オタク夫婦の「○○が好き」

30代オタク夫婦の語り場です。漫画・映画の感想がメイン。特撮と世界一初恋とBANANA FISHもアツい。そんな夫婦です。

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エメラルド夏の号2021『世界一初恋』感想

本日、8月30日にエメラルド夏の号が発売されました!

今回の『世界一初恋』も、誰の場合なのかアナウンスがないまま発売日を迎えました。

表紙にも載せない徹底ぶりはさすがです……!

前回の春の号は『小野寺律の場合no.32』ということで、冬の号に続いて慣例が破られたわけですが、

(夏・冬に『小野寺律の場合』か『高野政宗の場合』、春に『木佐翔太の場合』か『雪名皇の場合』という順番で掲載されることが多かった)

果たして今回は誰の場合になるのやら……?

 最近はTwitterでの発表も無しなので、全く予想ができません。扉絵を見る瞬間までドキドキですね。

 

ということで、待ちきれずに発売日にゲットしてきましたよ!

 以下、ネタバレ感想ですので未読の方はご注意を。

 

 

 

なんと!『小野寺律の場合no.33』でしたね!!

いつも良いところで焦らされているので、今回も『木佐翔太の場合』を挟んで焦らしに来るのかなと思っていたんですが、見事に予想が外れました。

夏→冬→春→夏と丸一年続けて『小野寺律の場合』が読めるだなんて、奇跡みたいなことが起こるんですね。

嬉しすぎて、こんなに連続で高律を摂取していいんですか……? とちょっと不安になります(笑)

 

 

 

 

 

律の成長

 

今回は「武藤先生の原画展&サイン会」と「デビュー前の新人作家を担当」という二つの仕事が描かれました。

新人編集者・律の成長ぶりが伺えるエピソードです。

 

武藤先生は、律が初めて担当することになった漫画家の先生です。

一番印象的なエピソードは、初登場『no.2』(1巻掲載)の「アシスタントさん、インフルエンザで全滅事件」でしょう。

律っちゃんが編集としての力量不足、そして高野さんとの実力差を突きつけられたエピソードです。

この頃は高野さんへの恋心を認めたくなくてギクシャクしたり、恋敵の横澤さんへの対抗心でやる気だけが空回りしているような状態でした。

高野さんのことを意識するあまり仕事が中途半端になってしまっていた律でしたが、これではダメだと気持ちを切り替えたのがこのお話でした。

 

初めての新刊企画書・企画会議も武藤先生でしたね。

新人少女マンガ編集だった律が、一年弱で原画展とサイン会を成功させられるまでになったわけですから、その成長ぶりが感じられます。

そして、デビュー前の新人作家を任されたのも律の努力が報われた結果だな、と。

律が好きそうな作品だからと担当させてもらえることになったわけですが、右も左もわからない新人さんを導いてあげるような仕事ぶりや、作品をよくするために熱く語る様子を見ていると、自信を持って仕事ができるようになったんだな、と感じます。

きちんと実力を評価してもらった上で、担当を任された律っちゃん。たった一年足らずでぐんぐん成長している姿を見ると、こちらも元気をもらえます。

セカコイはお仕事マンガとしても十分楽しめるので、読み応えがすごいんですよね……!

 

そして仕事の成長とともに、律の恋の悩みも変わっていくのもまた良いんですよ。

ハッピーエンドのその先、を悩んだり、告白の仕方を悩んだり。

再会したばかりのころは恋心を認めようとしなかった律が、仕事を通じて高野さんへの気持ちを自覚して、少女マンガを通じて恋の悩みに向き合っていく。

今回は恋に堕ちるまでの日数が記載されませんでしたが、春の号で16日だったということはあと二週間を切ったのでは……?!

