オタク夫婦の「○○が好き」

30代オタク夫婦の語り場です。漫画・映画の感想がメイン。特撮と世界一初恋とBANANA FISHもアツい。そんな夫婦です。

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『世界一初恋 小野寺律の場合』17巻 感想

『世界一初恋』17巻が、本日4/30に発売されました。

今回は珍しく、エメラルドと同日発売です。

(コミックスは早売りされるので、実質17巻のほうが先に読めるのですが)

 

書影が公開された時点で、春らしい色合いのデザインが可愛らしいし、

なにより高野さんの柔らかい笑顔が素敵すぎて楽しみで仕方なかったんですが、

ようやく手にすることができました!!

 

ということで、以下ネタバレ感想です。

 

一年ぶりに復習をしたい方は、16巻の感想を↓

pisuke9190.hatenablog.com

 

 

 

『織田律』に回帰する律

17巻は『織田律』に回帰していく律っちゃんが描かれていたなぁ、と思いました。

まずスペシャルミックスの短いエピソードの中で、好きだからこそこっそり暴走してしまう律っちゃんが描かれています。

no.32でも、ダメだと思いつつ魔が差してしまう律っちゃん。

寝ている高野さんにあれこれして、恥ずかしさと後悔でぐるぐるする感じ……高校時代の『織田律』そのものじゃないですか!

高野さんへの気持ちを認め、晴れて両想いになったら(それでも付き合ってない)こんなにも素直に行動してしまうんだなと。

 

とはいえ、急に『織田律』が復活したかというとそういうわけでもなさそうで。

no.33のモノローグ

「その誰かの気持ちを 少しでも動かす事ができたのなら」p.137 4コマ目

ここでは、図書館で一人読書する嵯峨先輩が描かれています。

編集者として仕事をする律の心のどこかには、寂しげな嵯峨先輩のことがずっとあったのかもしれないな、と思いました。

そして、嵯峨先輩の気持ちをほぐした『小説コハル』時代の宇佐見作品は、律にとっての憧れであり、目指すべき目標として存在しているのかもしれません。

宇佐見作品のように、人の気持ちを動かすことのできる作品を生み出す手助けを、編集者としてする。

それが高野さんのもとで、というのがぐっと来ますよね。

 

そして、書き下ろしのno.33.5。

夢オチとはいえ嵯峨律なんですよ……!!

17巻でここまで織田律化する律っちゃんが描かれてきて、嵯峨先輩のことにも触れて、そしてこの書き下ろし!!

構成が最高すぎて、ページ開いた瞬間に声にならない悲鳴が出ました。

春菊先生はさすがすぎる…神…。

no.33につながっているお話なので、嵯峨先輩の寂しさについても言及されています。

高校時代の律っちゃんは、嵯峨先輩から好きだと思ってもらえているか自信がなかったわけですが、

そんな状況でも嵯峨先輩のことを大切に思っているのが本当に健気で……。

告白まであと少し、のところであらためて高校時代の二人について振り返ってみると、

余計に愛おしさが増しますね。

 

 

 

まつ毛の長さ

まつ毛の長さをお互いに意識している17巻の流れが大好きです。

スペシャルミックスで律っちゃん(p.14~15)→no.32で高野さん(p.107)→no.32で律っちゃん(p.109)

という感じで交互にまつ毛を触ったり観察してるのがとても良いですよね!!

元々、寝顔を観察するのは律っちゃんの得意分野?!のような感じでしたが、

高野さんも寝顔をじっと見ていられるくらい心に余裕ができたのかな、とか思いました。

これまでは律っちゃんの気持ちがきちんとわかっておらず、『たぶん』両想いという不安定な状態だったので、高野さんのなかで焦りもあったと思うのですが、

それが無くなって、まつ毛の長さなんて些細なことにも意識を向けられるようになったのかなと。

高野さんが待っていられず、そのせいでずるずる来てしまったところもあるので(9巻のno.17とか)、

心に余裕ができて『待て』できるようになった高野さんが、律っちゃんの告白をどう受け止めるのかとっても楽しみですね!

 

雑記

18巻はまた一年後の発売だと思いますが、no.34から収録になるのは確定なので

いまからどきどきですね。

夏の号に掲載された分までを収録するんじゃないかと思うので、夏エメがどうなるのか、そちらも気になります……!

