時間も少なくなっているのは課題でもあるし…

 

 

 

『はいどう!』1巻 感想 廃道探索を漫画化する狙い is 何

「おっさんの趣味を美少女がやる」モノは異世界転生に次ぐ漫画の一大シリーズですが、

ついに廃道探索を趣味とする人(オブローダー)までも漫画になってしまいました。

 

 

廃道の監修は「山さ行がねが」でおなじみのヨッキれんさん。

このサイトめっちゃ好きで、特に「田代隧道」がお気に入り。あれ、読んでてめっちゃくちゃぞくぞくしました。

 

 

さて、漫画の感想ですが、廃道をめぐる面白さがよく伝わってくる作品だなと思います。

 

廃道(廃線)の何が好きかというと、そこには道を作るだけの理由と熱意があった、ということだと思います。

えいやーで作れる代物ではない、公共のための道路や線路が「不要」となり廃れていく。

時代に必要とされなくなったそれらにエモさを感じるわけですが、

どうしても「廃」が頭につくと廃墟のようにビジュアル的だったり、心霊スポットで…といったようないけないものを見に来ている不謹慎な気持ちを楽しむことが中心で、

廃道廃線のようにそういうものとは無縁なモノはある意味世の中からすれば理解しがたいものなのですが、

 

そこにかわいい女の子を補助線として使うことによって、オブローダーの楽しみがニュートラルな人たちにも理解しやすい(わかってもらえるとは言ってない)のかな。

少なくとも漫画化して単行本として世に出てるわけですから、出版社としてもいけると踏んだわけですし。

 

意外に思ったのは、登場人物が中学生だったということでしょうか。

こういうのって大方ある程度自律的に動くことができる高校生世代に設定されるのかなーなんて思ってたので。

 

 

 

取り上げられている廃道も都内から行きやすいところなので、虫や草木がすごくない冬のうちに一度行ってみるのも楽しいかもしれません。

エメラルド夏の号2023『世界一初恋』感想

本日8/30にエメラルド夏の号が発売されました!

デザインが一新されて、今までは品のあるロゴだったのが、一気に可愛らしくなりましたね。

今回で刊行9周年目ですから、来年の10周年に向けてさらに素敵な雑誌に進化していきそうです……!

 

そして今回、エメラルドのCMを小野寺律が担当しているんですよ!!!

すごい!!!

とても良いので皆さん繰り返し見ましょうね。

律っちゃんが素敵に宣伝していますよ。


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ということで、以下ネタバレ感想です。

コミックス未掲載話数の感想もがっつり含まれますのでご注意を。

 

 

 

律の「好き」はいつから?

永遠の謎が解き明かされたような、すっきりとした気持ちを味わっています。

前回の春の号に掲載された、『小野寺律の場合 no.36』において、織田律の恋の過程が描かれたわけですが、今回は超重要エピソードである恋のはじまりが描かれました。

恋に落ちたのは1巻掲載『NO.2.5』1ページ目です。

ここでは嵯峨先輩が上着を脱いでいるためわかりにくいですが、三年間思い続けたというモノローグから、律が中学一年、嵯峨先輩が中学三年の頃のエピソードだと考えられます。

今回はそれより前、恋の蕾ともいうべき感情が芽生えた瞬間が描写されました。

電車の混み具合に驚いていることから、まだ律が中学に入学したての頃ですね。

朝の通学電車で偶然出会い、そこから少しおいて『NO.2.5』につながるわけです。

どちらも律はブレザーを着ているので、春のうちに恋に落ちたのかなと思われます。

 

春の号の感想で、これまでの嵯峨律情報をまとめたのが役に立ちました……!

超頑張ったので見てみてください。

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通学路について

『小野寺律の場合 no.27』(14巻20ページ)の駅舎カットにて、嵯峨先輩と律の母校の最寄り駅は下高井戸駅ではないかと予想されていますが、今回は二人の電車通学の様子が描写されました。

本編1ページ1・2コマ目、5ページ1・3コマ目のホーム形状より、おそらく京王井の頭線渋谷駅ではないかと思われます。

1ページ目のホームは、天井照明の設置間隔や、天井から吊り下げられている看板(出口表示と非常口マーク?)が酷似しています。

5ページ目はホーム天井の湾曲が特徴的で、円柱形の柱のかたちや、柱に取り付けられたモニター、照明のデザインもよく似ています。

二人の高校が下高井戸駅だったとして、明大前乗り換えでたどり着くことはできるのですが、律の実家が目白だと『木佐翔太の場合 no.9』(15巻117ページ)にて発覚しているわけで、その通学ルートに疑問が残ります。

JR目白駅を利用していた場合、新宿で京王線に乗り換えて下高井戸駅まで行けるからです。

今回、表紙で描かれているホームが何駅なのか特定できなかったので、それがわかればモヤモヤが解消されるのかも?

まあ、乗車と降車で同じ駅が描かれているので、厳密な設定はされていないのかもしれませんが……。

 

雑感

尊すぎて辛いという言葉はこのエピソードのためにあるのでは???と思いました。

前回があと四日で、今回のラストであと三日ですからめちゃくちゃ刻んでるんですけど、それでもこれだけ濃密なお話になるのは本当にすごい……!

お互い好きだとわかっていて、告白をいつするのか……というもどかしい状況なわけですが、そのもどかしさが余計にお話を盛り上げますね。

このまま0日まで続けて読みたいところですが、まだ両片思いのむず痒さを味わいたい気持ちもあり。

悩ましいところです。

今回で二人のプチ同棲期間が終了になったので、残り三日どうなるんでしょう?

楽しみにしつつ、冬の号を待ちます……!

 

 

 

 

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