 

 

嵯峨先輩への想い

 

今回一番ぐっときたシーンは、律のモノローグ「その誰かの気持ちを 少しでも動かすことができたのなら」(27ページ4コマ目)です。

ここで嵯峨先輩が出てくるんですよ……。

高野さんとの打ち合わせの際に、新人作家の作品が初期の宇佐見作品に通じるところがある、と語っていた律。

初期の宇佐見作品(小説コハル時代)は、何事にもあまり執着心のない嵯峨先輩が好んで読んでいた小説です。彼の心を動かした作品といえるでしょう。

律はそんな作品を世に送り出したいからこそ、図書室で本を読む嵯峨先輩がモノローグで描かれていたのかな、と思いました。

 

 

 

次回は武藤先生の結婚式&新人さんのデビューのお話になるのでしょうか?

完全に恋に堕ちるまであと二週間くらいしかないわけで、一体律っちゃんはどんな告白をするのかドキドキです。

冬の号に掲載されるのかわかりませんが、いまから四ヶ月後が楽しみで仕方ありません……!

 

 

 前回の『小野寺律の場合』の感想はこちら↓

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漫画『異世界おじさん』4・5巻感想

連続で読んだので、4・5巻まとめての感想です。

 

 

異世界おじさん 5 (MFC)

異世界おじさん 5 (MFC)

 
異世界おじさん 4 (MFC)

異世界おじさん 4 (MFC)

 

 

 

 

1巻の感想では、異世界にいったおじさんとタカフミ含む現代の認知のズレが面白い! という話をしましたが、さすがに3巻を超えるとズレだけではやりにくくなってきたようで、4巻以降は思った以上にちゃんと異世界物、ファンタジーしてきてるな、といったところでしょうか。

 

漫画の帯には「おじさんに人生を狂わされた美女(ヒロイン)たちの近況報告」ってlことで、エルフ、アリシア(3人パーティーの勇者さま)、メイベル(氷のニート)が出てきます。

 

先述の認知ずれのギャグものから、無事にファンタジー色を強めることに成功したのも、今までちゃんと種まきしてきて、それが実っている感じです。

 

まぁ、もちろんギャグありなんですけど、

勇者3人を捨て駒に使ったVS王国の司令官のシナリオなんかは、ギャグ抜きで話がうまくできてるなと思います。

 

おじさんが竜になったきっかけはすげー単純なことなんですが、すんごいわかります。

自分もゲームをやってたら、この瞬間はかならずドラゴンに変身してその街を去るはず…笑

 

竜退治に買って出たのが生ヒロインのエルフさん。

私自身がツンデレ世代なので、エルフさんが一番好きです。

 

そして旅館での相部屋(もう一部屋準備できたでぇ~!と声をかけてくれた子どもを威圧して追い払うエルフさん本当にかわいい)からの

勇者一行との再会・魔封じの魔物襲来と緩急付けて話が進む『異世界おじさん』、まだまだ目が離せません。

 

 

 

でも、4巻のメガドラミニの話が一番面白かった笑

特にコントローラーの件、なるほどなぁと感心。さすがS○GAだ!

 

 

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『逃げ上手の若君』1巻 感想 南北朝時代のスタンダードになるか?

1話掲載時には慌ててジャンプを買いに行き、漫画も単行本が出た日に買ったのですが、今になってやっと読みました笑

 

 

1巻通して読むと、よくできてるなぁこの漫画って思います。

 

 

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史実の人物がマンガで果たす役割がばっちり

五大院宗繁(ごだいいんむねしげ)は、この漫画を読むまで知りませんでしたが、(本編中にもありましたが、初めてマンガになったんじゃないだろうか笑)

宗繁の物語上の役割がいいっすね。

時行が主人公としての片鱗を示させる相手として申し分ない相手。

 

小笠原貞宗の弓術を盗め!ってところでこの巻は終了ですが、このワザを盗めというのはなんだかFFの青魔導士みたいで面白い。

 

 

足利尊氏の不気味さ

後醍醐天皇に拝謁した後の尊氏の「目」の描写、すげー怖い。

目の中にいくつもの目があるというのはどういう表現なんだろうか。

色々なものを見ているということかな。

「幕府(時行)を」裏切った悪として今回の尊氏は描かれていますが、南北朝ファンの皆さん、どうですか、なんか珍しくないですか?(裏切った悪としての描かれ方は別に目新しくない)