 

今回のカバー下マンガは雪木佐でしたが、めっちゃラブラブで可愛かったです。

高律もはやくこうなろうね…?

 

17巻の続きである、冬エメ感想はこちら↓

pisuke9190.hatenablog.com

 

 

同日発売の春の号2022の感想はこちら↓

pisuke9190.hatenablog.com

 

漫画『スケバン刑事Pretend』1巻 感想 生徒会で感じる令和のスケバン刑事

『スケバン刑事』自体は斉藤由貴が主役だったとか、ヨーヨー片手に「お前ら許さんぜよ!」しか知らなくてですね、参入の時期をちょっと伺っている作品の一つでした。

 

原作者没後10年ということで、秋田書店からリメイク作品がめちゃくちゃ出ていて、今が好機! とその中で手に取った作品がこれ。

 

 

 

実は、『ガンロック』から脚本を書いている猪原先生の作品は追っかけてまして、ちょうどよいチャンスをもらえました。

 

 

以下、さくっと感想。

 

 

主人公、亜沙美の嫌味のない明るい性格とかわいい作画が読んでてほっこりします。

そう、亜沙美かわいい。

元のほうの『スケバン刑事』のことは前述のとおり何も知らなかったので、変身ものになっているのにもフツーに順応。笑

 

お話の流れとしては、原作基準の学校での悪事をスケバン刑事が解決していく…というもの。多分これは原作(とかドラマ)と同じだと思います。

 

読んでないんであてずっぽうなとこあるんですが、原作と違うのは「生徒会」の存在かなと。

原作が連載されていた70年代後半から、ドラマやっていた80年代中盤まででは、生徒会ってそんなに学校を舞台とした作品では魅力的な描かれ方をしてこなかったと思うんですよ。

多分、学生運動でやりすぎた連中のイメージを乗っけられてしまっていたってのもあるでしょうし、80年代は「不良」の時代ですからね。

 

だから、『スケバン刑事』のwikipediaでは一回も生徒会という単語が出てきません。

スケバン刑事 - Wikipedia

 

 

でも、『スケバン刑事Pretend』では、平成後期から令和を生きる私たちのイメージ通りの「生徒会」が登場しています。

学校側は生徒会に一目置いているし、生徒会を構成するメンバーはそれに応えられるだけのポテンシャルがある学生だし。

 

ここのブログでよく引き合いに出しちゃう、『帝一の國』なんかはまさにそうですね。

 

pisuke9190.hatenablog.com

 

 

『Pretend』でも生徒会がアプリを作って、生徒を保護(監視)するというスーパーパワーを持っていますが、なんだかんだ順応している作中の学生と私たち読者の存在に気がつきます。

原作的に考えると、生徒の居場所を逐一報告させる何かは絶対に犯罪目的だし、学校の屋上に置かれたその機械(多分でっかいレーダー的なやつ)がスケバン刑事のヨーヨーで破壊されて「第○○話、完!」てな話になるのではないかと。

 

 

かつてのスケバン刑事たちが闘ったような不良や悪の組織が見えにくい令和時代に、亜沙美たちはどうスケバン刑事をPretend(演じる)していくのか、続編が楽しみです。

 

 

 

漫画『中高一貫!! 笹塚高校コスメ部』1巻 感想 かわいいは、学べる

『やれたかも委員会』でお馴染みの吉田貴司先生の新作、『中高一貫!! 笹塚高校コスメ部』、1巻の感想です。

 

 

 

謎の部活「コスメ部」に集う女子高生が、己を高め、試合(デート)に臨むという流れ。1話完結。(1巻の最終話は次回に続く、ですけど)

 

 

恋愛を主題においた漫画は周囲の人間を含めた関係性や、登場人物たちのパーソナリティ・成長があってゴールに進んでいきますが、

『コスメ部』は選手(その話の主人公)と試合(デート)相手が毎回変わりますし、基本は1話完結の短編漫画です。

 

そうすると自ずと恋愛の駆け引きがテクニックや交わされる一言、二言の何気ない言葉。ロングタームで見ればなんとないことであっても、「試合」として見れば決定打になるものに重心がおかれます。

 