 

そもそも、『逃げ上手の若君』は南北朝時代で足利・新田・楠木・後醍醐帝でもなく、滅ぼされる幕府側の人物を主人公にしてますけど、これって今までほとんどなかったですよね。

太平記でも新田義貞による鎌倉攻めは名場面だし、常に幕府はうんち! ってことで太平記が語り継がれてきた昔からわけで…

 

 

源平合戦、戦国時代、幕末はいろんな創作物の舞台になっているにも関わらず、今まで太平記・南北朝時代はほとんど取り上げられてこず。

ドラマに至っては30年前の大河ドラマが最後、漫画もさいとうたかをが一番有名か(wiki調べだけど)

今後『逃げ上手の若君』が大ヒットしてくれれば、「南北朝時代・太平記」における主人公に北条時行が現れるのもあり得る話かと。 

 

不毛の地とも、ブルーオーシャンともいえる太平記の時代の話で行ってみましょうとなったジャンプ編集部と松井先生はすげえ。

 

 

 

 

 

 

漫画『アカイリンゴ』3巻 感想 ちょっと考察してみた

『高嶺のハナさん』のドラマ、BSを家では見られなかったので今地上波放送に合わせてみていますが、いや~、面白いっすね。

 

さて、小学五年生なラブコメから、ディストピアSFまでなんでもござれのムラタコウジ先生の最新刊、『アカイリンゴ』3巻の感想です。

 

以下ネタバレありの感想!

 

 

 

 

 

 

 

いやいや、この『アカイリンゴ』誰がここまでディープでヘビーな話になると思ったでしょうか。

1巻の時はオバカディストピアや~! なんて思っていましたが、2巻の末から顔見せてきた「ガチ」感に3巻で完全に当てられました。

 

 

主人公の犬田君が友達を助けるために父親を裏切って行動を開始します。

やっぱりあれか、ゲートウェイ行為であるキスを済ませたからなのか、これ。

 

昔の話ですが、中学校のときに初めて恋人ができたことを思い出しました。

なんかあの時ってみんな「彼氏ほしい! 彼女ほしい!」って言ってて、やっぱカレカノありの人って所謂カースト高かったですよね。

「おう…私にはいるんだぞ、ソレがさ…」

っていう今になって思えばこれが若さか…と赤い彗星に笑われそうな、全知全能感がありましたよね笑

 

犬田君もゲートウェイを通って、自分の価値観で物事を捉えるようになったということでもあるでしょうか。

 

 

ここでなぜアカイリンゴの世界では例のアレが違法行為になっているのか、ってところなんですけど、

独裁的な為政者としたら考えるチャンスを奪っていって、とりあえず従順にいてもらえばヨシ! ってわけですよね。

だから『1984年』ではニュースピークという言語を作って、考える枠を奪って、『図書館戦争』『華氏451度』では考える源である本を読む自由を奪ったり。

 

先ほど書いた「ゲートウェイを通ると自分の価値観で動き出す」ということにしておくと、「ゲートウェイ」を通らせないことは自分の考え・価値観を持つきっかけを奪う行為として捉えられているのだなと思ったり。

 

 

 

 

 

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漫画『カノジョも彼女』2巻 感想 2巻もぶっ飛んでた

個人的に今一番はまっているラブコメと言っても過言ではない、『カノジョも彼女』。

 

 

 

 

さっそく2巻も読みました。

 

1巻の感想はこちら

↓↓

 

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第三の女、現る

2巻の表紙は後輩キャラの渚ちゃんですけど、(個人的に推しの子)3巻は第三の女、更にビックサイズの女子高生ユーチューバーのミリカちゃんが登場。

金髪ツインテでツンデレという、世代を狙った髪型にきゅん。

 

ミリカちゃんもほんとやってることがめちゃくちゃで、

「なに、家に入れてくれない? ならテント張って庭で暮らすわ!」

あー、なるほどね。そう来ましたか…

 

 

当然ミリカちゃんも主人公直也に惚れちゃうわけですけど、たぶん3巻では一緒に暮らすようになるでしょうね、これは。

もう何人でも同棲してくれよと言いたい笑

 

読者にツッコむスキを与えないこのテンポの良さがこの漫画のいいところですね。

 

 

読んだふりができる一言

太陽光で温めたシャワーシーン、いいよね

 

 

漫画『カノジョも彼女』1巻 感想 めちゃくちゃ(誉め言葉)ラブコメ

「二股してもいいか、彼女に聞いてみよう!」

 

すげえ導入から始まったラブコメを読んでしまいました。

 

 

 

 

 

まじめな主人公(ボケ)が幼馴染メインヒロイン(ツッコミ)付き合うことになったら、後輩属性(後輩ではない、ボケ)にも告白されて、どちらかを選ぶわけにはいかないので3人で一つ屋根の下暮らし始めましたという…

 

うーん、ロマン。

複数の美女からもてたい←ロマン

そして一緒に暮らしたい←ロマンロマン

 

 

ねっとりと三角関係を書いてもいいんですけど、この漫画は最初っからギアが上がっているので、「普通二股OKとかようせんわw」というデカい壁も突き破っていくのが面白い。

もう好きにやってくれよ… みたいな笑

 

主人公直也くんがクソ真面目なので、ブレーキが一切かかってないのが面白いです。

別に下心なし(いや、当然男子高校生だからあるんだろうけど)なのがまた拍車をかけているというか。一体何を読ませられてるんだ、私たちは…

 

 

1巻からこのテンションだと2巻も必ずぶっ飛んでるはずなので、1巻の感想はそこそこに切り上げて、続きを読みたいと思います!

 

 

ツウぶれる一言

メインヒロイン、咲ちゃんの検索結果に草。

 

 

 

 

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漫画『上京生活録 イチジョウ』1巻 感想 カイジ知らなくても面白い!

実は本編のカイジをちゃんと最後まで読んだことないんですよね笑

待てば0円系の漫画アプリで途中まで読んだような読んでないような…

 

それでもちょっとスピンオフ面白そうだったので手に取って読んでみました。

 

 

 

 

 

 

以下ネタバレありの感想。

 

 

 

板橋区大山 だいすき

 

岡山から上京してきた一条君と村上君の最初の拠点が板橋区大山の1K6畳ほんと好き。

この「最初はこのぐらいにしておいたほうが後で武勇伝になるんだ」っていう考え方めっちゃすきですね笑

 

この2人が住む板橋区大山、池袋から3駅という好立地でありながら、東京を感じさせないあのアーケード街…

別に大山に限らず商店街はどこにでもあるんだけど、大山のあの感じって地方の香りを一番残してますよね。(小田急線でいえば、祖師ヶ谷大蔵ぐらい都心から距離があっても「ここは地方じゃねえ…」って香り出してますし)

 

私も19に戻って一人暮らしするなら大山か、西武池袋線の東長崎ぐらいがいいなぁ。

(小田急・京王とかはハイソすぎて無理)

 

 

大阪人・美沢くん だいすき

私のかつてのバイト先にも大阪出身の子がいて、「うぉ! 大阪人だ! TV通りなんだ!」って思った記憶あります笑

そのバイト先の彼も「大阪代表として頑張らないといけない気がして…」(大意)って言ってて笑ったのを思い出しました。

 

 

自転車 だいすき

一人暮らしで自転車買うと、マジでどこへでもいけるような気がしてくるんですよね。

中学生のころに子供自転車から大人自転車に買い替えてもらって、更に「もう中学生だから、一人でなんでもできるんよ」って気持ちでムダに遠出しまくった記憶、

そして大人になると「金・知力(大体この方向に進むとこっちに出る)・謎の解放感」の3種の神器がそろってフィーバーしたこと、

みんなありますよね。うわー、懐かしいよ。

 

 

 

読んだつもりになれる一言

豆苗も3回が限度だよね。それ以上も生えてくるんだけど、明らかに色が違うっていうかさ…

 