『トルネコの大冒険』や『風来のシレン』シリーズにおける、持ち込み禁止ダンジョン、

それまでのプレイヤーのスキルのみがゲームクリアできる要素になっているのと似ていると思います。(これは、『やれたかも委員会』にも言えることなんですが)

 

 

 

 

テクニックだからこそ、

「かわいいは、学べる!!」(62・63頁)

なんですね。

『やれたかも委員会』は主に男性側視点が多かったですが、『コスメ部』は女性側の視点メインなので、なんとなく対戦予定の相手の練習風景を垣間見ているようで面白いです笑

 

 

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こないだ、学校の後輩と久しぶりに会ってご飯食べたときに「やれたかも」の話で盛り上がったので、吉田先生、6巻お待ちしております。

 

漫画『女神のスプリンター』7巻(完結) 感想

お色気ぶっ飛びマンガで、一時はすごいムーブメントを起こした『女神のスプリンター

』が連載終了、ついに最終巻発売がされました。

 

 

 

無事に大団円で終わってよかったな、というのが率直な感想。

 

主人公と兄、恭子さんと兄のわだかまりがきれいに解消されていて不満のないエンドだったと思います。

打ち切りでは? なんて声も散見されますが、仮にそうであったとしてもこれ以上の作品としての延命は厳しかったのでは。

 

お色気漫画としては最初の勢いはよかったものの、ジャンルの草分け的存在らしく、主人公とヒロインという2人が確立しているので、話がこれ以上はもう脹らましにくかったと思われるのでここで終わるのが後味悪くなくて丁度よかったのでは。

 

これ以上の強敵が出てきても、もう残された主人公の修行の方法としては恭子さんと一線を超えるしか残されてないし…

 

 

ドジっ子おいろけ担当保健室の紅林先生はgoodでしたが、同級生の沙也ちゃんはお色気るにはキャラ的に弱かったかな。

 

 

 

 

このブログでは2~4巻、6巻の感想を書いてました。

5巻だけ感想がないのは、読んだ際に「うーん、勢い失っちゃったな」と思ってしまったことが大きかったかな。

 

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おぉ、2巻を読んだのも3年も前なのか…

 

 

 

 

 

 

『女神のスプリンター』同様の「禁欲系お色気漫画」はこのブログでもかなりお熱な『アカイリンゴ』、

 

pisuke9190.hatenablog.com

 

最新刊まで追ってるけど感想は書いてない『アダマスの魔女たち』

 

 

多分他にも探せばあると思いますが、18年~19年あたりに禁欲系の漫画が出始めて、それぞれ一定以上の評価を得ているのを見ると、あの頃は大禁欲時代だった…ってことですかねぇ…(雑)

 


ぐっと近づきやすくなった最後のロボット作品/漫画『Get truth 太陽の牙ダグラム』1巻感想

『ダグラム』って知名度のわりにかなり追いにくい作品ですよね。

75話と長いし、TSUTAYAにもないし(今でこそ動画配信サービスで見られるけど)、スパロボにも参戦してないし。

 

「でも名作だよ」

 

という既に完走した先人の言葉に抗いたい…でも抗えない…

 

そんな中、我々に射した一筋の光…

 

『太陽の牙ダグラム』 漫画化

 

 

 

やったー!

 

 

 

 

『MOONLIGHT MILE』『機動戦士ガンダムサンダーボルト』の太田垣康男先生だからスーパー安心でオタクとしてもニッコリ。

(すげー余談だけど、『MOONLIGHT MILE』は第2部になってから個人的には推せなくなった)

 

太田垣先生のアツい気持ちは巻末の高橋良輔監督との対談で思う存分感じることができるので、それも読んでください。

漫画家というパワーを持った人がコミカライズ化ここまでアツい気持ちを作品に持てるってのはでかいと思うんすよねぇ。

 

 

ダグラムはいわゆる「ミリ知ら」なので、物語の開幕に合わせてぐっと引き込まれてしまいました。

主人公がアニメ版よりも若干年上になっているのも、巻末の対談で読者層に合わせて…と言ってましたが、その通りだなと思います。

植民星を巡って、偽装クーデターに父親との対立…

wikiなんかをチラ見すると、ダグラムはロボットアニメでもあり、政治アニメでもある。なんて書かれ方を見ますが、1巻を読んだだけでも「わかる」。

 

 

 

とにもかくにも、2巻が楽しみ…!!