 

 

 

『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王』2巻 感想

『ダイの大冒険』、アニメで追っていますが、めちゃんこ面白いですよね。

夫は小学生の頃に漫画を読破して以来、妻に至ってはドラクエとのファーストコンタクトなのですが、毎週土曜日の朝を楽しみにしています。

 

さて、今回レビューするのは、そのスピンオフ作品でもある

『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王』の2巻です。

 

 

1巻も発売された当初に買って読んでいたのですが、レビューあげ損ねちゃったので、2巻から…笑

 

一応、ネタバレありの感想です。

 

 

 

「ははーん、ダイ大の人気にあやかったスピンオフなんか今更始めちゃって…」てちょっと思ったりしませんでした?

 

1巻を読んだ方であれば、「そんな風に思ってすいませんでした!」と本の前で土下座したことでしょうが、(我が家ではiPadにひれ伏しました)

原作はダイ大と同じ三条陸先生がやっているだけあって、正当なダイ大のシリーズものだし、

そしてめちゃ面白い。ダイはもちろん、あの『仮面ライダーW』を作り上げただけあるわぁ…とため息ついてしまいました。

 

1巻はマァムのお母さんであるレイラにスポットが当たっていましたが、今回はマァムの父であり、勇者アバンの友である戦士ロカが中心。

 

このロカが「レイラは魔法使えるし、アバンは勇者だし…」とモヤモヤしていて、更にモンスターとの戦いで戦士でありながら力負けしてしまい、

「俺の存在意義って…」と悩むところから2巻の話が始まります。

 

大魔導士マトリフとの出会いや、仲間との友情の確認、そして自分の過去をヒントに成長すると紆余曲折あってロカが戦士としての自分を確立させていくってのが大筋なのですが、

これってダイでポップが当初苦悩していた姿とも重ねられます。

 

自分が知っている自分の弱点を他者との関係性を通じて、克服していく…

このアツい展開はやっぱり外せないよなぁ、といったところです。

また、1巻分の話数でこのサイクルがちゃんと完結しているのもgood

いくらでも伸ばそうと思えば伸ばせる題材ではあると思うんですが、間延びさせないことで物語がグイグイ進むので、楽しく読めます。

 

 

『勇者アバン』の面白い点としては、ダイで語られている事実(過去)が既に我々の既知の出来事としてあって、出来事と出来事が結ばれた時に

「あ~~、こう来ましたか…」と感慨深くなれるところでしょうか。

これも原作者が本編と同じだからこそなせる業かな。

 

(余談ですが、シリーズもののスピンオフで面白いものといえば『ガンダムUC』があがると思いますが、あれは原作がシリーズの原作者と違うので、作品としては面白くても「シリーズもの」としてはむむ…となるところもあったりしますので)

 

それと、ボストロールでお馴染みのトロル一族だけど頭脳派で魔法でガンガン攻めてくる敵の四天王の1人、ガンガディアが個人的にすごい好き。

コイツもいうなればコンプレックスを抱えた悪のロカみたいなものですから、今後再登場して更に勇者一行を苦しめてくれることでしょう。

 

 

3巻発売は11月4日 と発表も巻末にあり、今から楽しみです。

 

『鋼の錬金術師』20周年記念!情報続々!! 特番も配信!!

本日7/12で、荒川弘先生の『鋼の錬金術師』が20周年となりました!

最初のアニメを観てハガレンにハマったのですが、連載開始から20年ということで、お祝いの気持ちと共に、正直「もうそんなに経ったの?!」という気持ちがあります(笑)

なんだかあっという間でしたが、ハガレンはずっと熱が冷めない素敵な作品ですよね。

 

さて、記念ということで一気にいろんな情報が出てますね〜!!

配信で解禁になった情報もあり、濃厚で充実したな一日でした。

ということで、備忘録的にわかる限りまとめてみました。

 

 

 

 

 

 

原画展「鋼の錬金術師展 RETURNS」開催

 

RETURNSの名のとおり、2017年〜2019年にかけて開催された原画展がパワーアップバージョンとして再び開催決定です!

東京→2021年12月に池袋サンシャインシティ
大阪→来春にひらかたパーク

 

 

月刊少年ガンガンにて荒川先生の新連載決定

 

時期は未定のようですが、新連載に向けての準備が進んでいるみたいですね…!

特設ページに新連載のラフ画が載っていますが、ダークファンタジーっぽい雰囲気です。

 

 

 

ガンガンONLINEにて過去作品公開

 

荒川先生の過去読切作品「STRAY DOG」「上海妖魔鬼怪」「蒼天の蝙蝠」が公開されます!

どの作品も面白いんですが、個人的一押しは「上海妖魔鬼怪」です。ドラマCD化もされてます。

主人公ジャック役は松本保典さんです。ビジュアルでもお分かりいただけるように、ハボック好きな方なら間違いなくハマるキャラクターです。

 

 

20周年記念本の制作決定

 

『盲目の錬金術師』が収録されるそうです!!

パーフェクトガイドブックに収録された番外編ですが、未読のハガレン好きな方にはぜひ読んでいただきたいです。

ダークファンタジーと称されるハガレンの魅力と面白さが凝縮された短編です。

その他の特典漫画も収録されるようなので、劇場版特典の番外編とかも載ってくるのかもしれませんね。

期待大です。

 

 

コラボカフェ開催!

2022年開催決定だそうです!

過去にも何度かコラボカフェは開催されてましたが、原作をリスペクトした素敵なメニューばかりでしたので、今回も期待できそうですね。

 

 ↓2019年のカフェのメニュー

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↓2017年のカフェのメニュー

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スマートフォンゲーム制作決定!

 

スクエニさんですもんね!

PVとてもカッコいいのでぜひ見て欲しいです……!

朴さん曰く本編に忠実だそうで、ストーリーを追いながら進めていくような形式のようです。

ハガレンのゲームは番外編としてのものかバトルゲームの印象が強いので、逆に新鮮な感じです。

続報は冬だそうで、ドキドキですね……!

 

 

 

*****

 

配信番組の感想

 

配信特番では朴璐美さんと釘宮理恵さんがゲストで登場されて、とっても豪華でした……!

15話の生アテレコ、一気にハガレンの世界に引き込まれました。

最初のアニメからは18年とのことですが、朴さんと釘宮さんの仲良しさはラジオ『ハガレン放送局』の頃のままで、いまは平成何年だっけ??という気分で楽しめた一時間でした。

大好きなお二人が大好きな作品について語ってくださる……本当に素敵な時間でした。

 

 

 

 

 

 

漫画『女神のスプリンター』6巻 感想 

6巻の感想です。

 

一応、ネタバレありの感想。

 

 

5巻も読んでたけど、感想書いてないですね。

 

 

巻末の予告でもあるとおり、次の7巻で『女神のスプリンター』は終了。

物語も終わりに向けて畳みかけるように主人公とヒロインたちの関係性を一気に進めていく感じが出てますね。

 

 

紅林先生も浩太くんと致した後、外国に留学。現地で主人公の兄で初恋の相手でもある優一と再会。

すぐ前に物語的に恭子さんと優一がなぜ別れてしまったのかのエピソードもあったので、優一の口からどういう風に恭子さんが語られるのか。

 

 

 

 

次で物語終了というのはいい判断かなと思ってます。

正直、前半にあったこの作品の面白さが後半は薄れてきているなと感じていました。(だから5巻も感想書きませんでした笑)

 

似たような禁欲もので最近伸びてる(?)『アダマスの魔女』と違って、ハーレムものにしにくい設定なので、このあたりが物語の終い時ですね。

 

 

 

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漫画『アラフォー男の異世界通販生活』2巻 感想

2巻の感想です。2巻も面白い。

 

 

 