エメラルド冬の号2021『世界一初恋』感想

本日、12月28日に『エメラルド冬の号』が発売されました!

大抵仕事納めの日と発売日が重なるので、毎年さっさと本屋に行きたくてそわそわしながら仕事を終わらせてます。

 

さて、前号の『世界一初恋』は『小野寺律の場合no.33』だったわけですが、

「春の号は雪木佐」という慣例が破られて以降、一体誰の場合が掲載されるのか本当に予想がつかない……!

2020夏→冬→2021春→夏と一年続けて『小野寺律の場合』が掲載されているので、

(2020冬はスペシャルミックスの中に『小野寺律の場合』が掲載。夏の続きのお話でした)

もうそろそろ他の人になるのかな……?

それともラストスパートで引き続き律っちゃんなのかしら……?

 

表紙にも載せず、Twitterでも告知をしない徹底ぶりなので、扉絵を見るまでわからないのが最近のセカコイ。

果たして今回は誰の場合なのか?!

 

ということで以下、ネタバレ感想です。

 

(夏の号の感想はこちら↓)

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今回もスペシャルミックスじゃないかと思ってたんですけどね、

『小野寺律の場合no.34』でしたね!!!

一年以上高律を摂取してる!!!すごい!!!

でも恋に完全に堕ちるまであと8日なので、この緊張感を途絶えさせないために連続で掲載なのかなと思うと、終わりを感じてしまって寂しくもあります。

0日後も続いてくれますように!

 

 

 

律っちゃんの自己肯定感について

今回一番印象的だったシーンは、34ページ2〜4コマ目です。

「自分は 高野さんのような天才ではないから」

「ただ 愚直に」

「ひたすら 頑張るしかなくて」

このモノローグが律っちゃんの自己肯定感の低さを物語っています。

目標が高すぎて、倒れるほど頑張っているのに、それでも頑張りが足りないと思ってしまう。

律にとって、高野さんは好きな人であると同時に追いつきたい目標でもあります。

出版社の御曹司であるが故に、小野寺出版時代から自分の力で認められたいという思いが強い律。

新人にも関わらず大物作家を担当できていたのは親の力。

担当した作品の売上が良いのは作家の力。

周囲からそう思われてきたせいで、律自身の努力は認められませんでした。

負けず嫌いで努力家だから「見返してやる」という気持ちで邁進できていましたが、

新人のころにそういう環境に置かれたら、仕事に対しての自己評価は低くなって当然でしょう。

これが尾を引いて、転職してエメラルド編集部で働くことになっても必要以上に無理をしてしまったのではないかな、と。

(頼ることに慣れていないのは、文芸時代に部署の先輩に頼れなかったのかも……?)

エメ編での頑張りは、高野さんの存在が大きく影響しているのは間違いありません。

元恋人で、高校時代の人となりを知っているからこそ、編集長としてバリバリ働く彼の天才ぶりを強く感じるのではないでしょうか。

もちろん、ジャンルは違えど文芸編集としてのキャリアがあったからこそ、その凄さをより理解できていたはずです。

たった二歳差。

それなのに、必死に頑張っても追いつけないほど才能の差がある。

自分は天才ではないから、とひたすらに努力をする律のことを、高野さんがきちんと評価してくれているのが救いです。

焦って追いつこうとする必要はないと言いながらも、頑張りはしっかり認めてくれる。

高野さんのいい上司ぶりは素晴らしいの一言に尽きるんですが、

好きな人から認めてもらえるという経験が、律にとってポジティブに働いているように思います。

外で手を繋ぐことを許してみたり、うっかり本音をこぼすことが多くなったり。

高野さんへのライバル心(というか警戒心というか…初期の頃はツンデレのツンが強かったですね)が和らいで、律も少しずつ素直になれているんじゃないでしょうか。

もうすぐ0日ですが、告白するころには律自身が自分の頑張りを認めて、もっと肯定的に自分を受け止められるようになっていたらいいですね。

(作中ではあと8日しかないんですけども……)

 

 

律っちゃんは高野さんと対等になりたい?