さて、2巻にて冒頭から、「主人公が転生した異世界には、ほかにも転生して現世から来た人間がいるのでは?」というびっくりシカケが現れました。


「複式簿記」に「ガチャポンプ」を異世界にもたらし、帝国の次期商業大臣に上り詰めた何者か。

転生(タイムトラベル)してきたのは一人じゃなかったよ的なのって、他だと何でしょう。
『信長のシェフ』ぐらいしか思いつきません。


おそらくはたくさんあるストーリーなんでしょうけど、そこにたどりつくまでに読書をあきらめちゃってるパターンかもしれない笑

ただし、2巻ではあまり掘り下げることなく、2巻のメインストーリーでもあるプリムラさん(表紙にも出てる金髪巨乳)が盗賊団に誘拐されたでござる、に移っていきます。

欲を出しすぎない地道な努力が、いつの間にか人望を集めていて、主人公ケンイチの元に仲間がたくさん集ったという話、「そりゃそうだろ」って内容かもしれないんですけど、
他の異世界ものなら一人で侵入してすげー力でエイ、ヤー! で盗賊討伐なんて片づけられちゃうかもしれませんから、やっぱりこうでなきゃだよねとなんだか安心した。

 

 

プリムラさん以外にも盗賊団に捉えられていた町娘がたくさんいて、解放しただけではなく、手付金もあげて無事に社会に復帰できるようにしたってのがエピローグでしたが、こういった無欲エピソードの積み重ねが今後の物語を進めていくに連れて無理なく物事を進ませるのに役立つんでしょうね。


読ませるなぁ、と思ったのが、結局「貴族」については、商会長のプリムラさんのお父さんや、討伐についてきてくれた騎士を通して間接的なやり取りしかなく、いまだにケンイチの前に姿を表さないことですかね。


異質なものを持ち込みまくってるケンイチは作中でも言われていましたが、当然権力者には目の上のたんこぶってことで、敵対・排除されかねない、
という理由で、一つの場所にとどまらない理由を作り、助けた幼女を連れて旅へ出る、という物語の展開はよく作りこまれてるなと感心します。

 

 

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漫画『やれたかも委員会』5巻 感想 「やれたかも」は誰のもの?

6月1日に童貞たちの鎮魂歌を漫画にしたものでおなじみの『やれたかも委員会』の5巻が発売になりました。

 

さっそく買って読みました。以下、感想。

 

 

 

 

読み終わった直後に思ったことなんですが、

5巻、なんかちょっと毛色変わった感じしません?

 

うーん、なんていうんでしょう。

なんだかんだやれてるじゃねえか、という…

 

 

 

読み返せば以前の巻にも意中の人とは「やれたかも」だったけど、他の人とは「やった」エピソードはあるんですけど、なんか5巻を読んで思った自分がそこに。

 

このモヤモヤを見つめなおした結果、

私は結構童貞過激派なので、結局はやれてる連中の「やれたかも」は「かもじゃねえだろ…(震え声)」

みたいなところがあるんだなと認識しました。

 

サッカー部とか野球部の連中が「俺もアニメ見るよ~w」って言ってきて「はははー」って気持ちになったこと、オタク諸氏なら誰しもがhabenだとおもうんですけど、

それとほとんど思ってるトコは一緒ですね、はい。

 

case028のグレイヤーの話が当にそうで、こちとら結婚しても精神的童貞を貫いてるわけですから、

「やったお前のやれたかもと俺たちのやれたかもを一緒にするんじゃねえー!!」と思わずiPadを一度ホーム画面に戻してしまうような勢いが私にはありました。

 

 

私だってもういい年してますから、ひとりひとりに「やれたかも」があって、それはみんな尊いものなんだってことはわかってるんですよね。

でも、やれたかもは人によって違うのは分かっていても、仲間を見つけたくて近づいては勝手にけがをしているのは自分…

悲しすぎる…自分。

 

「同じジャンルが好きでもそこには明確な差があって両者は分かり合えないよね」ってまぁまぁありますよね。

TBSラジオのJUNKが好きでも、月火が好きな人と木金が好きな人って多分わかりえないとか?

 

 

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次巻から?最終章へ突入するらしい委員会。

終わっちゃう前にエピソード送ってみようかなぁ。