打倒高野さん!みたいな感じの律ですが、高野さんを超えたいというよりは対等になりたいのかなぁ……と思いました。

好きな人に認めてもらいたい、期待されたい。

仕事の目標=好きな人というのもあるのでしょうが、超えて追い抜くというよりも、

高野さんの隣で、並んで歩けるようになりたいんじゃないかと。

そのポジションにつくにはまだ頑張りが足りないから、自分のキャパ以上の仕事をこなそうとして無理をしてしまうのかなぁ、なんて考えました。

高野さんと律っちゃんは上司と部下で、先輩と後輩という関係性ですが、

恋人は上下関係ではなくて、対等な関係だと思うのです。

その「隣に寄り添える関係」になれるように、(無意識的に)律っちゃんは頑張っちゃうのかな、と思いました。

 

 

 

雑感

とても良かったの一言に尽きます。

ここでは書けないあれやこれやが起きたわけですが、

律っちゃんが高野さんに対して自然に振る舞えてるのがすごくぐっときました。

上司と部下、というところである程度の礼儀というか、口調こそ砕けることはあっても

結構ちゃんと「それっぽく」振る舞ってるよなぁ、という印象が強かったんですが、

0日が近づくにつれて心の距離も近くなって、気心知れた相手といるときのようなフランクさが出てきたんじゃないかなと。

あと、最後のシーンで普通に高野さんのお部屋にいるの好き。

ちょっと前までは「泊まってしまった……」みたいな後悔に苛まれつつ朝を迎える感じでしたが、

もう全然気にしてないじゃん、と。

高野さんにコーヒー淹れてもらってるし……!

もうこのまま同棲しちゃいなよ!!!と思いました。

 

このまま春の号に続いてもらいたい気持ちもあるんですが、

結構キリ良く終わったので、次は雪木佐でしょうか。

きっとまた告知されないで春の号の発売を迎えることになると思うので、

扉絵を見るその瞬間までどきどきしながら4月を待ちます!!

 

 

 

 

漫画『カノジョも彼女』4巻 感想 温泉編もぶっとんでた

『カノジョも彼女』4巻の感想です。

 

 

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4巻は学校や直也の家から飛び出て、舞台は温泉地へ。

 

相変わらずぶっ飛んでいるとしかいえない展開に楽しませてもらいました。

 

ツウぶれる一言は

温泉地に行くのに乗ってる電車って205系だよね? クロスシートってあったかな…?

 

以下、ネタバレありの感想です。

 

 

 

 

 

第四の女、現る。

咲に渚、ミリカに4巻の表紙にもなっている紫乃ちゃんも温泉宿に大集結。

紫乃ちゃんは1巻からずっと出ている、咲の親友で、「お嬢様」属性の持ち主。(確かにこの漫画にお嬢様キャラいなかったな笑)

 

友達の咲が二股をかけられているんじゃないか、という行動力で温泉までつけてきたわけですから、行動力すげーわ、友人想いのいいやつ…と思ったら、

まさかの彼女は彼女で主人公のことをずっと想っていたオチ。

「友達の彼氏だから諦めがついているのに…」

ってことは、

友達の彼氏じゃなかったら狙っていってるってことですよね?! 笑

 

うわあああああああああーーー!!(ハーレムホールに吸い込まれる音)

 

 

やはりメインヒロインは最後になるのか問題

渚がなぜ直也のことを好きになったのかが語られた巻でもありました。

彼のひたむきな姿に目標に自分を奮い立たせていたら、いつの間にか好きになっていたという…言いたいことはわかるけど意味はわからない理由だ!!

 

今までそばにいられればいいから…みたいな二股の2番手ポジションを務めてきた渚も、ついに宣戦布告をし、ほっぺにチューしちゃってメインヒロインに一歩リード。

 

ミリカ>渚>咲 って感じか。

(3巻はミリカの出番はやや抑えめだったけど)

 

がんばれメインヒロインの咲ちゃん…

 

 

 

漫画『カノジョも彼女』3巻 感想

ってことで続々読んでいきます、『カノジョも彼女』

 

ってことで、3巻の感想です。

3巻もギャグのキレは健在。

 

ツウぶれる一言は

ブレスケアって最後まで食べきったことないよね

 

以下ネタバレあり。

 

 

ミリカ本格参戦

 

さすがユーチューバーだけあって行動力が高い、金髪ツインテ、私たち世代のミリカちゃん。

3股はお断りで、あくまでも1番を目指す宣言をして、直也のファーストキスまで奪っていくという超展開。

 

2巻を読んだ後には、4人で暮らすことになるんじゃないかな、って思ってはいたんですが、そうはならないっぽいですね。

咲と渚が家で戦い、外では第三、そして今後出てくるであろう第四以降ののライバルたちと戦っていくのかな。

 

ミリカにファーストキスを奪われたことで、2位タイに順位の落ちた咲と渚ですが、レースに勝つためにも積極的に動いていきそうな様子です。

 

 

ジェットコースター的展開で飛ばしてきましたが、3巻は箸休めな巻だったかも。

4巻の温泉旅行編が楽しみ。

またここで大きく動くでしょうからね。

 

 

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漫画『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』感想

マキヒロチ先生の漫画です。

最終巻の6巻まで読み終えたので、ゆるく感想。

 

 

 

 

 

住むところを変えると価値観が変わるよね、という漫画なんですが、これ本当にそうだよなと思っています。

今私たち夫婦はお互いの地元が同一経済圏内だったので、いわゆる地元に住んでいます。

 

私としては、同じものしか見続けない、同じ街の空気を吸い過ぎると考え方が凝り固まってしまうっていうのあると思うんですよね。

地元は便利なので、基本的に日常生活で困ることはないんですが、なるべく他の街に繰り出そうという考えでいます。

(ただ、この漫画で重田不動産を訪れるような登場人物のようになかなか引っ越せるわけではないので、繰り出そう止まりなのですが)

 

見知らぬ街にも生活がある、と知ることができると何かに行き詰った時に「脱出する」という選択肢がコマンドに現れるじゃないですか。

「脱出する」がコマンドとしてはあるかもしれないけどそう簡単には選べないのよ、となったとしても中島みゆきの『ファイト』の歌詞みたいに地元で腐り果てていく思考にはなりたくねえなと予防できるというか。

 

 

 

だからこの漫画を読み始めて、「うんうん、そうだよね」って気持ちになりました。

いざ、「とりあえず吉祥寺で」という気持ちを捨ててみると変われるような気がする。

 

とかなんとか言ってきましたが、私たち夫婦はどちらかというと「吉祥寺に住みたい!」な人と疎遠なカンジな人間だったりするんですが…笑

 

 

物語のもう一つの軸、双子姉妹が住む家のリノベの話ですが、

客には吉祥寺以外を勧めながらも自身は家がある吉祥寺に住むことを選ぶ、という構造になっています。

実家の思い出、酸いも甘いも誰だってあると思いますが、そういう家の歴史を継承していくという生き方も世の中には当たり前にあります。

「住む」のは「街」だけではなく、「家」でもあるというミクロな話を持ってくることで物語に深みを出してるなと思います。

(だからこそ、米軍基地のある福生を登場させたのはすごいなぁと思います。福生にはアメリカ人という、100%そこに自分の家のない人が住んでますから)

 

 

web連載で続編始まってましたね

これもおっかけちゃおう

comic-days.com

 

 

漫画『英戦のラブロック』1巻 感想 正義とはまた…

マガジンで連載中の『英戦のラブロック』1巻の感想です。

 

 

突如人間に驚異的な力が備わり、平和をもたらした人々のことを英雄と呼び、力のない群衆(モブ)は彼らを称えた…

 

的な始まり。

 

 

 

1話を読んだらみんなが思うこととしては、「なんだ、ヒロアカじゃん」ってことだと思います。

私も最初は思いました。

 

 

 

でもヒロアカとうまいこと住み分けたなというのがあって、それは主人公は平和の基礎を築いている英雄たちに相対する側のヒーローとして活躍する、ところ。

 

『ヒロアカ』では語られなかった暴走する正義の姿を前面に出しているところが「ちょっとマガジンっぽいな」と思ったり。

 

 

 

 

例えば、『ヒロアカ』の雄英高校の先生方が「急にヴィランから街を守るの嫌になったなぁ~ なんか見返りがあればなぁ~」チラッ

ってなったら必ず平和を保つための捧げものが何かが存在してくるはず。

 

そう、いわゆる平和をもたらす為の犠牲って必ず世の中に存在していると思うんです。

最近の作品だと、『約束のネバーランド』なんかがまさにそうかな。

 

我々の世界でもそうですから、ヒーローが存在する世界ならなおその秩序(ヒーローがヒーローであること)を守るために必ず正義のための犠牲が存在しているはずなんです。

今作の『英雄のラブロック』はそこにフォーカスを当てています。

 

世の中を守るんじゃ! という正義と、

自分の好きな一人の女の子を守るんじゃ! という主人公の正義がぶつかります。

 

 

あとはどうでしょ、「超能力バトル物」として、『ヒロアカ』にどの程度差別化ができるかが勝負ってところですかね~。

主人公の能力も王道の炎ですし、今後どうなるかは期待。

 

 

通ぶれる一言

 

指パッチンで服がぶっ飛ぶ力はほしいよな

 

漫画『異世界ワンターンキル姉さん』1~4巻 感想

『異世界ワンターンキル姉さん』~姉同伴の異世界生活はじめました~

を知り合いに貸してもらったので、一気に4巻まで読んでみました。 

 

 

 

名前からわかるとおり、異世界にブラコンの姉、マヤと一緒に転生してきてしまい、弟(主人公)は能力値低いけど、姉はチート級の能力の持ち主で… という話です。

 

ストーリーとしては、モンハンタイプの感じ。

魔物やモンスターを退治して、少しずついろんなことに巻き込まれていくヤツ。 

 

 

 

姉以外にも属性を持つ魔王軍姉属性の女の子(主人公の仲間になる)、ドSなヒーラー、主人公に惚れたお嬢様と彼女に仕えるメイドさんと登場人物が4巻までで登場します。

 

魔王軍の女の子、キルマリアは姉キャラとして生きてますが、姉以外の属性のその他ガールズはいまいちかな。

特にヒーラーのドS少女は持て余してしまっている感じもある笑

 

異世界ものとしてはこんもんか~って感じですけど、

ブラコン姉漫画としては面白いです。

 

ブラコン姉漫画は世の中に数多あれど、「異世界だから…」って感じでマヤ姉が攻めてくるのがいい。姉万歳。

 

赤い髪の姉ならやっぱり世代的には「タマ姉」を思い出さずにはいられない…笑

 

 

 

 

 

 

1巻の発売が2020年の11月で、そこからもう4巻まで出てますから、結構サクサク進んでるもんですね~

 

漫画『高嶺のハナさん』5巻 感想 コーラ割り勘問題

 

 

いやぁ、この表紙の苺ちゃんの笑顔、最高っすわ。

 

はい、ということで『高嶺のハナさん』5巻の感想です。

朝仕事に行く前に電子書籍で購入。

 

 

 

苺ちゃん派に乗り換え

冒頭のハナさんからの距離を取ろう発言、そしてここにきて苺ちゃんが弱木に急接近。

弱木きゅんバリモテるやん…

 

割り勘させるかどうかは私が決めるんだからー…

 

決して当て馬という存在ではないぞという意思が伝わってきた苺ちゃんの台詞。

当初の男は手玉に取ってなんぼのもんじゃいキャラからここまで成長できたのにはやはり弱木きゅんのおかげなのでしょうか。

 

居酒屋から出て、家にいってもいいか迫る苺ちゃんの絵がもうやーばいんすよ。(電子書籍だと33頁)

著作権無視太郎だったら画像をアップロードしたくなっちゃうぐらいやーばいんすよ。

ムラタコウジ先生、複製原画を売るタイミングがあったらぜひこのシーンお願いします!

 

そんでもって冒頭にも書きましたが、キスを迫ったのに断られてしまった苺ちゃんが弱木の部屋から去る際のこの笑顔な…

 

今まで私は頑張れハナさんって気持ちだったんですが、5巻を読んで苺派に会派を移すことになりました。

 

 

熱海

大学のサークル旅行も、社員旅行もそれに近い何かもやらずに今日まで生きてしまったので、このドキドキハラハラが自分の経験に照らし合わせて2度うまい! できないのがすごい悔やまれるんですけど、やっぱあれなんですか、社員旅行等が、というよりは「熱海」が持ってる力だったりするんでしょうか。

 

熱海の力がチャラ田すらも小五のウブな感じにしてしまったというのか。

海に駆け込んで…とかドラマかっ! って感じだけど、あえてチャラ田にこういうことさせることでギャップがいいですね。

 

 

コーラは

コーラは奢らせるべきだったんじゃないか…

 

 

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